日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
デジタルメディア機器メーカのRokuがデジタルサイネージコントローラの新しい製品ラインをリリース。ユーザーのコスト意識の高まりに対応する形で、700ドル以下という低価格を売りにしています。
「ユーザーは自分たちに必要な機能にしかお金を払わない。」とEU担当セールスVPのPierre Gillet。
アプリケーション別に、285ドルから650ドルの間で5モデルをラインアップしています。
まずローエンドのスタンドアロンタイプ、インタラクション機能を追加した2モデル(ベーシックなボタン機能つきと、タッチパネル・USBデバイスの利用が可能なモデル)。
しかし、これらのモデルはすべてネットワークへの接続は出来ません。「例えば博物館のようなユーザーはパネルのインタラクション機能を必要とするものの、コンテンツをフラッシュメモリを使って手動でアップデートする労はいとわない。」として、機能を絞り込み、ターゲットを明確にしています。
一方でネットワーク機能つきのモデルも2機種あり、ユーザーはネットワーク管理アプリケーションを選択できます。ユーザー自身がホスティングする場合は無料、または定額制のホスティングサービスです。
プレイヤーはすべて1080p フルHD対応で、ソリッドステート設計です。これにより、メカ部品(ハードディスク)がないため信頼性アップと、Windowsライセンスが不要のためコスト削減に寄与する、というのはうなずけます。コンテンツのサイズはほぼ一定で入替制ですから大容量のストレージは不要ですし、OSも必要最低限の機能でいいわけです。一方で、低価格でもフルHDに対応している点がポイントですね。
深刻な不景気に見舞われてはいますが、本当に良いものは売れています。ユーザーが何を求めているのかを見定め、ターゲットを明確にして機能を絞り込み、不必要なものはそぎ落して低コストを実現する。一方でユーザーにアピールするポイントは外さない。それがこの厳しい市場環境を乗り切るカギであることは、業界を問わず明らかです。

尚、Rokuの顧客にはBoseもいて、世界中の店舗に17Kセットを導入しています。(他にもベルギーの旅行代理店Avitourや、米国のMonterey Bay Aquariumなど)