日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
ご無沙汰しております。Ritaです。コートダジュールから戻ってまいりました。コートダジュールは初めて行きましたが、とても懐かしい気持ちになり、一瞬で心奪われてしまいました!「帰りたくない!」と思った海外は初めてです。実際に、普段以上に些細な事で心が揺さぶられ、困惑する場面が多々ありましたが、お陰で心の内にある大切な宝物を発見できた素晴らしい旅・・・いえ出張でした(笑)。滞在先はニースでした。フランスやモナコを周ってデジタルサイネージの視察をバシーっとしてきましたよ。なんちゃって!実はフランスは屋外広告「JCDecaux」の本拠地です。よく、日本のスーパーマーケットにもある「がっちやんがつちゃん」入れ替わるアナログ看板ばっかり見てました、トホホ(写真①)。

IVANに教わった「バス停のサイネージ」(写真②)もあったけど、全部とまではいかなくて、残念。
今回の旅行・・あ、また間違えました「出張」の目的は、毎年6月に開催されるカンヌ国際広告際の視察。
今年も多くの日本の作品が受賞していました。えっNASUは受賞したかって・・・社長の後輩の会社が金賞を受賞していたけど、NASUは来年に期待してください!
http://www.canneslions.com/work/craft/index.cfm?award=2
さて、会場では様々な分野の広告がエントリーされ、世界中の素晴らしい広告事例が見られるのですが・・・(写真③)。屋外広告のカテゴリーを見てもメディアのカテゴリーを見てもデジタルサイネージなんてない。社長、こ、これは会社の危機ですぞ。
「Ritaさんよく思い出してごらん。デジタルサイネージだけで広告している会社なんて元々ないんだよ。わが社だってARと組み合わせてサイネージを提案しているでしょう。」と社長のお言葉。なんと入社以来はじめて聞いた心強いお言葉。で、ARってなんだっけ?
AR(Augmented Reality)とは、拡張現実。なんだか難しい。NASUじゃなくてNASAみたい(笑)。スマホでARコンテンツを探すとたくさん出てくるけど。つまりスマホを使って何か操作するのね。とりあえずなにかアプリをダウンロード。タップして起動させて・・はい、カメラがオンになった、と。ふむふむ、これで何かを見るのね。ああ、これを見ると、あっ!何かカメラの画像の前に映像が浮かび上がった!きゃ~!現実+(いろんな)映像、だから拡張現実なのね。でもこれって「i Butterfly」じゃないの?
カメラで覗く「場所」や「建物」なんかにアプリが反応するのね。そうそう、マーカーとかターゲットとかいうやつね。社長、メディアカテゴリーの出品作が「QRコード」だらけです。えっ、このQRコードがマーカーなの?このグランプリの「バーチャルストア」ってQRコードで「サイト」を立ち上げて、スマホでネットショッピングをさせるのね。なになに?忙しい韓国の人は駅のバーチャルショップでネットショッピングして、その日のうちに配送される、ですって(写真④)。凄い!!!

http://www.canneslions.com/work/media/
でも社長、これとデジタルサイネージのどこが関係あるの?なになに、うちならQRコードじゃなくって「この写真の商品毎の画像」をターゲットにして、ARコンテンツを起動させられる?つまり、このグランプリのポスターをデジタルサイネージで表示して、その商品にスマホをかざすと「シュワシュワ」っと泡が出たり、業界風にいうと「シズル」を合成した広告になるってことなのね。ちょっと!そっちの方が凄くない?!いや~社長、これでわが社も安泰ですね。えっ、デジタルサイネージじゃなくてもいいの?ただのポスターでもできるの?じゃあわが社の仕事はどうなっちゃうの~?あぁ、な~んだ、その「シュワシュワ」とかの画像制作をしているのね。焦ったな、も~(笑)。
というわけで、フランス珍道中はデジタルサイネージにARを加えた新規事業をみつける旅だった事が今わかりました(笑)。広告といっても、様々ありましたが、今まであるシステムにひとつの最新技術を追加すると、まったく新しいコミュニケーションが生み出されます。特に今回ご紹介した手法はNASUが世界に先駆け実験を繰り返しているものです。
今回は、特にインストアマーケティングに活用できる手法のヒントをご紹介しました。
さて、RitaのブログRoad to DOOHは今回で終了となります。お付き合い頂いた皆様、ありがとうございます!私自身、未知なる分野にドキドキしながらのトライでしたが、知れば知る程、サイネージ広告は消費者に取って身近なものである事が分かりました。消費者と企業の架け橋的ツールとして大きく発展していく事を願っております。今後は寄せられたご質問にお答えする形で不定期にお送りいたします。ご期待ください。
ご質問・お問い合わせはメールにて受付けております。
株式会社NASU
【Rita.K】
Rita.Kは、NASU所属の「ネット通販番組」企画・キャスティングディレクター。
2011年4月からレギュラー番組で、自らMCも努める。
NASUはデジタルサイネージコンサルでもあり、Rita.Kがブログを担当。
こんにちは。最近ではすっかり自称サイネージ通を装っているRitaです(笑)。先日面白い事がありました。仕事とはあまり関係ない場面で、大手電気メーカーの方を紹介されたのですが、その方がまさにサイネージ担当でした。「サイネージのブログ書いてます」としっかり宣伝したら、サイネージなんてよく知ってるね!と驚かれました。その反応に、こちらの方がビックリ!サイネージを知っている事はまだまだ珍しいんだと、目の当たりにした体験でした。さて、ここまでいろいろなデジタルサイネージの広告メディアとしての可能性について書き綴ってきましたが、わが社は制作会社。肝心の制作のイロハ、(古い・・・)ABCについ書いていませんでした。そこで、社長になりかわり・・・あ!そうです社長!
なんと幕張で開催されたデジタルサイネージジャパンで社長が表彰されています。パチパチパチ!ん?でも我社の名前はない。はい、表彰されたのは企画した会社で、プロダクション作業をした社長が付き添いをしていたの。(写真①授賞式)。
そうなのです、当社はオフショア制作会社。すごくいい企画をしても、デジタルサイネージはコストを低く抑えないといけません。社長は企画もしますが、基本は海外の制作陣に伝達して、低コストで仕上げるのです。ちなみに今回は企画のうち「イベント告知」と「モバイルの投稿システム」を制作したみたいです。海外だとシステムを作ってもサーバー代とか安いみたい。かっこいい本編は、有名な制作会社さんのものでした。おめでとうございます!
さて、今回のテーマ「広告表現のABC」です。
広告表現というと「テレビCМ」や「雑誌広告」等の、いわゆるマスメディアの広告表現を思い浮かべがちですよね。私もそういうのに出てましたけど・・・。
よく考えてみてくださいね。前回も接触効率の回で述べましたが、マス広告って見てほしいターゲットに特化していない、万人が好む、というか誰にも嫌われない作り方になっているのです。だから皆が「いいね」とは言えても、「それを見て買った」という可能性が低くなってくるのです。(そう言えば、社長も昔そんな商売してましたね)。
デジタルサイネージは”place-based”。IVANが念仏のように唱えていたっけ。テレビと違って、関係ない人に受ける必要はないのだから、いろいろな「シチュエーション」に特化して制作するのが好ましいのです。但し、このサイネージが自分に何をしてくれるのか・・・を気づいてもらえないとはじまりません。最初は「A : Attention」。いきなり店長のアップの写真でもいいでしょう。いきなり50パーセントオフでもいいでしょう。このサイネージが自分のショッピングや行動に影響を与えるものだと気付かせるものでなければなりません。
続いて「B : Because」。よくありますよね「続きはネットで・・」。これってその場で問題解決できていないんです。広告業界の人は「メディアミックス」とかいってもてはやしているけど、結局複数メディアを使ってコストが増し、結果購買につながらないのでは本末転倒です。テレビやネットで通販番組に出演しているからなおさら思うのだけど、折角つかんだ(見てくれている)お客さんに、「別のところ」に移って続きを探してなんてありえない(笑)!
「きちんと買うべき理由を説明して」その場で完結するのがデジタルサイネージ。例えば双方向の案内板が「次の角を曲がって改めてまた探して」って言わないでしょう?サイネージでは「何がどうなっているのか」きちんとその場で説明する事が大原則なのです。次のC、コミュニケーションにも通じるものですが、通販番組で何故、局のアナウンサーだけでなく、ゲスト(販売会社の社員であったり、美容家etc)と言う人が商品を説明しているのかと言うと、宣伝する人が有名か無名かよりも「いかに、商品を知っているか」が大切だからなのです。商品の良さ、使った結果どう言う効果を期待できるか、つまりあなたにどんな効果を提供出来るのかを分かっているからこそ、セールスポイントをプッシュして完結できる立場の人間が宣伝するのです。番組中、視聴者からの質問を受け付けているわけではないので、いかに多くの情報、それも、疑問を持たれそうな点を全て解消した情報を伝える事が大切です。その場で完結、という所に共通点を感じます。
そして最後はもちろん「C : Communication 」。前にも残念なサイネージについて書きましたが、広告業界の人は、どうもテレビCМを単純に流そうとしているみたい。それってアテンションもなければ、あなたが買うべき理由も示していないですよね。大事なのはコミュニケーション。えっ、そんな双方向性のある機器は高くて導入できない?そういう事では無く、広告表現のお話です。すごくシンプルな考えですよ。例えば、最近スーパーで野菜を買うときでも「生産者」の写真がついていますよね。書店で「私のお勧め」のPOPを貼ると売り上げが伸びるって言いますよね。他のお店だって同じです。お店の店長・店員さん、もっと「私に聞いて・・・」アピールができます。積極的にコミュニケーションを取る姿勢と言うのは、一方的な押し付けとは違い、お客様が納得して購入してくださる事に繋がると思います。お客様にコミュニケートするツール、それがデジタルサイネージ!なのです。
次回は、もっとデジタルサイネージを活用するための最新テクノロジー「サイネージ×AR」についてお知らせいたします。わが社でも今年3月から、この試みをしています。販促効果抜群ですので、ご期待下さい。
株式会社NASU
ご質問・お問い合わせはメールにて受付けております。
【Rita.K】
Rita.Kは、NASU所属の「ネット通販番組」企画・キャスティングディレクター。
2011年4月からレギュラー番組で、自らMCも努める。
NASUはデジタルサイネージコンサルでもあり、Rita.Kがブログを担当。
今年のデジタルサイネージジャパンもいよいよ来週になりました。多くの事業者様の意欲的な展示とともに専門こンファレンスも内容が盛りだくさんです。私も6月10日(金) 12時50分からの「災害時に求められるデジタルサイネージの役割~コンテンツの観点から~」というセッションに参加します。みなさん幕張で会いましょう!
以下デジタルメディアコンサルタント江口様からのカンファレンスおすすめポイントです
DSJ専門カンファレンス
6月8日(水)12時50分から14時20分
「デジタル融合がもたらす広告産業の新潮流
-デジタルサイネージ広告を中心に-」
■講演者
ジョン キム 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科准教授
■概要
デジタル化の進展に伴い広告産業が急速に変化している。メディア間の境界が崩れ、
インターネットと結合した新しい広告プラットフォームが次々と登場している。
本講演では、放送、通信、モバイル、インターネットが統合的に実現する次世代
メディア環境におけるデジタルサイネージ広告の可能性について考えることにする。
■おすすめポイント
いまいちばん明快なメディア論の論客、慶應SFCのキム先生の本セッションは
今回最も知見に満ちたセッションです。
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6月8日(水) 14時40分から16時10分
「ソーシャルメディアとデジタルサイネージはこんなに仲がいい!」
■モデレーター
喜多村 真 富士フイルムイメージテック 事業戦略室
■パネリスト
松村 太郎 ジャーナリスト・企画・選曲
慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)
いしたに まさき ブロガー「みたいもん」、ライター
江口 靖二 デジタルメディアコンサルタント、DSC
■概要
個人と個人、個人と組織、組織と組織がデジタルネットワークでつながる
ソーシャルメディア。しかしながら単につながるだけでは、イノベーションは
起こり得ない。ソーシャルメディアは人がいる(集まる)場所に出て行くことが
大切であり、そのための可視化の手段としてデジタルサイネージは有効であると
考えられる。状況を共有している者同士が可視化された情報をさらに共有することで
パワーを増大させる。また、人が集まるというのはリアルな場所であるケースと
テレビのようなマスメディアのケースの両方が存在する。TwitterやFacebookを
始めとするソーシャルネットワークがデジタルサイネージの世界をどのように
変えていくのか、デジタルサイネージ目線だけに陥らないメンバーを迎え、
パネルディスカッション形式で検討していきます。
■おすすめポイント
ただ表示するだけではないtwitterとサイネージに関しての正しい認識を得るには
最適です。キーワードは「クラスターを超えさせるコミュニケーション設計」を
わかりやすく。
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6月8日(水)16時30分から18時00分
「デジタルサイネージにおける国際標準化動向」
■モデレーター
中村 秀治 三菱総合研究所 社会システム研究本部 副本部長
■パネリスト
村本 健一 日本電信電話株式会社 研究企画部門プロデュース担当 担当課長
筑瀬 猛 シスコシステムズ合同会社 サービスプロバイダSEアーキテクチャ本部
ソリューションズ・アーキテクト
■概要
デジタルサイネージは、ブロードバンドの普及や放送のデジタル化といった世界的な
潮流と共に発展しようとしており、2011年3月に開催されたITU-TのSG16、
IPTV-GSIイベントの中でも「Framework for Digital Signage Service」という新たな
項目として、日本主導で立ちあがっている。この国連組織であるITUでの最新動向を
題材としながら、その他の関連する国際的な標準化活動を紹介しつつ、日本市場の
今後の可能性や方向性についてディスカッションする。
■おすすめポイント
ITU-TとW3Cといった国際的な場でデジタルサイネージの仕様が議論されることが
正式に決まった点について。メーカー関係者と広告関係者必聴です。
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6月9日(木) 10時20分から11時50分
「鉄道広告におけるデジタルサイネージ最前線」
講演者
■モデレーター
吉田 勝広 オリコム メディア本部 メディア推進室 室長
DSC理事
JAFRA(日本鉄道広告協会)技術開発委員会所属
■パネリスト
山本 孝 JR東日本企画 交通媒体本部 媒体開発部 部長
JAFRA(日本鉄道広告協会)技術開発委員会所属
徳光 郁夫 JR西日本コミュニケーションズ コミュニティメディア本部
企画部 部長
JAFRA(日本鉄道広告協会)技術開発委員会所属
森田 英行 小田急エージェンシー 交通・メディア局 交通広告部 部長
JAFRA(日本鉄道広告協会)安全委員会所属
■おすすめポイント
何といってもいま日本で一番サイネージ集積度が高い大阪駅のサイネージの話を
JR西日本コミュニケーションズの徳光さんから直接聞くことができるチャンス。
最近大阪に行った人も行ってない人も、今年のサイネージは関西の年ですから
見逃せません。
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6月9日(木) 12時50分から14時20分
「価値の投影としてのデジタルサイネージの役割とは」
■モデレーター
川村 行治 インセクト・マイクロエージェンシー代表取締役社長
■パネリスト
上野 和彦 ティップネス 企画部 部長
中村 博 キヤノンマーケティングジャパン ブランンド推進部 部長
國料 一成 リシュモンF&Aジャパン株式会社 Chloe マーケティング部 部長
佐藤 孝宣 OVERHEADS/D.V.D.
■概要
普及してきたデジタルサイネージ。しかし伝えたい「価値」を表現するための
手段として考えた場合にはどんなことが必要なのだろうか。ディスプレイだけでない、
プロジェクションマッピングも含めた様々な表現の可能性とは。宣伝や
ブランディング、企画に携わっている各業態のマネージャーをパネリストに迎え
「使えるサイネージ」を一緒に考えます。
■おすすめポイント
何のためのサイネージ?という点に対する明確な回答です。今回のセッション中、
最もハイレベルですが最も大切な話です。サイネージ企画担当者は絶対に行くべき。
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6月9日(木) 14時40分から16時10分
「アプリ化するデジタルサイネージ、その先に来るもの。」
■モデレーター
江口 靖二 デジタルメディアコンサルタント、DSC
■パネリスト
中尾 信一 ニューフォリア 取締役副社長
木村 幸夫 グルーバ 代表取締役社長
橋口 信平 丸紅 ITネットワークビジネス部
■概要
デジタルサイネージはフラットパネルディスプレイの拡販のための業務用映像配信
システムに端を発し、コストダウンによって一気に普及フェーズに突入してきた
ことは言うまでもない。デジタルサイネージだけに捕らわれずに、デジタルメディア
全般やタブレット端末やスマートフォン、安価で高性能なAndroid機器などのもたらす
ものは、デジタルサイネージのアプリ化である。そしてこのアプリ化は、ITUやW3C
での標準化の動きと合わせて、デジタルサイネージの汎用化をさらに拡大すると
同時に、これまでのような「独立したニッチな飛び地メディア」からの変革が
求められていく。アプリ時代のデジタルサイネージの行方を見極めながら、
次世代のデジタルサイネージに必要なハード、アプリ、サービスについて議論を
進めていく。
■おすすめポイント
テレビとネットとサイネージはこうして境目がなくなるという話。
目先のサイネージ提案ではない、一歩先のメディアの先読みのための場です。
どちらかというとテレビ局関係者にこそ聞いてもらいたいセッションです。
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6月10日(金) 10時20分から11時50分
「デジタルサイネージのご提案」なんていらない!
ユーザー視点から見たデジタルサイネージの課題と活用法
■モデレーター
江口 靖二 デジタルメディアコンサルタント、DSC
■パネリスト
田村 修 JR東日本ウォータービジネス 代表取締役社長
毛塚 牧人 メディアコンテンツファクトリー 代表取締役
サイネージ広告媒体協議会議長
■概要
サイネージ業界の方と、実際のユーザーの両方と話していて強く感じるギャップが
あります。サイネージ側はシステムを売りたい一辺倒で、あれこれ機能ばかりを
アピールします。一方のユーザーはそんなことはどうでもいいのです。ユーザーには
必ず目的があります。それはサイネージ導入の目的では無く、事業の目的です。
その目的の達成のためにさまざまな取り組みをする中のごくごく一部に、デジタル
サイネージをツールとして使うのです。こんなあたり前のことを忘れたサイネージ
事業者さんが「デジタルサイネージのご提案」という不毛な書類をこれ以上書かない
ようにしていただくために、このセッションを開催します。特に話題の「サイネージ
自販機の顔認識レコメンド」は事業の本質では無いという点にも鋭く切り込みます。
そういう意味ではこのセッションはサイネージプロジューサー必聴です。
■おすすめポイント
自販機サイネージの正体に迫ります。顔認識のレコメンドだけだと思ったら大きな
チャンスを逃します。「デジタルサイネージのご提案」なんていらない!ユーザー
視点から見たデジタルサイネージの課題と活用法。
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6月10日(金) 12時50分から14時20分
「災害時に求められるデジタルサイネージの役割~コンテンツの観点から~」
■モデレーター
新舘 俊輔 日本情報流通 代表取締役
■パネリスト
市原 義文 クロスオーシャンメディア 代表取締役社長
ローソンのデジタルサイネージ(東京メディア)
西澤 佳男 JAMMU 代表取締役 デジタルサイネージ総研 営業部長
佐々木 大祐 彩ネットアド株式会社 取締役副社長
■概要
東日本大震災時の事例をもとに、災害時に求められるデジタルサイネージの役割を
コンテンツの切り口から検討する。
Part1:事例分析のプレゼンテーション
DSCコンテンツWGにて調査検討した、事例の分析結果を発表。時間・空間分類に
よる災害時コンテンツのマトリックスや、フロー・ストックの観点からの
コンテンツ分析、災害時に必要なコンテンツのガイドラインを整理。
Part2:パネルディスカッション
3.11以降の現状を踏まえた、デジタルサイネージに求められる役割、メディア
としての可能性、コンテンツ表現の可能性についてのディスカッション。
■おすすめポイント
災害時のデジタルサイネージができたことやるべきことについて、タイムラインと
ロケーションごとに整理されたセッションです。3.11での経験が体系的に整理され
次へのアクションを示します。
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6月10日(金) 14時40分から16時10分
「オフィスサイネージとエコサイネージ
埋もれた情報を可視化してプッシュするコミュニケーション」
■モデレーター
江口 靖二 デジタルメディアコンサルタント、DSC
■パネリスト
亀崎 康隆 NTT東日本-東京 経営企画部門長
福山 春夫 イトーキ ソリューション開発統括部 ICTデザイン事業企画開発室
ICTデザイン戦略企画開発チーム
栗原 達也 ニュースビット 代表取締役(マンションサイネージ マンボウ)
■概要
デジタルサイネージの利用で忘れがちですが、きわめてニーズの高い領域があります。
それがオフィスサイネージとエコ見える化サイネージです。企業内の情報伝達共有の
手段としてイントラネットや社内メールがありますが、よく考えてみると誰も
見ていないというのが現実です。これを事業所内のディスプレイに半強制的に
プッシュするのがオフィスサイネージで、その導入目的と効果を明らかにします。
また節電情報や太陽光発電情報など、エコ成果を可視化することでさらにエコが
促進されるという、エコ見える化サイネージも紹介します。カテゴリー分けは
違うかも知れませんが
集合住宅のエントランスなどの紙の掲示板のリプレイスなども取り上げます。
■おすすめポイント
これが見落としがちだけどビジネスとしてはいま最もリアリティがあるのです。
また、いま密かに拡大中のマンションサイネージは事例はたぶん初公開。
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参加申し込みはDSJ2011サイト
http://www.f2ff.jp/dsj/conference/index.html
またDSC各部会の報告とデジタルサイネージアワードの発表と受賞式も行われる
「デジタルサイネージシアター」にもご参集下さい。
http://bit.ly/m9UXKU
さらに災害時のデジタルサイネージに関する下記のイベントも開催されます。
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デジタルサイネージ緊急会議
「災害時対応と節電対策」
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■日時 2011年6月9日(木)16時45分-17時30分
(デジタルサイネージジャパン2011会期中)
■会場 幕張メッセ国際会議場 2FコンベンションホールB
■概要 東日本大震災で明らかになった災害時におけるデジタルサイネージの役割と
課題を明らかにし、今後の対応の方向性をまとめます。また同時に、
節電という課題についても議論を行います。
議論はデジタルサイネージコンソーシアムにおけるこれまでの議論と、
デジタルサイネージユーザーズフォーラムでの各サイネージユーザーの
震災発生から現在に至るまでの対応状況の整理をまとめた上で、
デジタルサイネージの今後の具体的なアクションプランを導きます。
このアクションプランは、事業者単位で行えること、業界団体として行えること、
関係省庁などと検討していくものが考えられます。いずれにせよ、
デジタルサイネージの社会性の確認と、社会に対して貢献できる存在に
ならなければならないということの再確認の場と位置づけたいと思います。
この会はどなたでも参加することができます。当日は参加者の皆様より募金の
ご協力をお願いしております。集められた募金は、日本赤十字社を通じて
震災義援金として寄付をさせていただきます。
■パネリスト(敬称略順不同)
デジタルサイネージコンソーシアム 中村 伊知哉
オリコム 吉田 勝広
富士フイルムイメージテック 喜多村 真
日本情報流通 新館 俊輔
日本電信電話 伊能 美和子
シャープ 高森 仁志
JR東日本企画 山本 孝
サイネージ広告媒体協議会 毛塚 牧人
イオンアイビス 北澤 清
三菱地所 斉藤 敏郎
総務省 登壇者未定
経済産業省 登壇者未定
■進行
デジタルサイネージコンソーシアム 江口 靖二
■参加資格
どなたでもご参加いただけます
■参加申込み http://www.f2ff.jp/dsj/
(コンファレンス-基調・特別講演)
こんにちは。Ritaです。このブログを担当するようになって、街でみかけるサイネージらしきものを見る目が変わってきました。以前は「何の広告かな?」程度だったのが、今は「何層狙い?」とか「商品が引き立っているか」なんて事が気になります(笑)。ネットTVの収録場所が秋葉原なので、サイネージがたくさん観れます!そういえば、お友達からも「大阪駅にもできたでぇー」と写真が送られてきてたなぁ。(写真①)
デジタルサイネージっていうと、手が届かないと言うか、非常に高度なシステムのように感じるけど・・・。社長に1台いくらかかるのって、「ざっくり」聞いてみました。すると「目から鱗」的お言葉が。大阪駅じゃなく、よくモバイルショップで売っている「フォトフレーム」を想像してみなさいって。機器の代金+通信料+コンテンツ料、これが全てですって。つまり何千円かの機器と毎月の通話料、写真は自前だから「ただ」で・・・。駅のサイネージも基本は同じって事?じゃあテレビモニタ買ってきて、なんか専門の通信機器を接続して、自前のコンテンツを流せば数万円で1年間使用できるかしら。私職業柄、写真も動画もいっぱいあるから、自分サイネージチャンネルができちゃいそう。HPやYouTubeの次は、自分サイネージか!な~んて。でもそれって面白そう!最近、写真を撮るのにも興味があるし、自分が撮ってもらいたい写真家もいるし。ヤバい、ハマるかも。ほらほら、コレも使える!
http://odoroku.tv/shopping/rita/index.html
ハッ!盛り上がってしまった!社長、自前のコンテンツなんて・・・それじゃぁうちの会社が儲からなくなっちゃう?いえいえ、だから社長は「広告」としてのサイネージの会社にしたわけですよね。広告物や販促物は、頻繁に内容が変わるし、自前できれいなものは、なかなか作れないし、だいいちそんな暇はなーい!と言うお店の方も沢山いらっしゃいます。当社にお任せください!
と、諸々の宣伝をしたところで(笑)、まずは「オペレーションコスト」って高いの?安いの?と言う事を調べてみました。機器代はピンキリだけど、秋葉原で売っているものを見ると、10万円とか・・・私でも買える感じ。通信機器と通信費、これがかかりそうですね。専用機器だとやっぱり10万円はするみたい。通信費は、皆さんが使っているスマホや玉子みたいなモバイルルーターとおんなじで、月に5,000円くらいかなぁ。全部足して1年で260,000円、月2万円強だけど、いろいろ聞くと3年で償却が多いみたい。
あとは制作費、うちは立派な動画で20万円が定価です。毎月作れば240万円。委細社長と相談ですが。
これを何店舗で使うかという事で、例えば10店舗で使うものとして、1店舗あたりの負担は240,000円。ひと月当たり月2万円。さっきの機器、通信関連を足すと、1店当たり月4万円強ってことね。通信費を下げたければ、お店の人がテレビモニタに「SDカード」を手差しする方法でもいいみたい。諸外国とかに多いみたいで、「スニーカーネットワーク」って言うんですって。
違う?そこじゃない?「接触コスト」として高いの?安いの?がお知りになりたいのですね。はい、では参りますよ。テレビ広告って、狙ったターゲットのCPM(CostPerMill=1,000人あたりの到達コスト)で言えばだいたい1,000円(世帯あたりは約500円)くらいなんだそうです。これがメディアの中で最も安いと言われているのね。さすがマスメディア、最安値。1,000人あたりという事は・・1人当たりで1円と考えましょうか。屋外広告だとこれが7円とか10円とかです。さっきの月4万円強のサイネージって、テレビと同じレベルで評価されれば「4万人」が見れば1人当たり接触コストと投資額が釣り合うって事なのです。
さて、結局それは高いのか?安いのか?
ずばり!安いからよく聞いてください!だってテレビ広告に接触する人が、全員そのお店に来るならいいけれど、お店のターゲットに成り得る人は10分の1もいないでしょう?だから実際には、10分の1の人しか関係ないとしたら、接触コストは10倍の「10円」のはずでしょう。男性に女性向けの化粧品や生理用品は必要ないし、子供に高級外車の広告も必要ないし。いろいろ考えると、ずいぶん関係ない広告を見せられてるような気がしますね。
さっきのサイネージの話で、テレビと比較するなら「接触コスト10円」でもいいってこと。だとすれば「4万人」じゃなくて「4千人」が見れば釣り合うってことですよ。お店なら1店舗1日「130人」、10時間営業しているなら1時間当たり「13人」が見ればコストが釣り合うってこと。だいたい「5分に1人」見ていればOK。もっというと、そこに売り場があるから、テレビ広告よりはるかに購買につながりやすいと思いませんか?手を伸ばせば商品がそこにある!ダイレクトなんですよね!だから安いという結論なのです。
食品が並んであるだけより、試食コーナーがあったり、ウィンナー焼いてくれてるとフラフラ~っと吸い寄せられませんか?(笑)。それと同じで(同じなのか?!)、ポップがあるだけより、目の前にサイネージがあったら、吸い寄せられちゃう・・・んです!
いろいろなご商売があるでしょうから、一概にはあてはまらないかも知れないけど、ただ、こうやって考えるとデジタルサイネージは「販売促進」のために効く、安くて手軽なメディアって事がわかってもらえると思います。
次回はデジタルサイネージの「広告表現のABC」と題して、制作物をどのように作ると安くて効くのかをお伝えします。
ジャジャン!突然ですが私は6月に旅に出ます、・・・といっても仕事ですが(笑)。そこで社長から事前調査しろと言われたフランスのデジタルサイネージの写真をお見せします。そう右上。このテレビがサイネージなのです。IVAN帰ってこないし(涙)。こうなったら自分の目で海外のデジタルサイネージをしっかり観て来こようと思っています!
ご質問やお問い合わせはメールにて受付けております。
広告・制作のお問い合わせは、こちらでもご覧いただけます。
株式会社NASU
【Rita.K】
Rita.Kは、NASU所属の「ネット通販番組」企画・キャスティングディレクター。
2011年4月からレギュラー番組で、自らMCも努める。
NASUはデジタルサイネージコンサルでもあり、Rita.Kがブログを担当。
皆様こんにちは。Ritaです。木々の緑が本当に美しい季節ですね!私は1年中どの季節も好きですが、ロケに出て気持ちがいいのはこの季節でしょうか。とは言え最近はスタジオでの収録が多いので、移動中に景色を楽しんでいます。今回はDr.IVANがいないので、後半では私のネットTVのご案内(宣伝!)もさせて頂いています。顔写真も公開していますので「こんな子が書いているのか」なんて安心?(笑)して、お問い合わせ、ご質問等頂けたらと思います。
それでは早速、今回は今年2月に米国ラスベガスで開催されたDigitalsignage EXPO 2011 から、社長がみつけた「発展系」サイネージをご紹介します。
以下は、英語でのご案内になりますが、直接こちらもご参照頂けます。
http://www.digitalsignageexpo.net/default.aspx
これからのサイネージにはインタラクションが重要。震災直後も「SNS」が果たす社会的役割が高まったと言われています。私も震災直後は、どこの公共の施設が避難場所として開放されたとか、親類と連絡が取れない時はどうするか等の情報をmixiから入手していました。twitterのつぶやきも感動的なものが多く、本当に勇気づけられました。社長は「twitter」を表示するサイネージがあったよと・・・(写真①)。
凄い!もうこんなものがあるの?とIVANに聞くと、もう日本にも輸出されているそうです。社長、もっと勉強しないと(笑)。またまた基本に立ち返って、” place-based ” 。どこに置いて、何に使うんだろう。PR、広告・・・、展示会の会場内で使って見てるようだけど、広告は「送り手の意図」が充分に反映されるべきものだし、自由な書き込みでは、テーマが絞りきれない気がしちゃうんだけどなぁ。充分に商品価値を伝える事が出来るのかな?あ!そっか、最初から「この商品」について書いて!と決めればいいのね。例えば化粧品、沢山の人の使用感や評価が一目で分かるよね!あっ、写真の中に” place-based ” と書いてある!
どれどれ?今回のテーマ「発展性」はどこにあるのかな。えっ?でかい!これ発展している(写真②)へー。カッコいいなぁ。販促と言えば店内。店内でサイネージ、しかもインタラクション。デカいから目立つね。うーん、何だろう?実物が横にあるのに、きっと私、この画面から商品を探すタイプだわ(笑)。これはテレビやネット、スマホと確かに違うサイネージの発展系といえるわね。でもこれだと直営店舗のある「あのメーカー」くらいしか導入できないのでは。
次は・・・、あの~社長、写真が中途半端に切れています。へんなおじさんのお腹が写ってて(笑)、肝心のサイネージの画面が切れています(写真③)。

ジャジャーン!実はこの写真のポイントは、このおじさんが持っている紙に印刷されている「QRコード」なのです。
なんで写真が切れているか?よーく見て下さいね。さらにポイントは画面下のちょっと突起した部分。・・・分かりづらくてゴメンナサイ(汗)。ここってQRコードの読み取り器がついているの。かなりアナログ?いえいえ、おじさんの持っている紙をよく見てください。スマホっぽいでしょう。自分のスマホで自分のコードを設定、ダウンロードしておいて、この読み取りにかざすと「ようこそRita様」とか、コンシェルジュ的なインタラクションサイネージとして利用出来るものなの。ワオ!
あれ?そういえばIVANからの情報提供がない。んも~!ということでお勧めの一枚げゲット(写真④)。

なにコレ?冷蔵庫?よくアメリカの街中のドラッグストアとかにあるやつ。シール貼って?まさか、このガラスってサイネージ!売ってるものの前で大画面のサイネージ広告スペースね。なるほど、IVANの言う発展性って、販促広告をつきつめるという事なのね。さすがアメリカ。こうして見ると、どれもシンプルで分かりやすい。「どこに置いて」「誰が見る」のかを考えたら、伝えたい事も絞られてくる。その結果、商品が際立つのかー。
今回ご紹介したのは
・twitterを使ったサイネージ
・店内の大型インタラクション
・スマホ連動のコンシェルジュ型
・売っているものの前面ガラスをサイネージ化
でした。今年一年これらが話題となると思います。是非、注目してみてくださいね!
次回は結局いくらかかるの?広告費という「広告接触コストとオペレーションコスト」についてお伝えします。
質問、広告に関するお問い合わせ等はメールにて受付ております。
株式会社NASU
そして、私がMCを務めさせて頂いているネットTVの通販番組のご案内です。こちらは、「女子力アップ」に役立つ商品紹介&情報をメインでお伝えしていますので、彼女や会社の女性、奥様やお嬢様などにお薦め頂けると、嬉しいです!実はこの番組の一部も店内の小型サイネージで放映される予定なんですよ。
http://odoroku.tv/shopping/rita/index.html

よろしくお願いします。
【Rita.K】
Rita.Kは、NASU所属の「ネット通販番組」企画・キャスティングディレクター。
2011年4月からレギュラー番組で、自らMCも努める。
NASUはデジタルサイネージコンサルでもあり、Rita.Kがブログを担当。
こんにちは。Riraです。皆様、GWはいかがお過ごしでしたか?私はショッピングモールや駅、ビル等でサイネージの動画を観たりしながら、Dr.IVANの話しを落とし込んでいました。なんて勉強熱心なんでしょう!あ、ヒマだからとかじゃないですよ(笑)。デジタルサイネージが何たるやを全く知らない時よりは、画面を観る時の思いが違いますね。
ところが・・・聞いて下さい!私の所属会社の本業はサイネージ広告制作。
でも社長がセンスなくて(泣)。テレビで見るようなかっこいいCМではない。どちらかというと動かないポスターとか地図看板のような広告ばかり。
「サイネージクリエイティブの秘訣」
Rita ;
これって社長の言う「効果的企画」なのかな?
IVAN ;
果たして効果は「格好いい」動画だから発揮されるのかということだね。
Ritaさんも通販番組を企画しているから分かると思うけど、「もたらされるメリット(事)」「費用(コスト)」「連絡先(次の行動)」が大きな要素で、それがフリップに書いてあろうが、言葉で説明しようが、かっこよさとは関係ないんじゃない?
Rita ;
それは分かるけど。通販は、観ている人が家で番組に集中しているだけでなく、家事とか何かをしながら観ている人も沢山いると想定しているから、カッコいい映像よりも、インパクトのあるフレーズが視聴者の「耳」に届く事が大事なの。でも駅なんかのサイネージは目立つ場所にあるんだし、カッコよさで惹きつけるのもアリなんじゃないのかな?
サイネージのクリエイティブのポイントはどこなの?
IVAN ;
再三言うけど “place-based” 、つまりどのような状況で設置されて、ターゲットが誰であるかという事を考えるだけの事なんだ。
例えば「高級外車のショールーム」と「駅のコンコース」に置いてあるサイネージを想像してごらん。
Rita ;
う~ん。高級外車のショールームでは彼氏と二人で訪れるから「素敵な生活」を紹介する落ち着いたかっこいいクリエイティブがいいと思うな。CМだと短くてせわしすぎるし。でも駅では急いでいるから一目ですぐに分かる方がいいな。あ、そっか、カッコよさより分かりやすさかな。
IVAN ;
君の会社は「地図」が多いって言っていたけど、たぶん街中の至近距離で見るサイネージの広告制作が多いんじゃないかな。同じサイネージと言っても設置場所とターゲットの状況によって「効果的」な制作は違ってくるよね。
Rita ;
そうだった!だからテレビCМをそのまま放映している人が残念だったんだもんね。サイネージ広告制作の秘訣って、「どこに設置しているか」「誰が見るのか」「どんな状態で見るのか」を考えて、広告する目的、つまり「購買」誘導とかに最適な、個別性の高いものなのね。通販も「誰が・どんな状態で見るか」大切。社長、センスないなんて言ってごめんなさい(笑)。
IVAN ;
その意味で、広告会社の「全国同一」的なテレビ広告とは作り方が違ってくるし、ターゲットが細分化されるだけ制作点数も増えるわけだから、一点一点はこれまでより安く制作しないと「販売に対する広告費」に影響するね。ちなみにアメリカのCМって、あまり全国一律みたいなものはなくって、どっちかというとサイネージ的、よく言えばエリアの特徴満載で、静止画のフリーダイヤルメインの広告も多いんだよ。
Rita ;
そういえば、よく見るアメリカの広告って、ほとんどローカル広告だよね。
費用の事でいえば、うちの会社はオフショアといって、デザイナーを直接雇用せず、人件費が安くて、時差を活用できる海外で展開して制作コストを圧縮しているわよ。
IVAN ;
もうひとつ大きな障害があるね。オフショア制作は制作費自体を圧縮するけれど、発注側の対応が問題なんだ。つまり、広告主が制作者に直接意図を伝え、修正指示を出し、最終納品を受け取ればそれがベスト。
残念だけど、日本の広告制作の多くは広告会社から下請けの制作会社に発注され、さらにパーツは孫請けなどに発注される、ベルトコンベア式の非効率な場合が多いね。この構造は広告主が気付かない限り変わらないものなんだ。いまどきの製造業では多品種生産に対応するため「ひとり屋台(セル生産)」方式といって、部品の組み立ては完成まで一人で行う方式が主流だよ。
Rita ;
なるほど、単純に高い安いではなく、広告制作発注の仕方・制作体制にも秘訣があるのね。そう言う仕組みは全然知らなかった。広告主には誰が教えてあげるんだろう?このブログを見てくれている広告主さんはラッキー?!なんか教えてあげたくなっちゃったよ。私、営業もやろうかな(笑)。
そういえばIVANは週末には帰国するみたいだけど、この続きはどうするの?
IVAN ;
これからはRitaさんに情報提供をするよ。これからは一人で大丈夫だから。
Rita ;
・・・おいっ!一人でって。Dr.IVANまでムチャ振りしないで~!何言ってるの?何言ってるの?!え~!今日はここで終わりなの?!笑いながら帰ってっちゃったよ、あの人・・・(あ然)。
と言うわけで・・・
次回は、Dr.IVAN から写真提供をうけたDigital Signage EXPO 2011を題材に最新の「デジタルサイネージ広告の発展性」をリポートします。
Dr.IVANへの質問、広告のお問い合わせ等はメールにて受付ております。
【Rita.K】
Rita.Kは、NASU所属の「ネット通販番組」企画・キャスティングディレクター。
2011年4月からレギュラー番組で、自らMCも努める。
NASUはデジタルサイネージコンサルでもあり、Rita.Kがブログを担当。
【IVAN MANUEL】
米国のITジャーナリストで、専門はデジタルテレビ。
デジタルテレビの最新テクノロジーと広告関連業務に精通。
米国地デジ化終了後、「NASU」のアドバイザーとして度々来日。
こんにちは。Rita.Kです。今回は「広告と販促」についてです。
実はこのテーマは興味津々。自分が扱う商品が売れたり、話題になったら嬉しいんですもの。わが社はDOOHの企画・制作会社です。社長はいつも「効果的企画」を考えなさいと言います。企画するのは大好きですが、自分の好きな事に没頭し過ぎると、ふと思うんです。「あれ?これって何に対して効果的?」って(苦笑)。ましてやデジタルサイネージの「効果」となると・・・。一体なんなのでしょう?Dr.IVAN!出番ですよ!よろしくお願いします。
「サイネージの効果!!広告と販促」
IVAN ;
OK。その前にMs.Rita。広告と販促の関係性について整理しておこうね。まず、よくある勘違いは、この二つが別のものだという勝手な解釈。どのマーケティングの教科書でも販売促進(promotion)のひとつの手段として広告(advertise)が位置づけられています。例えば、広告費を「0円」で物が売れれば、担当者は万々歳だよね。逆に「10億円」かけて広告をしても「売上0円」状態ではまずいよね。つまり広告は販売促進のため、なのです。
Rita.K ;
そうだよね。でも、モデルの仕事をしていた時にバブルの崩壊があって、真っ先に「広告費削減」と「ギャラの値下げ」のお知らせが事務所に来てたなぁ。それに、何も知らない10代の頃に始めたから、オーディションに呼んでくれて、仕事をくれるのは広告代理店だと思ってたの(笑)。昔は広告代理店さんがこの業界の主役で、販促って脇役っぽくってぱっとしないと思ってたわ。
IVAN ;
前回も「サイネージって効果あるの」という残念な質問の話をしましたが、広告は「販売促進」の一手段であり、本来「売れる事」が広告目的の根底にあるはずなんです。しかし、「接触人数」や「認知率」という「ちょっと遠い指標」で評価して、広告を不可侵で高邁なものとして扱っているよね。
Rita.K ;
認知、うん。つまり知っているからといって買うとは限らないよね。Dr.IVANの話って、シンプルよね。「当たり前」な事に聞こえるんだけど、思い返すと、その当たり前の事が反映されていなかったり、別の思い込みがあってブレてる事が沢山あるよね。って、あれ?!今気付いたけど、私「広告」って商品の存在を広める事がベースだった!売る為のつもりが「広まれば売れるかな」って逆転しちゃってた(汗)。
それだとまさに「広告をしても売れない」と言うパターンになり得て、「認知はしてもらえたけどダメでした」って!そ~じゃナイだろって話よね。あぁ、社長の言う「効果的企画」って、売れる企画の事なのかなぁ?
そう言えばテレビは家の中で見るけど、サイネージは街中やお店、ショッピングセンター等、お買い物する場所に置いてあるよね。それって、サイネージは「効果あり」なんじゃないの?
IVAN ;
ほとんど正解。だけど次に「効率」という問題が出てくるね。いくら「購買」に誘導しても、それにかける広告費が販促予算より多くかかったら赤字になるでしょう。
Rita.K ;
サイネージの広告って高いの?うちの制作は日本一・・・くらい安いんだけど。
IVAN ;
コスト効率指標には「広告を見せる」ための「到達コスト」というものがあるんだよ。テレビも新聞も屋外広告も、一律に比較できる「1人あたり○○円」という指標だね。これに各メディアの「効き方」を加味すると「広告を認知させる」ためには「1人当たり○○円」というコストになる。
さらに「買わせるため」となるけど、日本のプランナーはほとんど計算していないね。単純に商品の「売上と販売管理(のうち宣伝広告)費」の関係なんだけど。よくROI(Return on Investment)という言葉と混同されているね。本来は広告費は「インベスト」ではなく、会計上は「費用(コスト)」なんだけどね・・・これは難しすぎるか。
Rita.K ;
投資ではなく、費用?あ・・・。「費用とは掛かったお金」で、インベストは「将来儲けを期待するお金」的な?とりあえず、日本の広告指標は「接触コスト」って事。それと「効果」ってちよっと違うんだね。接触、つまり見たからって「認知する」とか「買う」とは違うことだよね。ネットTVで通販番組をやっていると、それを肌で感じます。「売れたら皆でボーリングに行こう」って言っていたスタッフがいたけど(笑)。売上げがゼロだとボーリングさえ行けないよね。
モデルの場合だと、地方に行く交通費は出してもらえるけど、都内の移動は実費。オーディションや都内の現場までの交通費もバカにならないけど、個人事業主の感覚で経費だと思ってたな。だけどオーディション用の洋服や日常のエステやネイルサロン通いは投資なんだよね~。
コストと投資の違い、その誤解が残念です!実はサイネージの接触コストは非常に安いのですが、「買う・買わない」は、実際に広告を出して試してみないと分からない。でも、日本の広告会社はこのデータをほとんど持っていません。
これはアメリカと大きく違って、日本の広告会社の商品販売施策への関与が弱いんだよね。コストの誤解と言えばもう一点、間違った日本語として「一人あたりの接触コスト」と「トータルコスト=支払い総額」の区別がつかないまま商談しているケースが多く見られるね。その状態で「コスト論争」をしていることが、すすまぬ日本のサイネージ広告の元凶なんじゃないかな。
Rita.K ;
ふーん。私も分かっていないけど、その論争はなんだか堂々巡り的な、落とし所がないようなイメージ(笑)。話を戻しますね。サイネージの効果的企画って「売れる」企画でいいの?
IVAN ;
物販ならね。サービスなら加入数、なかにはイメージアップを目的とした広告やお役所の周知目的の広告物もあるから一概には言えないけど、広告目的によって考えたらいいと思うよ。
Rita;
はい!なんだか「目からウロコ」感があったなぁ。基本はシンプルだよね。うん、忘れないようにしよ。今日もありがとうございました。
次回は 「サイネージクリエイティブの秘訣」についてお伝えします。
Dr.IVANへの質問、広告のお問い合わせ等はメールにて受付ております。
【Rita.K】
Rita.Kは、NASU所属の「ネット通販番組」企画・キャスティングディレクター。
2011年4月からレギュラー番組で、自らMCも努める。
NASUはデジタルサイネージコンサルでもあり、Rita.Kがブログを担当。
【IVAN MANUEL】
米国のITジャーナリストで、専門はデジタルテレビ。
デジタルテレビの最新テクノロジーと広告関連業務に精通。
米国地デジ化終了後、「NASU」のアドバイザーとして度々来日。