「2009 年 3 月」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


ドイツ発ジェスチャー認識3Dサイネージ

2009-03-15 :, , , , : tsuge : 1,784 views

ドイツの研究機関Fraunhofer-Gesellschaftの一部であるHeinrich-Hertz-Institut (HHI)が、3D映像をグローブやポインターを使わずジェスチャーで操作するシステムを開発。先週のCeBITに出展したそうです。

このシステムはiPoint 3Dと呼ばれていて、iPoint Explorerジェスチャー認識トラベル情報ボード(写真)に使われている技術の進化形です。ちなみに3Dディスプレイは眼鏡不要タイプです。

HHIのiPoint Exploterによるジェスチャー認��トラベル情報ボード

iPoint 3Dの心臓部は、キーボードくらいのサイズの認識デバイスで、天井からつるしたり、テーブルに埋め込んだりできます。内蔵された2台の低価格カメラが手と指の動きを検知し、PCにその情報を送ります。

双方向型サイネージとして、いろんなアプリケーションに使えそうですし、サイネージ以外にもあらゆる分野への応用が考えられます。

気になるのはお値段と、どう動きを認識するか、ですね。海外の方はこうしたツールを躊躇なく使いますが、シャイな日本人はどうしても抵抗があるようですね。タッチパネルのコンテンツも設置者が思ったほど使ってもらえていないケースもあるようです。デジタルサイネージのインターフェースを考える際は、単なる画面上のGUIだけではなく、画面にまでどのように近づいてもらうかという「おもてなし」の設計が必要かもしれませんね。

(Is gestural technology getting easier? より一部引用)

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Supermarket TVの驚くべき宣伝効果

2009-03-06 :, , , , : tsuge : 990 views

インストアのデジタルサイネージはやはり効果が高いようです。Neo Media GroupのPOS TV社によるSupermarket TVの成功が、数値になって出てきました。Nielsen社の調査により、平均販売促進効果が何と14%との結果です。

08年3月のSupermarket TV導入当初から、トップブランドの契約が相次ぎ、今では1200面の端末を結ぶネットワークが展開されています。
「既に、SupermarketTVは大当りだ、という肯定的反応が起業家や広告主から寄せられているが、広く認知されている調査会社からの数値によりその効果が証明されることは素晴らしいこと」とPOS TV社SupermarketTVプロダクトマネジャーDiana Niemer氏。「この数値は、我々や投資したスーパーマーケットにとっての計り知れない裏付けになるだけではなく、この新しい広告媒体に賭けた25のトップブランドの、SupermaketTVへの信任が報われることになる」

平均の販売促進効果は14%ですが、お菓子・スナック類は25%とさらに驚異的です。Niemer氏によると「刺激的なキャラクターは効果絶大。魅力的でクオリティーの高いコンテンツが買い物客を引き付けることは間違いない。エディトリアルコンテンツの場合、起業家や買い物客からのヒアリングの結果、レシピが映し出される画面に人気が集まる。我々のプログラミングの強みは、こうしたエディトリアルコンテンツも商業ベースで活用できるところ」とのことで、デジタルサイネージの肝はハードではなく、コンテンツである、という、いわば当たり前のことですが、そこにきちんと着目した事業形態が成功のひとつのカギといえそうです。

日本の場合は、ハードありきで、こんなすごい性能のものを作ってみたけど、何に使おうか、というものの考え方がまだまだ根強いですが、頭の固い大企業も、発想転換しないと生き残れない時代に突入しています。ユーザーにとって何が必要か、ソリューションの時代はもうWWではとうに始まっています。

投資する側も確固たる効果の証明がないと踏み切れないケースが多い我が国でも、今後こうした調査結果を足がかりに、サイネージが広く普及することを期待します。

Supermarket TV Announce Campaign Effectiveness から一部引用)

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英CBSと米LamarがOOH技術のグリーン化に着手 ~太陽光反射パネルなど

2009-03-05 :, , , , , , : tsuge : 660 views

オバマ大統領も環境対応政策を打ち出していますが、OOH業界でもその動きが出始めています。

CBS Outdoorは、ロンドンの地下鉄に設置したデジタルサイネージ機器が、従来のポスター形式と比べて20倍の電力を消費しているものもある、と指摘するレポートに対し、これらは全て再生可能なエネルギー(太陽・風力・バイオマスほか)により電源供給されている、と発表しました。

CBS Outdoorによる交通機関のサイネージの代表的なものには、Cross-Track Projection (XTP)や、Digital Escalator Panels (DEPs)がありますが、販促活動が環境に与える影響を調査しているNoughtilusによるレポートの中で、環境コストとの相関から、このCross-Track Projection (XTP)システムは、従来型のポスターに比べ20倍の宣伝効果をもたらす必要がある、と指摘されています。(これに対し、ロンドン市長は、地下鉄のデジタル広告の消費電力は、地下鉄全体のエネルギー消費の1%未満だと指摘。)

一方でフロリダのLamar Outdoor Advertisingは、イスラエルのMagink社による反射型デジタルビルボードを採用しています。
LEDビルボードと違い、太陽光を反射して発光、ソーラーパネルから一部電源供給を受けています。

Lamer Outdoor Advertisingが採用しているイスラエルMagnik社の太陽光反射ビルボード

Lamar社はこの技術を次はNYで試験導入することを検討中です。

CBS, Lamar turn to greener out-of-home technologyから一部引用)

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=L5FSf88HENw&NR=1]
XTP導入事例

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=IrjsR6fdGxo]
DEPの導入事例

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