日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
アメリカではデジタルサイネージのコンテンツ市場が伸びているようです。
全米のオフィスビル、ガソリンスタンド、エレベーター、病院、銀行、屋外ビルボードなどにコンテンツを提供する米 Data Call Technologies社 の決算報告によると、同社の売上高は2007年の実績に比べて 180% 増の大幅な成長を記録しました。第4四半期には $1,100,000 の売り上げを見込み、黒字化を果たすという予測だそうです。
デジタルサイネージ業界でコンテンツの重要性が認識され、コンテンツ市場が活性化してきた結果と見られます。
Data Call Technologies, the US listed content provider for the Digital Signage Industry, has announced its first and second quarter results for 2008 recording siginificant increases on the previous year. The company provides content for screens in office buildings, gas stations, elevators, hospitals, banks, as well as digital outdoor billboards throughout the country.
Sales revenue for the 3 and 6 months ended June 30, 2008 were $83,745 and $154,372, respectively, compared to $47,373 and $55,413 - an increase of 77% and 180% from the same period in 2007.
(aka.tv - Data Call Increases Digital Signage Content Revenues By 180% より、一部引用)
VR(Virtual Reality:仮想現実)の次は AR(Augmented Reality:拡張現実感)です。たぶん。
これをデジタルサイネージに応用すれば、すごく面白いコンテンツができることは間違いないでしょう。
拡張現実感(Augmented Reality:AR)とは、仮想世界と現実世界を融合する技術です。現実の映像の上に、CG の3Dキャラクターをリアルタイムで合成したりすることで、架空のキャラクターが現実空間に存在しているかのように見せることができます。下のビデオをご覧ください。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=Ss4JD4id_no]
いきなり初音ミクが出てきましたが、音声合成もかなり自然ですよね。ほかにもいろいろな例があります。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=jV5ODoMs2TI]
もはや、なにがどうなっているのかわからなくなってきますね。
美術館の展示に AR を使って解説を加えたりクイズを出したりするような例もあります。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=denVteXjHlc]
いずれもかなり凝ったつくりになっていますが、ARToolkit というライブラリを利用しているようです。
ARToolKitは,ARアプリケーションの実装を手助けするC言語用のライブラリです. ARToolKitを使うと,紙に印刷されたパターンをカメラで読み取り, その上に3Dオブジェクトをオーバーレイ表示するアプリケーションが簡単に作れます. 本来は非常に敷居の高い技術なのですが,このライブラリは「難しい部分」の処理を 全てやってくれます.
また、iPhone 上で動くものも開発されているようで、タッチパネルから操作を加えることもできるようです。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=5M-oAmBDcZk&ap=%2526fmt%3D18]
紙などの他媒体に、デジタルサイネージと AR を使ったコンテンツを絡めて、OOH のクロスメディア・マーケティングなんてどうですか?
例えばこんな感じに。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=S-G8u-01t0k]
デジタルサイネージ総研ではデジタルサイネージに関するコンサルティングサービスを提供しています。ご相談はこちらまで:info@digitalsignage.co.jp
「続きはWebで」というテレビCMも当たり前になりましたね。CMで関心を持ってもらい、詳細はネットで検索してもらうというスタイルが、インターネットの普及によって可能になりました。
では、これをデジタルサイネージに応用するとどのようなコンテンツができるでしょうか?今回はそんなコンテンツを提案してみたいと思います。
テレビCMで「続きはWebで」と表示して視聴者に検索行動を促し、キャンペーンサイトへと誘導する手法を電通とヤフーが進化させた。Yahoo! JAPANで検索すると、検索結果にそのまま商品動画などを表示することができる。
(「続きはWebで」が進化した! 電通とヤフーがYahoo!の検索結果にダイレクトに商品動画を表示するサービスを開発:MarkeZine より、一部引用)
デジタルサイネージの場合は「続きは(webではなくて)携帯で」となるでしょう。なぜなら家の外で使えるインターネット端末といえば携帯電話だからです。
実際のところ、携帯電話での情報検索について調べた調査によると、広告を見て気になった情報を携帯で調べるという行動は、すでにある程度一般化しているようです。
「携帯サイト・デイリーユーザー」の70%以上が、テレビや新聞、雑誌などの広告を見聞きして携帯サイトにアクセスした経験があると回答。広告を見聞きして気になった商品について調べる際、パソコンだけでなく、携帯電話も積極的に利用していることが明らかになった。
デジタルサイネージでは一般に、じっくりと画面を見てもらうことは難しいのが現状ですが、短時間で情報を伝え切るというのもまた至難の業でしょう。そこで、短時間のデジタルサイネージで興味を持ってもらったら「続きは携帯で」ということで RFID や Bluetooth を使ってピッと情報を持って行ってもらうのがよさそうです。
歩きながらでも、気になった情報があれば携帯でピッと取ることができるので、あとからゆっくり見てもらうことが可能です。また携帯からアクセスする先のサーバーでログを取れば、広告効果の測定も簡単です。現在は携帯電話からアクセスした人の属性を取得することはできませんが、近い将来には個人情報と切り離したマーケティングデータが利用できるようになると思われます。そうした情報を蓄積して解析すれば、どのモニターがどういう属性の人に見られているかを継続的にモニターし、把握することが可能になるでしょう。カメラを使って外見から属性を推測する以外にも、いろいろと方法はありそうです。
デジタルサイネージ総研では、ほかにもいろいろなコンテンツのアイディアを提供することが可能です。コンテンツでお困りでしたらご相談下さい。
デジタルサイネージのシステムやディスプレイがどうあれ、結局のところ人々が目にするのはそこに映し出される映像=コンテンツなのだから、コンテンツが一番重要なのだ、と言われます。海外ではどのようなコンテンツ・ビジネスがあるのでしょうか。
テレビやラジオ、インターネットなど様々なメディアに天気情報を提供する AccuWeather.com は、デジタルサイネージ用にも地域別の天気予報などを提供していますが、薬局・ガソリンスタンド・待合室・タクシー・公共交通・大学・企業ロビーなど150を超えるネットワークを配信する BroadSign International Inc. との提携により、2009年のはじめには全世界の270万拠点で利用可能なモジュールとして提供されるそうです。
天気予報のほかにも、ビジネス・スポーツ・国際ニュース・健康・科学・テクノロジー・エンターテインメントなどのモジュールが提供され、すべてのデータは郵便番号コードと連動して地域ごとにカスタマイズが可能なほか、気象条件によって広告内容を切り替えるような使い方もできるそうです。
[youtube:http://jp.youtube.com/watch?v=P6t_-qsJq0w]
The integration allows any of over 150 digital signage networks running on BroadSign’s platform to display a wide variety of news on their screens. The modules feature AccuWeather.com’s weather forecasts for more than 2.7 million locations worldwide, as well as entertaining AccuWeather.com broadcast personalities, animated Doppler radars, weather icons and unique weather indices. The high-resolution graphics and videos are available in various customizable formats and multiple delivery methods to accommodate all major display types, and are fully licensed for digital signage applications.
もうひとつはこちら、オーストラリアに拠点を置く Genr8 Digital Media です。この会社では、ファッション・スポーツ・セレブリティ・ビジネス・健康・トラベル・自然など、10チャンネルの番組を1ヶ月単位で販売しており、価格は SD 画質で US$1,500、HD 画質で US$3,000〜となっています。
それぞれの番組は1時間分のショートクリップで構成され、毎月その半分以上が更新されて新しい番組と入れ替わるという仕組みになっており、契約期間中は映像データへの FTP アクセスが与えられます。
このほか、4チャンネルずつを組み合わせたお得なパッケージも用意されていて、バー・サロン・ビジネス・モール・ヘルスケアの各パッケージがそれぞれ3チャンネル分の料金で利用できるそうです。
デジタルサイネージのコンテンツに関しては、いかにコストを抑えてクオリティの高いものをつくるかというのが課題です。
ひとつの方向性としてはある程度自動化する方法があるでしょうが、オンライン動画編集というのも現実的な手段になりつつあるようです。携帯でも簡単にできてしまうくらいですから、デジタルサイネージに使えるような画質のものも技術的には十分可能でしょう。インタラクティブなコンテンツの制作もできそうですね。
「デコドーガ」は、携帯電話で撮影した動画や静止画にフレーム合成、BGM挿入、テロップ挿入などの編集、加工を行い、オリジナル動画を作成することができるアプリケーションです。
(プレスリリース 株式会社ディー・エヌ・エー より、一部引用)
携帯電話をリモコンのように使って、デジタルサイネージ上でゲームやチャットを楽しめるシステムをいくつかご紹介してきましたが、日本国内でも携帯電話で操作できるタイプのデジタルサイネージが登場しました。
しかも、テレビ電話機能を使ってゲーム画面内に動画を送り込むことも可能だそうです。実証実験の様子を撮影したビデオからは、ゲーム内キャラクターの顔の部分にユーザーの顔写真が入っているように見えますが、その部分が携帯電話のカメラで撮影されたライブ動画になっているようです。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=eREMbJQSP1o&ap=%2526fmt%3D18]
コンテンツの可能性が広がりそうな面白い技術ですね。詳細はプレスリリースをご覧ください。
バンテンが提供するインテリジェントデジタルサイネージプラットフォーム「エンゲージメディア」とSairis Group社が権利を持つ携帯テレビ電話ゲートウェイ「MobiActions(もびあくしょん)」とが連携することで、携帯電話ユーザーはテレビ電話を 通じてビジョンに映し出されるゲームアプリケーションコンテンツをリアルタイムに操作ができ、デジタルサイネージ上でインタラクティブ体験ができるように なりました。
(日本初、携帯テレビ電話を使用したインタラクティブデジタルサイネージ実証実験に成功:Vanten Press Release より、一部引用)
デジタルサイネージのコンテンツのヒントになりそうな、海外の屋外広告の事例を3つ、動画でご紹介します。
このテーマではすでに何度か書いていますが(こちらを参照)、面白いアイディアはまだまだありますね。
まずはこちら。説明は不要だと思いますが、これは笑えます。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=v0jlRceGBOI]
お次はビールの広告です。仕掛けは単純だけど、どうしても気になってしまうという、人の心理をうまく突いていますね。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=S-V7iH4OFXw]
最後は Google Video の OOH 広告です。ワザありですね。最高におしゃれです。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=Um-WL7FRANM]