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「グリーン」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


英CBSと米LamarがOOH技術のグリーン化に着手 ~太陽光反射パネルなど

2009-03-05 :, , , , , , : tsuge : 664 views

オバマ大統領も環境対応政策を打ち出していますが、OOH業界でもその動きが出始めています。

CBS Outdoorは、ロンドンの地下鉄に設置したデジタルサイネージ機器が、従来のポスター形式と比べて20倍の電力を消費しているものもある、と指摘するレポートに対し、これらは全て再生可能なエネルギー(太陽・風力・バイオマスほか)により電源供給されている、と発表しました。

CBS Outdoorによる交通機関のサイネージの代表的なものには、Cross-Track Projection (XTP)や、Digital Escalator Panels (DEPs)がありますが、販促活動が環境に与える影響を調査しているNoughtilusによるレポートの中で、環境コストとの相関から、このCross-Track Projection (XTP)システムは、従来型のポスターに比べ20倍の宣伝効果をもたらす必要がある、と指摘されています。(これに対し、ロンドン市長は、地下鉄のデジタル広告の消費電力は、地下鉄全体のエネルギー消費の1%未満だと指摘。)

一方でフロリダのLamar Outdoor Advertisingは、イスラエルのMagink社による反射型デジタルビルボードを採用しています。
LEDビルボードと違い、太陽光を反射して発光、ソーラーパネルから一部電源供給を受けています。

Lamer Outdoor Advertisingが採用しているイスラエルMagnik社の太陽光反射ビルボード

Lamar社はこの技術を次はNYで試験導入することを検討中です。

CBS, Lamar turn to greener out-of-home technologyから一部引用)

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=L5FSf88HENw&NR=1]
XTP導入事例

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=IrjsR6fdGxo]
DEPの導入事例

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タイムズスクエアでも「グリーン」がトレンド

2009-01-15 :, , , , , : tsuge : 347 views

タイムズスクエアのビルボードも近頃グリーン化の流れですが、最新の事例として、コカコーラのビルボードの風力駆動化を紹介します。コカコーラは従来タイプの電源供給から「エコ・フレンドリー」な風力発電による供給への切り替えを、人々の注目が集まる大晦日の31日に設定し、アルミ缶とペットボトルのリサイクルを宣伝するキャンペーンも同時に実施しました。企業として「エコ」をマーケティングツールとして積極的に打ち出しています。
green_ad

ちなみにこの巨大サイン一台を風力駆動に変えることで、年間に38戸の一般家庭の電源供給を同じく環境にやさしい方式の電源供給に変えるのと同じ削減効果が得られるそうです。
そして、30余りあるこのエリアのその他のデジタルビルボード業者もこれに追随する動きを取っているとのことで、サイネージ業界でも環境訴求の動きが高まっていることを表しています。グリーン電源のソリューションはCon Edison社によるものです。

一方でライバルのペプシは、同じく大晦日にタイムズスクエアで対抗イベントを打ち出しました。44thストリートにあるABC Super Signに一般の人が写真やメッセージをアップロードできるというものです。
こちらはいかにもアメリカらしいですが、地味ながら大切なことである環境対応に正当な評価が与えられることを期待します。

(Times Square billboard firms turn to wind power から一部引用)

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太陽電池駆動の巨大 LED スクリーン:デジタルサイネージ大国、中国の先進事例

2008-11-12 :, , , , , , , , , , , , , , : DSI : 2,096 views

世界でもデジタルサイネージの成功事例が最も多いと思われる中国ですが、北京には名実共に世界最先端の事例があります。

この Xicui エンタテイメント・コンプレックス・ビルでは、道路に面した壁面が丸ごと LED パネルとなっています。その面積は 2,200平方メートル。「Greenpix Zero Energy Media(グリーンピクス・ゼロエナジー・メディア)」と名付けられたこの巨大なデジタルサイネージは、その名の通り消費電力ゼロで動作するメディアウォールとなっています。

Flash Player 9 以上をインストールしてください。

驚くべきことに、このシステムはすべてソーラーパワーで動いており、パネルのガラス自体に組み込まれた太陽電池が昼間の太陽光を電力として蓄え、そのエネルギーを使って夜間に映像を映し出す仕組みを実現しています。

Zero Energy Media Wall
ガラスに埋め込まれた太陽電池パネル

世界トップクラスの建築とエンジニアリングの専門家が集まって設計したこの建物は、デジタルサイネージの事例としてだけでなく、建築業界や太陽電池業界など多方面からの注目を集めています。

こうした最先端のプロジェクトを進める場合、ニューヨークでは「この技術にはすでに実績があるのか?」と聞かれるのに対し、中国では逆に「間違いなく世界で初めての試みか?」と確認されるそうで、この国には新しいものに挑戦したいというメンタリティが顕著なのだそうです。

オリンピックのおかげもありますが、中国の勢いには圧倒されますね。

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欧米ではデジタルサイネージも「カーボン・フリー」が常識?

2008-10-01 :, , , , , , , , , : DSI : 374 views

オーストラリアに拠点を置く Prime Digital Media (PDM) は、二酸化炭素を排出しない「カーボン・フリー」なデジタルサイネージ広告の提供を始めました。

PDM では Carbon Planet という専門機関の監査のもと二酸化炭素排出枠の購入を行うもので、これにより広告主は特別な手続きを取ることなくカーボン・フリー(カーボン・ニュートラル)な広告を実施できるとのこと。

欧米ではすでに一般消費者の間でも地球環境への意識が高く「グリーンな」イメージ自体が企業の宣伝にもなることから、このような動きは今後も強まってくるのではないかと思います。

デジタルサイネージの分野では、アメリカやヨーロッパ以外でもカナダやオーストラリアといった国に先進的なビジネスを展開する中小企業が多いのが目立ちますね。

Australia’s leading provider of Out-Of-Home Digital media, PDM, has announced they will now offer carbon neutral advertising to their clients. PDM is the first Australian Out-of-Home Digital media company to provide advertisers with a choice to purchase fully carbon offset advertising as part of their environmental responsibility.

PDM announce carbon neutral advertising for their digital signage network より、一部引用)

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シャープから電子ペーパーよりも鮮やかで待機電力ゼロのカラーメモリー性液晶

2008-09-02 :, , , , , , , , , : DSI : 6,284 views

8月27、28日の2日間、東京国際フォーラムで行われた「シャープ電子デバイス展 2008」で、「液晶のシャープ」が先端技術を駆使した面白い液晶ディスプレイ技術を発表しました。

画面にスキャナー機能を搭載した「システム液晶」など、ほかにも面白い技術がいろいろある中で、デジタルサイネージ的に注目したいのはやはり「カラーメモリー性液晶」です。

エコロジーの重要性が高まる中、デジタルサイネージ・ディスプレイにも低消費電力が求められており、電子ペーパーなどの新しい技術が注目を集めています。

今回シャープが発表した「カラーメモリー性液晶」は、RGB のそれぞれの色のみを反射する3層の液晶を重ねることで、カラーフィルターを用いた従来のカラー電子ペーパーに比べて2倍の高彩度を実現しました。また通常の透過型液晶とは異なり、バックライトが不要の反射型であるため、画面を書き換えるとき以外には全く電力を消費しません。

さらに反射型の特徴として、明るいところではっきりと見えるため、日中の屋外のような非常に明るい環境でも視認性が確保できるものと思われます。

消費電力と屋外での視認性という、デジタルサイネージ・ディスプレイの課題を2つともクリアできる可能性があり、非常に期待の持てる面白い技術だと思います。残念ながら写真は掲載できませんが、かなりはっきりした明るい画面です。意外と電子ペーパーよりも先に実用化されるかも知れませんね。

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「グリーン」をウリにしたデジタルサイネージのビジネスモデル

2008-09-01 :, , , , , , , , : DSI : 280 views

カナダの「グリーン・アド・ネットワーク」はユニークなデジタルサイネージを展開しています。

モノとしては液晶やプラズマのパネルを使った通常のデジタルサイネージ・ネットワークなのですが、「環境に優しいこと」をウリにしており、鉛ゼロ、水銀ゼロのディスプレイを使用しているのはもちろんのこと、広告収益の1%を環境保護団体に寄付したりニューズレターを発行するなど、「エコ・フレンドリー」なイメージをアピールしたい企業や団体からの広告を獲得しようとしているようです。北米では「グリーンであること」が企業にとって非常に重要視されるようになってきており、今後こうしたアプローチは増えてくるのではないかと見られています。

またグリーン・アド・ネットワークでは、地域密着型のアプローチで地元の中小企業との関係を重視しており、商工会議所を始め地元のレストランや商店、ショッピングモールなどに広告やニュースなどのコンテンツを提供していく計画です。

デジタルサイネージ・ネットワークはどれも似たようなものになってしまう可能性があるので、独自の特色を打ち出して差別化を図っていく必要があるかも知れませんね。

The cutting-edge eco-friendly network was launched as a means to maximize community involvement while setting a foundation for a low-cost, yet highly effective marketing vehicle for small to medium sized businesses in the local community. In addition to fresh community news and targeted third-party advertising, the GREEN Ad Network will also inform viewers of weather updates, latest news, sport scores and a variety of other up-to-the-minute news (infotainment) while viewers wait for service at various local businesses. Furthermore, as the name illustrates the GREEN Ad Network is definitely a push towards an environmentally friendlier approach to marketing as all content and creative is produced digitally, delivered digitally and displayed digitally. DDS has also opted to use LCD and/or eco-friendly (100% lead & mercury free) Plasma display panels as they tend to consume less energy and/or are more environmentally friendly than other alternatives. To maintain a strong commitment to a healthier environment, DDS will publish a monthly newsletter targeting local businesses titled “12 tips to go green” and donate a percentage of all ad sales to organizations such as Tree Canada (www.treecanada.org).

The GREEN Ad Network reaches Montreal - Digital Signage :: Wire Service Canada :: Canadian Free Press Release Service より、一部引用)

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電子ペーパーを使った「エコな」デジタルサイネージ:都内で実証実験

2008-08-20 :, , , , , , , , , , : DSI : 1,683 views

デジタルサイネージにとっても「エコ」は重要なキーワードです。

紙のポスターを減らせば森林資源を節約できますが、代わりに電気を消費するため、トータルで見るとどっちがエコなのか?という議論はあるでしょう(イギリスでの調査結果)。将来的には電子ペーパーのようなほとんど電力を消費しない形のデジタルサイネージが広まっていくに違いありません。

駅中での電子ペーパーの実証実験は 2005年頃から行われています(日立製作所の電子ペーパーを使用)が、今回の実証試験では、ブリヂストンが開発したカラーとモノクロのA3サイズの電子ペーパーを使用します。電子ペーパーにはいくつかの方式がありますが、ブリジストンのものは独自開発の電子粉流体方式です。配信には携帯の高速通信網を使用しています。

毎日新聞社とブリヂストンは19日、省エネで環境に優しい電子ペーパーを使ってニュースと広告掲示を行う新たな電子屋外広告(デジタルサイネージ)の共同実証試験を始めた。東京都交通局の協力を得て、都営浅草線の新橋駅構内と、都営新宿線の新宿三丁目駅コンコースの2カ所に設置。09年3月末までの間、広告視認効果などのデータを蓄積し、新たな広告媒体としての可能性を探る。

都営地下鉄の新宿3丁目駅コンコースで行っている電子ペーパー実証試験

電子屋外広告:共同実証試験始める ブリヂストンと毎日 - 毎日jp(毎日新聞) より、一部引用)

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