「2009 年 6 月」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


フロリダの町を彩る、建物の壁へのプロジェクション

2009-06-29 : : tsuge : 495 views

DOOHソリューションをアートの新しい試みとして採用するケースが増えていますが、動画を通常のスクリーンに映し出す、という従来の方式にとどまらず、表現のスタイルを広げています。

6月6日の夕刻にフロリダのアリス・ビーチで開かれるThe 2009 Digital Graffitiでは、建物の壁をディスプレイとして使い、「世界初のアウトドアプロジェクションフェスティバル」(主催者)として、注目を集めそうです。

プロジェクタにはこのイベントのスポンサーでもあるWowWee Technologies社製Cinemin Swivelの新機種が採用されます。

Swivelプロジェクタは今年頭のCESでデビュー後、今回が最初の事例です。

TIのDLP技術をベースにしたアイスバーサイズの超小型プロジェクタで、90度回転するヒンジにより、天井へのプロジェクションも可能。iPodやiPhoneなどの一般的なCEデバイスに接続可能です。バッテリは2時間、解像度は480×320。1.524 x 2.0574 mまで投影可能。

価格は$349で、今年の夏に発売です。

10年以上前、デジタルサイネージが出始めたころは、まだ通信インフラが整っておらず、サイネージはスタンドアロンタイプが主で、コンテンツを媒体に焼いて配布し、マニュアルで更新する方式が一般的でした。その後インフラの発達によりコンテンツを各拠点に配信する方式が定着しましたが、これからは、拠点の端末さえもモバイルになっていき、より自由で即興的な表現スタイルが可能になっていくのだ、ということを予期できる事例です。

(Projected graffiti to light up Florida town から一部引用)

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中国:投稿動画を郵便局のOOHスクリーンに配信

2009-06-25 : : tsuge : 459 views

中国の動画コミュニティサイト Video1314 は投稿動画をChina Outdoor Media Groupの運営するOOHスクリーンに映す企画を打ち出しました。

Video1314は、動画や写真の無料ホスティングサービスを提供するフリーのSNSで、ユーザーがコンテンツを閲覧したりアップしたりシェアできるコミュニティサイトです。

映し出されるのは当然人気の高いクリップで、広東省の南の州にある4千箇所の郵便局に設置されているChina Outdoorのディスプレイに配信されます。最終的には全国6万すべての拠点に広げる計画だそうです。.

同じく、香港の100店舗を超える日系ホームセンターでも映し出されます。こちらはChina Outdoorの子会社のChina New Media Companyの運営です。

そのかわりにVideo1314は、China Outdoorのコンテンツを流します。そしてChina New Media CompanyがVideo1314のウェブサイトの広告営業を引き受けるという関係です。

最近、次々と双方向型のソリューションが登場しています。しかも双方向性の効果、つまり消費者の関心を引く為に、広告の直球ではなく、色々な試みが展開されてきています。最終的には商業ベースでありながらも、サイネージのこうした展開は私たちの生活環境をクリエイティブにしていくメリットがあるように思います。

そして同時に、一個人が公に対して自分から何かを発信する機会も増えてきています。

ブログや投稿動画がさらにサイネージになる、となると、注目度も格段に違います。似た例では、以前紹介した、サイネージへのテキストメッセージ送信システムWiffiti
もそうですね。

(China Post screens to show UGC from Webから一部引用)

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コンテンツが建築を表現する

2009-06-23 :, , , , , , : paul : 734 views

このブログでも何度か取りあげられているMedia ArchitectureやMedia Façade.緩やかな枠組みで、この新たなシーン:CMA (Creative Media Architecture)をさらなるMediaとArchitectureのインテグレートにつなげようとする団体がMAGことMedia Architecture Groupです。

主にヨーロッパで活躍するリサーチャーや、大学教授、メディアアーティストが中心となり、ここ10年間で、時代の潮流に乗るようになったメデイア建築やインスタレーションを世界に発信しています。

2007年に世界でも初めて”Media Architecture Conference”と銘うったシンポジウムをロンドンで開催しました。この”Media Architecture” @ London, 2008年のMedia Façade Festival @ Berlinの様子などを数回にわたり、ご紹介していきたいと思います。

2007年の”Media Architecture”は、開催時期をPLASA(プロ照明・音響・映像の展示会)とあわせ、ハードウェアメーカーやコンテンツ製作会社、建築家や構造設計事務所など欧州を中心に80名程度が参加しました。アジアからの参加者は私だけでしたが・・・。

カンフェレンスの主旨は、『単なる大型LED ビジョンとは一線を画し、新たな分野・メディアアーキテクチャという建築と一体化したものに関して相互理解を深め、今後の更なる展開を見出す場とする』というもので、最新の実績や現実的なアプローチが紹介されました。

スピーカー及び参加者は、大型LED ビジョンを箱ものから情報をただ垂れ流すものとして捉え、メディアアーキテクチャはメディアが建築の素材として融合され、建築そのものとして存在し、そこで描き出されるコンテンツも建築となりうるものと捉えています。

つまり、映像は建築的要素の一つとなり、今後ますます建築環境におけるメディアの存在が増していくだろうという見解です。

ここで一つ、カンファレンスでも紹介されていた実績を。Uniqa タワー
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=BGNwjO2beFM]

昨今、巷を賑わせているデジタルサイネージとは少し趣きが違うかとは思いますが、新たな切り口の発見と次世代のCMA (Creative Media Architecture)につながればいいですね。
それではまた次回。

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医療機関待合室デジタルサイネージの効果

2009-06-22 :, , , , : DSI : 3,853 views

購買ポイントの近くに設置されるデジタルサイネージは、強力なプロモーションメディアとして期待されています。今回は、(株)メディアコンテンツファクトリーさん運営の医療機関待合室サイネージ「メディキャスター」を、製薬メーカーの医療用医薬品プロモーションへ活用した事例を紹介します。

<メディキャスターの放映風景> ※待合室で、手持無沙汰な来院者向けに放映

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■医療用医薬品のプロモーションへの活用

来院する患者は医師に自分の症状を訴え、それに対し薬(=医療用医薬品)が処方(販売)されます。つまり、薬が処方されるタイミングが製薬メーカーの購買ポイントであり、医師と患者が向きあう診察室が売り場といえるのです。
テレビで、「その症状は病気です。医師にご相談ください。」という広告を見たことはありませんか?
ドライアイや男性脱毛症、EDなどが代表的な例です。これは製薬メーカーによる疾患啓発広告と呼ばれるものですが、自宅でくつろいでいるタイミングで疾患情報を伝えても、なかなか医療機関に足を運ばないことが課題となっています。
院内待合室デジタルサイネージはこの課題をクリアするメディアと言えます。来院者は待ち時間に疾患啓発広告を視聴し、気になった場合は直後の診察で即相談できるため、潜在患者を効率的に受診につなげることができます。
<院内における疾患啓発>

mcf2

■院内待合室デジタルサイネージでの疾患啓発の効果

(株)メディアコンテンツファクトリーでは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)について、製薬メーカーと共同で疾患啓発広告を制作・放映しました。2か月の放映終了時点で、医師へアンケート調査を行ったところ、54%の施設でCOPDの患者が増加し、放映施設平均7.7人増加しました。
相談者:+14.1人、 検査・治療実施者:+7.7人
この数値は、ターゲット500施設において1年間この取り組みを実施すると、その施設での直接的な売り上げ増加効果は最大3.4億円(薬価ベースでの試算、メディアコンテンツファクトリー)が見込まれ、投資対効果は10倍以上となります。また、二次的な処方や医師へのプロモーション効果など、直接的な売上には表れにくい効果も期待できます。

■まとめ

デジタルサイネージでは、その場に集まる人たちの行動に合わせ、ピンポイントの情報を送ること強みといえます。今回は、視聴者である患者の関心の高い“疾患”について、広告コンテンツとして放映しました。デジタルサイネージでは、その場所・タイミングに合わせ、如何に視聴者が注目するコンテンツを広告として見せられるかが、成功のカギといえるのではないでしょうか。

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デジタルサイネージ親睦会レポート 一部動画も見れます。

2009-06-08 : : DSI : 1,216 views

今年で 2 回目となったデジタルサイネージ親睦系イベントは、50人を超えるデジタルサイネージ関連事業者やメディア事業者、コンテンツ制作会社や広告代理店の皆さんにお集まりいただき、盛況のうちに幕を閉じました。今回はコンテンツ系の6社さんにプレゼンをして頂きました。
来場登録も早々に満員となり、非常に多くの方にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。今回、興味があるにもかかわらず、ご参加いただけなかった方も多くいらっしゃるようですのですので、プレゼン映像やレポート資料の一部公開させて頂くことになりました。

アイティア株式会社 中原様
http://www.aitia.co.jp/
発表内容:インタラクティブ・デジタルサイネージ
アイティア株式会社 中原様

AITIA(アイティア)は、ユビキタス時代の『体験メディア』を提供するオンリーワンカンパニーです。コンピュータビジョン技術、実世界指向インタフェース技術、メディアアートのクリエイティブを核として、
ウェブ/モバイル/人感センサー/RFID/各種デバイスを統合した、体験メディアによるセンセーショナルなコミュニケーション・ツールを提供します。

株式会社ビッグタウンズ 佐藤様
発表内容:TVMLによるコンテンツ
http://www.bigtowns.co.jp/
株式会社ビッグタウンズ 佐藤様 

NHK放送技術研究所で研究開発している「TVML(TV program Making Language)」「TV4U(TV for You)」技術を基とした映像生成システムおよび関連技術の研究開発、および販売を行っています。現在、この技術を弊社の主軸業務と位置づけ、さまざまな新しいビジネスモデルの創出、商品開発などを進めております。

株式会社メディアコンテンツファクトリー 毛塚様
http://www.media-cf.co.jp
発表内容:医療用デジタルサイネージ
mcf
株式会社メディアコンテンツファクトリーは、98年より医療機関向けデジタルサイネージを展開。全国700か所以上の医療機関をネットワークで結び医療情報や広告を配信。すべての拠点で異なる番組表やコンテンツを個別配信する。また最近では、デジタルサイネージ専用のコンテンツ制作などをJR西日本はじめ幅広く展開するとともに、サイネージの立ち上げの企画や運用管理などのアウトソースなどのトータルソリューションを提供。

有限会社ユナイテッドデザイン 下桐様
http://u-d.co.jp
発表内容:クラブにおけるデジタルサイネージの利用
ud

クラブカルチャーに根付いた伝統的なイベントフライヤー(告知チラシ)を全て廃止し、集客を落とすことなくペーパーレス化を実現した「WOMBFRAME(ウームフレーム)」。新しい時代の流れにフィットした、革新的なコミュニケーションメディアの開発を成功に導くために、デジタルサイネージとWEBの戦略的な連携が大きく貢献した。FLASHを活用しブログから美しいデジタルサイネージを動的に生成するシステムを導入、様々なコンテンツをデジタルサイネージに統合した。

ピーディーシー株式会社 山崎様
http://www.pdc-pana.co.jp/
発表内容:ビジュアルベンダー「コンテンツ自動販売機」
ピーディーシー株式会社 山崎様

株式会社プロジェクター 河村様
http://www.projector.jp/
発表内容:ビッグシャドウ事例

下記ページから「デジタルサイネージ親睦会」の情報はご確認ください(要ログイン)
デジタルサイネージ親睦会レポート

懇親会(飲み会)も遅い時間にもかかわらず、結構盛り上がりました。今後、「親睦会でプレゼンしたい」「デジタルサイネージをネタに飲み会したい」という方がいらっしゃれば、お気軽にご連絡ください。

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