「2009 年 2 月」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


Digital Signage Expo 2009 in Las Vegas速報

2009-02-27 :, , , , , , : nishizawa : 641 views

現在ラスベガスで開催されているデジタルサイネージエキスポ2009ですが、この景気減退の中でも非常に盛り上がりのある展示会になっています。会場の入口に大規模なブースを設ける、Wireless Ronin TechnologiesScala, Inc.、Netkeyといった大御所から新興ベンチャーまで数多くの企業が積極的に自社の技術やサービスをアピールしており活気に溢れています。また参加者も増えており2007年に初めて開催されたと時に比べると市場の拡大をより感じさせるものとなっています。

expo1

配信機器やディスプレイといったハードよりの展示がブースの割合として多いのは従来からのことですが、PRN - Premier Retail NetworksCBS OuternetChannel Mといったメディア企業が多くの参加者から注目されていたのも今年の特徴のひとつです。テレビCMを主体とするマス広告の落ち込みが著しいなか、媒体としてのデジタルサイネージに広告業界の期待値が高まっていると言えます。また、またバックグラウンドで機能する配信ソフトや効果測定のツールも年々精度をあげ、広告主や広告代理店がハンドリングしやすい環境が整備されつつあります。2009年デジタルサイネージが「More Exciting」な年になる事を予感させる展示会でした。

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「サイネージに必ずネットワークが必要とは限らない」 -285ドルからの低価格デジタルサイネージコントローラ

2009-02-27 : : tsuge : 1,244 views

デジタルメディア機器メーカのRokuがデジタルサイネージコントローラの新しい製品ラインをリリース。ユーザーのコスト意識の高まりに対応する形で、700ドル以下という低価格を売りにしています。

「ユーザーは自分たちに必要な機能にしかお金を払わない。」とEU担当セールスVPのPierre Gillet。

アプリケーション別に、285ドルから650ドルの間で5モデルをラインアップしています。
まずローエンドのスタンドアロンタイプ、インタラクション機能を追加した2モデル(ベーシックなボタン機能つきと、タッチパネル・USBデバイスの利用が可能なモデル)。

しかし、これらのモデルはすべてネットワークへの接続は出来ません。「例えば博物館のようなユーザーはパネルのインタラクション機能を必要とするものの、コンテンツをフラッシュメモリを使って手動でアップデートする労はいとわない。」として、機能を絞り込み、ターゲットを明確にしています。

一方でネットワーク機能つきのモデルも2機種あり、ユーザーはネットワーク管理アプリケーションを選択できます。ユーザー自身がホスティングする場合は無料、または定額制のホスティングサービスです。

プレイヤーはすべて1080p フルHD対応で、ソリッドステート設計です。これにより、メカ部品(ハードディスク)がないため信頼性アップと、Windowsライセンスが不要のためコスト削減に寄与する、というのはうなずけます。コンテンツのサイズはほぼ一定で入替制ですから大容量のストレージは不要ですし、OSも必要最低限の機能でいいわけです。一方で、低価格でもフルHDに対応している点がポイントですね。

深刻な不景気に見舞われてはいますが、本当に良いものは売れています。ユーザーが何を求めているのかを見定め、ターゲットを明確にして機能を絞り込み、不必要なものはそぎ落して低コストを実現する。一方でユーザーにアピールするポイントは外さない。それがこの厳しい市場環境を乗り切るカギであることは、業界を問わず明らかです。

http://www.screens.tv/asset/974/bose.jpg

尚、Rokuの顧客にはBoseもいて、世界中の店舗に17Kセットを導入しています。(他にもベルギーの旅行代理店Avitourや、米国のMonterey Bay Aquariumなど)

Roku: “Not everyone needs networking” より一部引用)

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ドバイ、上海でもデジタルサイネージ関連の展示会

2009-02-25 :, , , , , : americus : 1,390 views

アメリカのデジタルサイネージ展示会DigatalSignage Expoの取材のためにラスベガスに来ています。エキスポのレポートはまた後日させていただきますがドバイや上海でもデジタルサイネージ関連の展示会が開催されるようです。

アラブ諸国のニュースを取り上げるポータルサイトAl Bawabaに、2009年のアラブ首長国連邦(United Arab Emirates、UAE)におけるデジタルサイネージ市場は、対前年比125%増の成長が期待されているそうです。

Al Bawaba.com
Digital signage market predicted to grow 125% in 2009

このニュースの元は、UAE の新聞Gulf Newsだそうです。Gulf Newsのニュースでは、消費者が商品を購入する場合、その意思決定の80%はスーパーマーケットなどの店内で行われるため、店舗側はデジタルサイネージ導入に積極的に動いているそうです。中東地域で新たに建設されているショッピングモールやスーパーマーケット数は依然多く、それがデジタルサイネージ市場の成長を後押しします。UAEの首都ドバイの地下鉄だけで、10百万ディルハム(約2.46億円)に相当するデジタルサイネージ関連機器が購買、設置されているそうです。

このドバイの展示会場Dubai Airport Expoにおいて、 2月15~17日に開催されるのがSign and Graphic Imaging Middle East 2009(SGI 2009)です。SGI 2009の主催者はFalak Holdings Group傘下のInternational Expo-Consults LLCです。

Sign and Graphic Imaging Middle East

International Expo-Consults LLC

SGIは、デジタルサイネージを含む広告の技術、製品、ソフトウエア等の展示会です。2009年は、前年より多くの会社が出展するそうで、Gandi Innovations、Fujifilm Sericol、 3M、 Obeikan Technical、EFI Vutek、Victor Inks and Systemsなどは出展を決定しています。

アメリカ、EU、インドと開催されてきたデジタルサイネージ関連の展示会ですが、世界中にデジタルサイネージが浸透して来たひとつの現われではないでしょうか

また、今年6月に上海のデジタルサイネージのEXPOが開催されるようです。

Shanghai International Digital Signage Show 2009

中国と言えばデジタルサイネージ先進国として知られていますが、同国で初めて開催されるEXPOは気になるイベントです。景気減退のなかでも市場の注目を集めるこの業界の2009年の動きから目を離せないのは事実のようです。

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Jason JiangがFocus MediaのCEOに返り咲き

2009-02-23 :, , : tsuge : 311 views

Sina CorporationにOOH事業を売却することを決めたFocus Mediaの創立者であるJason Jiang氏は、昨年3月にCEOの座をTan Zhi氏に譲り、Executive Chairman を務めていましたが、わずか1年足らずでCEOに返り咲きました。会社がOOHメディアオーナーからインターネット広告スペシャリストへと転身するこのタイミングでの復職です。

これによりTan Zhi氏はExecutive Directorに降格することとなり、CFOのDaniel WuはFocus Mediaを去り、2004年から相談役だったAlex DeyiがCFO代理となります。

Focus Mediaは昨年末、OOH事業をSina Corporationに09年上半期中に売却することを決め、主にインターネット事業を残すのみとなるのですが、Jiang氏自身はOOHシーンから退いたというわけではなさそうです。Sinaのボードメンバーに入るだろうと報じられています。

ひとつの会社に尽くすという考え方の人が多い日本とは違い、個の理念や野心で会社さえも動かすダイナミックな大陸の血を感じます。いろいろと課題が取りざたされているこの買収劇ですが、先がどうなるのか、期待を持って見守りたい気持ちです。この不況一色の委縮したご時世で、リスクも取って前向きにやるべきことをやる、そういう人が勝ち残っていくのだと思います。

ウォール街はこのニュースを注意深く迎え入れたという気配です。Focus Media株はNASDAQ市場で1月初旬から下がり続けていたところが、発表のあった1/26の午後の取引で約8%上昇したとのことです。

Jason Jiang returns to top job at Focus Media より一部引用)

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テニスコートサイズのデジタルサイネージと踊るモニター

2009-02-04 :, , , , , , : DSI : 2,065 views

テニスコートサイズのデジタルサイネージという訳ではありませんが、BA-CAテニス杯の(賞金総額64万2千750ユーロ、オーストトリア・ウィーン)でimpressx社のインタラクティブ・プロジェクションが利用されました。インタラクティブ・プロジェクションやフロアー・プロジェクションと呼ばれるツールの中ではジェスチャーテック社の製品やキャッチユーなどがよく知られていますが、ドイツのデュッセルドルフに拠点をおく同社の試みもユニークです。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=HBWmBM8CnKI]

POPAIヨーロッパの”Design of the year” を受賞したり、メトログループのフューチャーストアのパートナーに認定されるなど評価は高いようです。

また同社のkinetixと呼ばれる製品はムービーコンテンツとシンクロしたモニターの動きで新しいイメージを作り上げています。
[youtube:http://jp.youtube.com/watch?v=Df2SrbZSoFs]

ダイナミックでウィットに溢れたデジタルサイネージはヨーロッパ的だと言えます。今後はこうした表現が広告産業でどのように利用されていくのかが楽しみですね。

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マレーシアの小売店舗内広告市場

2009-02-03 :, , , , , , , : DSI : 1,415 views

ちょっと古い話題ですが、2008年11月20日にマレーシアのクアラルンプールで開催されたMalaysia Retail Media Forum 2008についてSun2Surfの記事で取り上げられていました。このForumには、広告業界関係者が200名以上参加したそうです。

Sun2Surf: Malaysian Source for News & Lifestyle

(Retail media an effective ad toolより一部引用)

スーパーマーケット店舗内での広告活動の現況についての報告した人に、小売店内向けの広告企画会社マジックアドズ(MagiqADs Sdn Bhd、MagiqADs)社の創業者Sailendra Kanagasundram氏がいます。マジックアドズ社は、3Dのイリュージョン映像など小売店向け広告の企画・展開を手掛けており、2007年2月からは、3M Malaysia Sdn Bhdから独占的なライセンスを取得し、スーパーマーケットの床に貼るラミネート広告も展開しています。マジックアドズ社は、マレーシアの有力小売店Jusco、Tescoや一部Carrefour の店内広告の取り扱いを一手に担当しています。

magicads

Sailendra Kanagasundram氏によると、2007年のマレ-シアの小売店向け広告市場は57.8百万リンギット(約15億円)、これは国内の広告宣伝費55億リンギットの約1%に相当するそうです。消費者が購買活動を行う店舗内で広告宣伝を行う小売店向け広告市場は、広告主の注目を集める市場であり、現時点でも200百万リンギット規模の潜在市場があるそうです。加えて、新設のスーパーマーケットやショッピングモールにより、今後も年率2~3%の成長も期待出来ると考えられています。しかし、市場拡大のための課題もあります。

“However, the effectiveness of each in-store activity is difficult to measure. There are methods of measuring the revenue-on-investments of each in-store activity to help marketers maximise their in-store activity investments.”

この課題はデジタルサイネージにも該当しますが、日本では黎明期の市場ゆえ、効果測定のロジックも方法論の確立は、業界関係者の至急の課題でしょう。

なお、Sailendra Kanagasundram氏の発表内容については、AdoiMagazine.comで詳しい記事がありますので、ご参考にして下さい。

MALAYSIAN RETAIL MEDIA FORUM 2008: A QUICK SNAPSHOT OF THE MALAYSIAN RETAIL MEDIA SCENE…

(AdoiMagazine.comより一部引用)

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