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「2008 年 1 月」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


中国フォーカスメディアと電通が合弁

2008-01-31 :, , , , , , : DSI : 1,303 views

電通が、短期間のうちに巨大メディア企業となった中国のフォーカスメディア社と手を組んだそうです。

中国のフォーカスメディア社と言えば、世界のデジタルサイネージ業界でもっとも成功した企業として有名ですが、創業社長がもともと中国の大手インターネット広告会社の出身ということもあり、インターネット広告にも強いわけです。

今回の電通との合弁はインターネット広告分野での話であり北京オリンピックを睨んでの動きでしょうが、今後ますます広がると見られるデジタルサイネージビジネスの方でも、両者の関係が強まる可能性が出て来たのではないでしょうか。

電通、中国のフォーカスメディア社と北京市にインターネット広告事業の合弁会社を設立:日経プレスリリース

余談ですが、フォーカスメディア社は本社がケイマン諸島に登記されているんですね。節税対策でしょうが、よほど儲かっているんでしょう。

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デジタル・サイネージの効果的な利用方法

2008-01-27 :, , , , , , , : DSI : 4,270 views

デジタルサイネージの効果的な利用シーンにはどういうものがあるでしょうか。
業界でよく言われる想定活用シーンをブログにまとめて下さっている方がいらっしゃいます。

1 顧客の体験
顧客は売り場やサービスの現場で良い体験をするとファンになり繰り返し訪れてくれる可能性が高くなります。逆に悪い体験をすると3分の2の顧客はもう訪れてくれない、という統計データがあります。
目に見えるわかりやすい説明や、驚きを伴う新しい体験をすることによって顧客に良い感動や感嘆を与える、という効果です。
たとえば昨年ブログで紹介したNokiaのNY5番街の店舗(※下に注あり)は驚きの体験ができます。

2 マーケティングやブランディング向上
商品やサービスの説明や宣伝などを単なるテレビコマーシャルのような簡便なものではなく、詳細かつわかりやすく提供することが出来ます。特にデジタル技術の活用により、実画像や仮想的な表現を組み合わせてインパクトのある情報の提供が出来るでしょう。
アメリカのウォルマートでは週に実に1億人のお客さんが訪れるそうです。店舗では商品の宣伝を流すテレビが設置され、統計では3大ネットワークに匹敵する視聴率が稼げる、と広告会社では試算をしています。
もし大手の小売店にディスプレイを設置することが出来れば、メーカーやサービス提供者もイタラクティブでオンデマンドな宣伝を提供しシェアの増大を狙えるかもしれません。

3 商品の効率的な市場提供
2と関連するかもしれませんが、新商品を市場に浸透させる方法としての利用が考えられます。テレビやネット広告も有効だとは思いますが、こちらはマスに対しての宣伝効果しかありません。
もっと顧客を絞り込んだ宣伝対象として効果を上げることが考えられます。対象とする顧客の集まる場所に絞り込んでの宣伝。コストもテレビ広告よりはるかに安価に提供可能でしょう。
またアップセル、クロスセルの機会が増え、付加的な商品やサービスの販売が期待できます。更に使用方法の難しい商品や、新しい種類の商品など、顧客がその場で理解しにくい場合には購買決定に時間がかかる可能性があります。
その時間を短縮し、より早い購買につなげることも可能でしょう。

4 市場での差別化
同じような商品でも説明の仕方やディスプレイで顧客の受けるイメージは大きく変わります。顧客の視点で商品やサービスを説明する、あるいは顧客の願望を「創作」することが可能ではないでしょうか。
仮想空間の中に顧客を導き、あたかも自分がその商品やサービスをつかって様々な体験をする。多角的な商品の説明や新たな使われ方の提案など効果的に行うことが出来ます。

5 従業員教育
副次的な効果として、サービス時間外での活用も考えられます。新商品の説明や新たなサービスの提供方法についてお店にあるディスプレイを使って教育を提供します。つまりスクールや勉強会の提供です。
なかなか新商品の特徴やそれぞれの商品の違いなどを紙で説明し習得するのは時間がかかりますが、映像を通して説明することにより効果的に販売員やサービス提供者に教育を行うことが可能です。
ネットワークが統合されて集中的にプログラムをしているので、もしそれぞれの地点にIPカメラなども設置しておけば、Q&Aや成功事例の生の共有ということも可能になるでしょう。
実際にアメリカの大手家電量販店ではお店の終了後に新商品の説明を店舗のデジタルディスプレイで実施しています。

デジタル・サイネージの効果:ワイン好きの出張記

上の引用記事中に出てきた Nokia の5番街店舗の記事はこちらです。

NYの先端リテール2(Nokia):ワイン好きの出張記

ちなみに私も昨年5月にシカゴの Nokia 店舗を見てきましたが、ディスプレイには違うコンテンツが流れていました。ワイン好きさんは遠慮してこっそり写真を撮ったようですが、私は堂々とビデオカメラを回してしまいました。店員さんはニコニコしてましたよ。日本だったら怒られてしまうかも知れませんが、アメリカはおおらかです。

その Nokia シカゴ店の様子はこちらのビデオの真ん中あたりに登場します

[youtube:http://youtube.com/watch?v=Z3jgjCB4uXE]

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米 NRF(National Retail Federation) 2008 でも目玉はデジタルサイネージ!?

2008-01-26 :, , , , , , , : DSI : 420 views

世界最大の小売業向けのテクノロジーの展示会「NRF(National Retail Federation)」のリポートです。今年は NFR でも一気にデジタルサイネージのブーム到来という状況のようです。デジタルサイネージ市場はますます活発化する傾向にあるようですね。

NYにはNRF(National Retail Federation)のイベントで来ています。世界最大の小売業向けのテクノロジーの展示会&セミナー。
(中略)
今年の流行はずばり「Digital Signage(デジタル・サイネージ)」です。簡単に説明すると、お店などに大型のフラットパネルのディスプレイを設置して、お客さん向けに情報提供をするもの。これまでは単純にビデオを流していましたが、このソリューションで主には次の特徴があります。

・ネットワークでつながっている
・数多くのディスプレイが接続されている
・中央制御でコンテンツを状況に応じて流す
・必ずしもすべてが同じ内容ではなく、地域や時間、売り場によって内容を変える
・時間やコンテンツを中央で設定して自動的にネットを通じて配信される
・静止画だけでなく動画も可能

この技術はすでに数年前にアメリカの全国チェーンの衣料品販売店で使われていた実績がありますが、ここに来てネットワークがブロードバンド化し、またディスプレイの値段が劇的に下がったことにより普及の兆しが出てきました。この写真で言うと、上がお店に出すディスプレイで、下に制御の情報が出ています。

同じ衣料品小売りでもアメリカは広く、更に時差があります。冬でも暑い地域もあれば夏でも寒い地域がある。そういった地域や時間差の状況を考えて、コンピューターに配信する衣料品の宣伝となるコンテンツを登録すると、自動的にネットにつながっているディスプレイに配信されていく仕組みです。

また日本ではコンビニのレジがお客さんに向かってレジ待ち時間に広告などの情報をディスプレイしていますが、あれもその一種です。そういう意味では日本は小型分野では最先端と言えるでしょう。

今年のNRFでは至る所にこのソリューションが展示されていました。また特徴はイタラクティブ、つまりタッチパネルになっていて、顧客が自分の欲しい情報を得ることが出来る技術や、IP電話やカメラと連動してコールセンターにつながり、専門家と商品の相談などをすることが出来る双方向技術も使われています。

2008年のNRFはDigital Singage:ワイン好きの出張記

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韓国から日本市場への参入を果たした「アドカレーター(ADCALATOR)」とは?

2008-01-22 :, , , , , , , , , , , , , : DSI : 1,391 views

このところデジタルサイネージ市場では、海外からの日本市場への参入のニュースが続いていますが、韓国からも面白い製品がやってきました。

その名も「アドカレーター(ADCALATOR)」。

なんとなく想像が付きそうな名前ですが・・そうです!エスカレーターに広告を表示してしまおうという製品です。

製品写真

携帯博士 木暮祐氏のブログでは2年前にすでに韓国で目撃された様子が報告されていますが、写真の通り、意外なところにモニターが付いています。この装置には液晶モニターとスピーカーの他にハンドレールを除菌清掃する仕組みまで付いていて、2004年には国際特許も取得しています。

韓国にはいろいろとユニークな製品が多いですが、これはかなりよくできていますね。

シカゴ空港では広告を表示するために使われているそうですが、日本市場での反応は「安全のための注意を促すため」によいのでは!ということだそうです。日本は世界的に見て安全基準が突出して高い国のひとつではないでしょうか。日本においては、デジタルサイネージも「広告」より「安全」を売りにした方が活路を見いだせるのかも知れませんね。

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次世代超大型ディスプレイ技術の本命か?プラズマチューブアレイ方式

2008-01-20 :, , , , , , , , : DSI : 5,570 views

デジタルディスプレイの大型化とともに誕生したデジタルサイネージは、今後もより大型化の方向へ進んで行くのではないでしょうか。次世代超大型ディスプレイ技術として期待されている、プラズマチューブアレイ(PTA)方式というものをご存知ですか?

現在、液晶でも 100 インチクラスの製品が発売されてデジタルサイネージにも活用されていますが、このプラズマチューブアレイは、140〜300 インチクラスの超大型、薄型軽量のフィルム型デバイス構造、プラズマ譲りの低消費電力、高精細な自発光型、曲面も可能なデザインの柔軟性、分割可能な構造による製造 / 設置の容易さなど、数々の魅力的な特徴を備え、次世代の超大型ディスプレイ技術として期待されています。

このプラズマチューブアレイ(PTA)では、細長いチューブ構造の発光素子を多数並べて薄い電極フィルムでサンドイッチすることで大画面を構成します。これによりフィルム型の超薄型軽量構造を実現すると同時に、発光の効率を高める技術により既存方式に比べて省エネルギー(単位画面サイズ当り)である特長を持ちます。

プラズマチューブアレイ方式
技術情報などの詳細はこちらの PDF ファイルに解説されています。

これを開発しているのは、長年に渡って富士通でプラズマディスプレイの開発に当たられた篠田博士がプラズマチューブアレイ(PTA)方式の実用化のために設立した篠田プラズマ株式会社ですが、NEDO技術開発機構(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)との共同研究契約も締結されたそうで、今後の研究成果が大いに期待される技術ですね。

NEDO技術開発機構(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)との共同研究契約締結について

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東欧企業が日本のデジタルサイネージ市場に参入

2008-01-19 :, , , , , , , : DSI : 813 views

日本のデジタルサイネージ市場もいよいよ熱くなってきました。

先日の記事でも今デジタルサイネージが最もホットな国はマレーシア?という情報を紹介しましたが、日本を含めたアジアの市場はこれからということで、欧米からの参入も増えて来そうです。

スロベニアのネプチューンデジタルは日本の電子看板(デジタルサイネージ)市場に参入する。欧米を中心に事業展開してきたが、ブロードバンド(高速大容量)通信のインフラ整備が進む日本で今後、電子看板の普及が進むと判断。低コストで導入でき、操作も容易な電子看板システムを投入し、初年度4000台の販売を見込む。

日本への参入にあたりアイクリエーション(IC、東京都港区)と代理店契約を結んだ。今後はICを窓口に複数のソリューションベンダーと組んで日本市場を開拓する。

提案する電子看板システムは専用セットトップボックス(STB)とコンテンツ管理ソフトで構成。STBは各種ディスプレー装置に接続して広告や情報を表示する。STBは1台あたり10万円程度で提供。導入側は既存システムに比べコストを大幅に軽減できるという。

STBは固定通信回線、第3世代携帯電話回線、地上デジタル放送などの伝送インフラに対応。固定回線とつないで据え置き型として設置するほか、バスや鉄道などに搭載した場合でも携帯電話回線を介してリアルタイムに情報を更新できる。情報の更新はセンター側で一括管理する。表示する広告内容は専用ソフトを用いて映像と文字情報から簡単に編集して制作できる。

ネプチューンの電子看板システムは、米国で空港内の離着陸情報の表示板として採用されるなど欧米で普及。今後、成長が期待できるアジア市場に販路を広げる。

asahi.com:スロベニア・ネプチューン、電子看板で日本市場に参入 - 日刊工業新聞ニュース - デジタル

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反射型ディスプレイなどの新技術によりデジタルサイネージ市場は 2015 年まで急拡大

2008-01-18 :, , , , , , , : DSI : 2,924 views

米 NanoMarkets 社の発表した予測によれば、コレステリック液晶や有機 EL、カーボン・ナノチューブなどを用いたディスプレイ製品の技術開発により、屋外の大型掲示板や店頭の POP ディスプレイなどの市場が拡大し、2015 年までに 25 億米ドル(今日のレートで約 2,670 億円)になるものと見られています。

従来の液晶ディスプレイに変わり、コレステリック液晶や電気泳動、エレクトロクロミックなどの新技術を用いることにより、柔軟性や外光下での視認性が高まると同時に消費電力の改善にもつながるということで、こうした反射型ディスプレイが使用される大型広告掲示板の市場は、2015 年には 3 億 2000 万米ドルなると予測されています。既に LED を用いた高輝度バックライトが使用されていますが、それと比較しても約 1/5 にまで消費電力を削減できるそうです。

また、有機 EL もデジタルサイネージ市場に大きな影響を与えると見られています。有機 EL は、薄く、明るい上、広告ディスプレイに要求される色再現性を満たしており、製品コストの削減に成功すれば、有機 EL を用いたサイネージ市場は 2015 年までに約 3 億 300 万米ドルまで成長すると見積もられています。

印刷技術および有機材料を用いた電子サイネージ市場は2015年までに25億米ドルに,米NanoMarkets社が予測 - 産業動向オブザーバ - Tech-On!

※コレステリック液晶とは:

コレステリック液晶は、螺旋状の分子配列構造を持ち、特定の波長の光だけを反射させることができるため、その性質を利用して反射型の液晶ディスプレイなどに利用されています。また、メモリー性を持つことから表示内容を書き換えるときだけ電力を必要とする超低消費電力のディスプレイをつくることができます。現在は主に電子ペーパーのような製品として利用されています。

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