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「交通」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


全部のせ!!裸眼3D+FeliCa+MIFARE搭載+3G対応7インチデジタルサイネージ端末登場

2010-11-10 :, , , , : DSI : 890 views

今回、裸眼で3Dが見れて、FeliCa+MIFAREを搭載し3G回線にも対応する機能がてんこ盛りな7インチデジタルサイネージ端末がワールド ウィンテクノロジー社より発売されます。同社はもとももとブロードバンドやVODの世界で実績を積み上げてきた企業です。社長の 李さんに曰く、楽しいデジタルサイネージ端末を作りたいという事で裸眼3DやFeliCaそして、国際的な非接触ICカード通信規格のMIFARE,3G回線(オプション)を搭載したそうで す。同社は単にパネルを中国や台湾から持ってきてセットアップするだけでなく、基板の設計、サーバー関連、インターフェイスまで自社で開発しています。

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スマートフレーム© 3D

同 社がデジタルサイネージの業界に新規参入にするにあたり、大型ディスプレイは大手メーカーの寡占になっており勝ち目がないと判断しました。そこで、小 さな画面サイズの端末に注目し、李社長が導入先として注目したのがタクシー業界です。既に大手タクシー事業者の日本タクシーに提案をおこない、2Dの製品 に関しては既に4000台の導入が決まっています。今後は他のタクシー事業者向けの導入もいくつか決まっているとの事です。国内のデジタルサイネージメ ディアは鉄道系が牽引していましたが、今後はタクシーについてもさらに配備が進みそうです。
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ワールドウィンテクノロジー株式会社 代表取締役 李 晠範氏

李 社長は今回の3D製品に関しては、3D家電や3D映画のプロモーションなどへの利用も考えているとそうです。フォトフレームに代表される小型のデジタルサ イネージ端末は低価格化が非常に進んでいます。今後は企業が年末に配るカレンダーと同程度の価格帯になって、ホームサイネージが何年か後には「普通の製品」 になっているんでしょうね。また小型のフォトフレーム的な製品は小型でも高機能なものと、非常に安価な製品の棲み分けが行われていくのではないでしょうか。シアーズさんも 「ホームサイネージ」向けの製品を出されましたので、来年以降これらの商品群がどれだけ普及するのか期待したいところですね。

小型デジタルサイネージ端末を裸眼3D
― ワンポイントでコンテンツをリッチ化、3D映画の予告や3D家電の広告媒体に ―

■ 裸眼3D小型サイネージ端末を本邦初(当社調べ)で販売開始します。
■ 3Dの興奮が伝わりにくかった、3D映画や3D家電またブルーレイTM 3D対応ソフトの広告媒体として有効です。
■ 表示部はタッチパネルで、FeliCaやMIFARE規格のICカードリーダーを搭載。コンテンツの配信時などサーバーとの通信に利用するネットワーク接続は有線、無線LAN接続に、オプションで携帯電話網3Gにも対応。
国内のタクシー車載デジタルサイネージ4000台余りの端末提供と運用サービス(ASP)の開始 がこの12月と迫ったワールドウィンテクノロジー株式会社(略称:WWT 本社:東京都千代田区神田淡路町2-10-6 代表取締役:李晠範)は、その端末の3D対応バージョン「スマートフレーム© (略称:SF) 3D」を、2010年11月25日 (水)に販売開始します。
SF3Dは、7inchという小型サイネージ端末としては、専用のメガネを必要とせず、裸眼で立体画面を視聴者に提供す る仕様として、本邦初で販売まで至ったものです。市場への投入により、今まで消費者にその魅力が伝わりにくかった例えば、3D映画や3D家電、またはブ ルーレイ3Dソフトなどその魅力を、臨場感をもって告知することができます。また従前のSFの機能を受け継ぐことで、3D映画の予告編を表示中、おサイフ ケータイをかざせば、映画割引券を視聴者がゲットするといったプロモーションも実現します。また、SF3Dは通常の2Dコンテンツも表現することができま す。したがって、通常のコンテンツは2Dで、ワンポイント的により目立たせという場合には3D と言うように、メリハリをつけての運用が可能です。
このようなことから、SF3Dが広告に関わるあらゆる企業さまにとって広告媒体の新たなパートナーになりえると、WWTは考えています。

■ このプレスリリースに関するお問い合わせは下記まで
ワールドウィンテクノロジー株式会社 広報担当
朴(ぼく)、林(はやし) 電話: 03−3254−8187
FAX: 03−3254−8188   E-mail Address: info-wwt@worldwin.co.jp
URL: www.worldwin.co.jp / www.smartframe.jp

■スマートフレーム© 3Dの機能について
(ア) ハードウェアの仕様
外寸 240×150×32cm
重量 650g
OS Windows CE 6.0
メインメモリ SD 、MMC
表示部 7inch液晶タッチパネル(WIDE TFT 800×480)
インターネットへの接続方法 有線LANポート、無線LANポート、携帯電話3G網
再生可能なファイルフォーマット 動画:MPEG-1,2,4、H.264
音声:MP3、WAV(以上ハードウェアコーデック)、MMA(以上ソフトウェアコーデック)
その他の入出力デバイス ステレオスピーカ、無線LANルータ、ICカードリーダー(FeliCa or MIFARE)、
赤外線センサー、明度センサー

(イ) 機能面

i ) コンテンツの登録方法
■ インターネットブラウザから専用のアップロードサイトにアクセスし、そのサイトよりコンテンツを登録

ii) 画面表示
■ 縦横に画面分割
■ テロップ(スクロール)

iii) スケジュール配信
■ 配信サーバから、時間を指定して動画、静止画のコンテンツを配信

iv) 配信のグループ化
■ コンテンツは、1台だけ、すべての端末、グループに分けた端末(例:都内の女性メインの店舗設置の端末だけ)などに、切り替えて配信可能

v ) ICカードリーダーの用途
■ FeliCa付き携帯電話に、URLやメールプロトコルを発行
■ FeliCa付き携帯電話の端末IDを読み取り
■ 交通系ICカードのカードIDを読み取り
■ ICカードにポイントを加点、減点
■ ICカードによる本人認証

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キーパーソンインタビュー トレインチャンネルを運営 株式会社ジェイアール東日本企画 交通媒体本部 媒体開発部 部長 山本氏

2010-03-01 :, , , , , : DSI : 2,502 views

業界のキーパーソンにお話を聞く「デジタルサイネージキーパーソンインタビュー」7回目の今回は日本のデジタルサイネージにおいて成功事例として語られる事の多い「トレインチャンネル」を運用する株式会社ジェイアール東日本企画(以下jeki)の山本さんに、現在の取り組みと、今後の方向性についてお話を聞いてきました。

JRグループでのjekiの役割とトレインチャンネル
DSI JRグループにおける、jekiさんの立場と、デジタルサイネージの位置づけを教えてください。

山本さん JRグループの中で広告を管理・運用をしている唯一の会社がjekiです。jekiには二つの側面があって、一つはJR東日本グループの広告代理店という役割、もうひとつはJR東日本の媒体を預かって広告を販売、運営する媒体社の役割になります。最近特に話題になるのはJR東日本でのデジタルサイネージ事業なのですが、ゆりかもめ、つくばエクスプレス、りんかい線の媒体も管理・運営させて頂いています。弊社としては、交通広告のデジタル化という大きなトレンドがあって、それがたまたま、デジタルサイネージというトレンドと合致しているに過ぎないと考えています。デジタルサイネージという言葉は2006年ごろから業界で使われ始めたのですが、トレインチャンネル自体は2002年からスタートしています。その当時は車内映像モニターという呼び方をしていましたね。

DSI 媒体社としての役割はどんなものですか?
山本さん 私どもの契約代理店が160社程あるのですが、そこへの広告の販売という形になりますね。

DSI よく聞かれるのですが、トレインチャンネルのディスプレイはjekiさんの所有物になるんですか?
山本さん JRになります。通常、駅にあるポスターやコルトン看板はjekiの資産なんですが、車両の中はJRの資産です。そこに送り込むサーバーや通信インフラはjekiの設備になります。

DSI jekiさんの売り上げの中でデジタルサイネージはどれぐらいの規模になりますか?
山本さん 広告全体の売り上げの8%程度ですので、金額的にはまだまだ小さいですね。従来からある、中吊りや窓上など弊社が取り扱う広告の中の1ユニットという位置づけになります。ただ、広告市場の冷え込みによって他のユニットが15%~20%減するなか、トレインチャンネルは落ちていないんですよ。そういう意味ではクライアントからの評価が高いユニットになりますね。

トレインチャンネルの現状
DSI トレインチャンネルはデジタルサイネージの成功事例として語られる事が多いですが、現状についてもう少し教えて頂けますか?
山本さん 現在、ディスプレイの面数としては16000面程度になります。国内で1万面以上のサイネージの媒体が少ない中で、規模があるという事と、広告媒体として高い稼働率があるという事で業界の中では注目されています。

DSI 広告の入稿状況はいかがでしょうか?
山本さん ほぼ満稿という状態ですね。一昨年頃までは、半年先までいっぱいという状況でした。昨年頃からは、ほぼ満稿という状態で、ずっと先まで埋まっているという程ではないですね。昨対比で言うと微増という状況です。なぜかというと、2008年12月から京浜東北線の面数を増やしていて、2010年の2月に全ての編成に入るようになって、値上げもさせて頂いていたんですね。

DSI 大型ビジョンなど他のデジタルOOHが苦戦する中で、好調さを維持されているという事ですね。
山本さん こうした市況のなかで、前年をクリアしてプラスになっている媒体というのは珍しいのではないでしょうか。今年の夏には新たに京葉線にもモニターが入ってきますので、ある程度は右肩上がりで動いていくのではと思っています。

DSI 従来の中吊り、ポスター、コルトンに比べるとデジタルサイネージは初期投資が重いビジネスですが、その点についてはどうお考えでしょうか?
山本さん そうですね。確かにイニシャルのコストは大きいですね。今までは駅にサーバーを置いて、ホームと電車を無線で繋いでいたんですね。ただ、先ごろ、導入した成田エクスプレスからはWiMAXを利用して、サーバーから直で電車に送れるようになったので負担は少なくなりましたね。今年の京葉線もwimaxを使用します。イニシャルコストの中で大きな割合を占めるのが工事費ですので、設置のハードルはずいぶん下がります。

コスト回収のシミュレーション
DSI コストの回収のシミュレーションはどのように考えていますか?
設備の耐用年数が5年ですので、5年以内での回収を目指しています。ただ、5年経つといろいろな施設が古くなってしまうので、3年で償却を含めて回収するのがベストですが、こうした市況では少し厳しい部分があります。

DSI デジタルサイネージの媒体事業で3年回収する事が可能なところは少ないですよね。
小型のモニターならば可能かもしれませんね。30インチ以下になるとモニターのコストが劇的に安くなって、それに併せて、工事費も安くなります。50インチ以上のモニターは導入コストに比例して、工事費も高くなるのがネックになります。

株式会社ジェイアール東日本企画 交通媒体本部 媒体開発部 部長 山本氏

DSI 最近、面数が増えてきたデジタルポスターに関してはいかがでしょうか?
山本さん 現在、首都圏で70面程度ですので、稼働率に関してはまだまだです。これから面数を増やして200台から300台になった時の稼働率がどうなるか、という事がポイントですね。

DSI 想定している顧客層はどんなところになりますか?
山本さん デジポに関しては駅によって全くちがいますね。東京や品川はナショナルクライアントが多いですが、秋葉原や五反田はローカルなクライアントが圧倒的に多いですね。秋葉原は地元のショップさんやネットカフェなども広告を掲載頂いています。そうしたエリアのクライアントからするとデジタルサイネージというよりは画像が変えられる看板として買って頂いているんだと思います。

トレインチャンネルとコンテンツ
DSI トレインチャンネルらしいコンテンツとはどんなものでしょうか?
山本さん まずひとつに、「音がなくても理解できるもの」という事があります。純広ではなくてインフォマーシャル的な、情報提供も含めたコンテンツも特徴のひとつです。今だったら、サッポロさんのお店紹介や、任天堂さんの一口雑学まめ知識などです。それ以外に私どもが独自に提供しているコンテンツ枠があります。ニュース、天気予報、占いが定番で、それ以外は上期、下期でコンテンツを入れ替えています。今は刑事ドラマ風タッチで、気軽に経済を楽しく学べる『ケーザイ刑事』などが公開されています。今は終わってしまいましたが『ダーリンは外国人』なども人気のあったコンテンツですね。ただ、定番のニュースや天気予報以外に何が良いのかという問題の結論は出ていないです。アニメや雑学などいろいろなコンテンツを出してお客様の反応をみているところですね。

DSI パブリックな空間におけるコンテンツのあり方についてはいかがでしょうか?
山本さん 交通広告は基本的にトーン&マナーが厳しいものになります。特に電車の中では見たくないものにも、目を背けることができないので、ある一定以上のグレードは維持しなければならないと言えます。

DSI 山本さんが個人的にいいなと思うコンテンツはありますか?
山本さん ニュースや天気は基本的に読んでしまうコンテンツですので、アニメのように肩肘はらずに楽しめるコンテンツもいいかもしれませんね。また、twitterやAR のように双方向性のあるコンテンツも可能性があると思います。ただ、プロモーション・メディアとしてアイキャッチにつながるのですが、アドモデルではどのように価格に転嫁していくかという問題がありますね。

トレインチャンネルとデジタルポスターの今後
DSI 今後の目標を教えて頂けますか?
山本さん トレインチャンネルに関してはJRの車両計画に基づいて、今年の夏から京葉線に1年程度をかけて入っていく形になります。今16000面程度ですので、その導入が進めば2012年頃には20000面位になっていきます。デジポに関しては今年度末には150面程度に増やすことを予定しています。来年度も百数十面増やす予定がありますので、2010年度末には250面程度は視野に入るのではと考えています。また面数の増加に併せて、ネットとの連動などコンテンツの拡充も図っていきたいですね。

DSI 面数に関しては順調に増えていくという事ですが、それ以外の目標はありますでしょうか?
山本さん やはり「連携」ですね。昨年から、弊社のトレインチャンネルとJR西日本さんのWESTビジョンを共同で販売しています。今後は他の媒体社さんとの接点を増やしていくことになりそうですね。他社さんと共同の企画を立てるときには「お互いの媒体の稼働率を上げていきましょう!」という事がテーマになりますね。

現在のように広告が売れていない時だからこそチャンスかもしれませんね。共同で企画商品をたてることなどに可能性があるかもしれませんね。
今後、デジタルサイネージが成熟期に入って、電鉄系同士の結びつきや、電鉄系とコンビニ系が組んでいくという議論が生まれるかもしれませんね。他社さんとのコラボレーションもそうですが、電車と駅のつながりやグループ内でのネットワークなど、連携がキーワードや課題になっていくのは間違いないですね。

DSI 最後に、デジタルサイネージの今後とjekiさんの目標をお聞かせください。
山本さん デジタルサイネージコンソーシアムが発足した2007年から少しづつ盛り上がってきていますね。去年は景気も低迷して、伸び的には鈍くなりましたが、今年になってローソンさんとADKさんの新会社やファミリーマートさんなどコンビニ系のデジタルサイネージの動きが出てきましたね。
駅や商業施設に限らず、数が増えていくことは間違いないです。問題はロケーションが増えていったときにメディアとして認知されるかどうかという問題ですね。また、顔認証などの効果測定やクリエイティブの問題もあります。ここ1~2年でメディアとしてのポジションが確立できるかどうかという正念場になるでしょう。jekiのデジタルサイネージとしては、同じように増えていくのですが、看板やポスターがなくなるわけではないので、よりベストな組み合わせというもの考えた上で、増やしていかないといけません。駅全体の広告の中で、メディアミックスとしてのサイネージの位置づけをしっかりと見出していくのが当面の目標になりますね。

DSI 今日はありがとうございました。

―インタビュー終わり

「連携」がキーワードに
広告市場が非常に冷え込んでいるなかで、トレインチャンネルは面数や販売実績、共に堅調とのことでした。今回は広告サイドからのお話がメインだったのですが、公共空間におけるデジタルサイネージとして、ユーザーに「便利なもの・役に立つもの」として認知があるからこそ、広告媒体として成立があると感じました。世界的にみても、車両内のデジタルサイネージのコンテンツとしては既に完成度が高いと思うのですが、「これからも色々と試していきます」という姿勢にはちょっとびっくりしました。また、グループ内や他のデジタルサイネージ媒体との連携がキーワードになっていくというお話も印象的でした。リテールの事業者さんとのコラボレーションが始まれば「電車の中でも、コンビニでも」という複数のタッチポイントが生まれるので、新しいコミュニケーションや体験を喚起することができるかもしれませんね。JRをいつも利用する一ユーザーとしては、生活導線上にあるメディアとしてリラックスしながら見れて、ちょっぴり役にたつコンテンツが増えるといいなと思います。トレインチャンネルは公共性の高いメディアですので、今後の更なる発展に期待したいところですね。

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世界で2番目に大きい屋外広告会社JCDecauxによるTitan Outdoor社買収

2010-02-10 :, , , , , , , : DSI : 561 views

世界で2番目に大きい屋外広告の会社であるJCDecauxがちょっと前にライバルであるTitan Outdoor社を買収しましたね。 JCDecaux’s UK のCEOであるJeremy Male氏はTitanが持つ鉄道と小売の広告は、我々が持つロードサイドと空港の広告ビジネスを発展させるポテンシャル持っていると語っています。 Titan Outdoor社はNetwork Rail’と年間 £26mにのぼる広告の取り扱いをはじめメジャーな契約をたくさん保有しています。今回の買収によりJCDecauxはイギリスの屋外広告の市場の3分の一近くのシェアを取ることになり、CBS OutdoorやClear Channel Outdoorとのライバル争いが益々激化しそうですね。

JCDecaux buys Titan Outdoor

JCDecaux, the world’s second largest outdoor advertising company, has completed the acquisition of rival Titan Outdoor.

Titan, which has a number of major contracts in the UK including Network Rail’s £26m-a-year ad deal, was forced into administration yesterday after failing to secure financial backing to continue operations.

guardian.co.ukより引用

日本の屋外広告市場には超大手と呼ばれる媒体会社はありませんね。デジタル化の浸透に併せて事業者が集約されていくという考えと、レガシーな屋外広告は変わらないであろうという二つの考え方が広告業界にありますが、いずれにせよ海外で起こっているダイナミックな動きは何年かすれば必ず日本の市場にも影響を与えていくことになるのではないでしょうか。

デジタルサイネージの広告媒体事業者もこうした市況の中でも好調さを維持している企業と、そうでない企業の差がかなり出ているようです。今年は何か合併、吸収といった動きが起きるかもしれませんね。

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キーパーソンインタビュー:4000箇所以上の実績を持つピーディーシー株式会社 菅原淳之氏

2010-01-26 :, , , , , , : DSI : 3,122 views

国内のデジタルサイネージ事業者のなかでトップクラスの実績を持つ、ピーディーシー株式会社の菅原社長に今までの取り組みと今後の展望に関してお話を聞いてきました。

Q 簡単に会社について教えてください。

元々弊社はパナソニックの社内ベンチャー第一号として2001年からデジタルサイネージ事業をスタートしています。パナソニックのリソースを活用し、映像配信からコンテンツの制作までトータルなソリューションを提供することを目的として設立されました。おかげさまで最近ではパナソニック以外のメーカーのモニターへの配信も含めて、国内の大規模な案件から海外の案件を手がけるまでになっています。

~事例に関して~
Q:現在までにネットワークされたもので4000拠点以上の実績があるとのことですが、業界ごとにどんな事例がありますか?

■    大規模施設 配信の最適化から「おもてなしの心」へ
弊社を代表する事例としては、六本木ヒルズや東京ミッドタウンといった大規模施設への導入実績があります。六本木ヒルズに関しては弊社の発展の礎になった大型案件で、施設全体で200台以上のディスプレイに映像を配信するシステムを構築し、駐在で運営をさせていただいています。屋外にある500インチの大型ビジョンから、エレベーター内にある小型のディスプレイまで、それぞれのロケーションや表示機器に最適な番組編成からコンテンツの制作配信運営、保守を行っています。

また2007年に完成した東京ミッドタウンの館内には150面以上のディスプレイ設置、来館者がタッチパネルで、店舗の検索やイベント・ニュースなどの情報を簡単に手に入れることができる仕組みを構築しました。ここでは103インチの大型ハイビジョン・プラズマディスプレイ3面を縦型に配置したダイナミックなデジタルサイネージも稼動しています。東京ミッドタウンのキーコンセプトである「おもてなしの心」をキーワードに、お越しいただくお客様にホスピタリティを提供できるサイネージを構築しています。


■金融機関 安心・信頼のデジタルサイネージ

金融機関の事例では三井住友銀行様に約500拠点程度に導入させて頂いています。金融商品の告知などの情報発信がメインですが、一部広告も掲出されています。その他の銀行様でも、500店舗以上の納入実績があります。
金融機関様の場合、セキュリティの問題や承認の問題などが非常にシビアになるのですが正確で確実な放映という点でもお客様に評価頂いています。

■    交通機関 業界初のユニバーサルデザイン・サイネージ
羽田空港のJALカウンターに導入させていただいたデジタルサイネージは、空港という公共性の高いロケーションであるため、高齢者の方や色弱者の方でも認識しやすい「ユニバーサルデザイン」「ユニバーサルフォント」を設計に取り込んでいます。文化や言語が異なる多くの人が集う空港という空間で「より多くの人に理解していただける」140台のディスプレイが「とても見やすい」と好評です。

■    店舗 クラウドコンピューティングが属性情報をつなげる
携帯ショップでも全国700店舗に42インチから50インチのデジタルサイネージを導入いただき、配信運営をさせていただいています。店舗数の多い事業者さんの場合サイネージの役割として、本部からユーザーに統一的に伝えたいメッセージの配信があります。たとえば「携帯を水に落としたときは・・・」「新しい料金パッケージは・・・」といったものです。それ以外に、店舗ごとに店長さんが伝えたいお店ならではのメッセージがあるのですが、それらをお店側のPCから自由度をもって配信できるシステムをつくりあげています。

また、レンタルビデオショップのTSUTAYAさんにはすでに100店舗以上にサイネージを入れさせていただいています。

Q:TUTAYAさんには新しいシステムを導入されたそうですがどんなものでしょうか?

新デジタルサイネージシステムHAIを提案させて頂きました。大規模な設備投資の必要ないクラウド型のシステムで、PCのブラウザからコンテンツを登録すると、自動的に番組スケジュールが生成され、自動的に配信・放映まで行われる極めて簡単な仕組みになっています。サイネージの場合、設置コストが導入のネックになる事が多いのですが、TUTAYA様の場合は、既存の民生ディスプレイや既存のPOS回線を利用しコストをかけずシステムを構築しています。各店舗にセットトップボックスを宅急便で送り店員さんに設置をしてもらうだけの、極めて低コストな導入方式を取っています。マニュアル通りにSTBをモニターとPOS回線に接続すれば、ITに不慣れなスタッフの方でもすぐに利用することができます。

また店舗の属性に合わせた配信が可能なので東京の直営店には「Tカードキャンペーン」関西のFC店舗には「新規入会キャンペーン実施中!」といった形で、予め定めた「店舗属性」ごとに、情報をきめ細かく配信することが可能になりました。

■地方自治体 地域がいきいきするデジタルサイネージを目指す
地方自治体への導入も最近は進んでいるようですね。どんな事例がありますでしょうか?

最近千葉市さんに導入させて頂いた例では、街角の活性化のために導入された端末に
なります。地方自治体の活性化や商店街の活性化のために導入されたデジタルサイネージが、導入当初は活用されるものの段々に使われなくなる事例が多くあります。この千葉市デジタルサイネージ事例では、商店街の店舗検索のタッチログを毎日取っているのですが、月日を経る事にアクセス数がアップし活用が進んでいます。

Q:それはどうしてなんでしょうか?

千葉市の事例では商店街の店主さんが自分でお店の情報を自分のパソコンで更新できるようになっています。街の飲食店さんがクーポン誌やウェブ媒体に広告を掲載すると月間に数万円かかってしまいますが、ここでは店主さんが自分のPCブラウザから無料で自分のお店の情報を、駅前のデジタルサイネージに発信できることに純粋に喜んでいただいており、鮮度の高い情報発信がアクセス数のアップにつながっています。

~成功するデジタルサイネージについて~
Q:先ほどの千葉市の事例のように成功するサイネージにはどんな特徴があるのでしょうか?

通常デジタルサイネージのソフトは「プレイリスト」と呼ばれる番組表をつくって配信する必要があります。ただ実際の導入現場では、デジタルサイネージ専門のスタッフを採用することは困難ですし、プレイリストとコンテンツを一般社員の方が作る事も殆ど行われません。結果的に、コンテンツの変わらない魅力ないサイネージになる事が多いのです。
そこで弊社では、テンプレートを選び文字と写真を入れてもらい、放映回数を指定すれば自動的にFLAHコンテンツとプレイリストが作られる仕組みを構築しました。コンテンツは簡単にパワーポイントなどで済ませられるものもありますが、やはりFLASHで生成されたデザイン性のあるサイネージがお客様に多く受け入れられています。それも単に見た目の表現が「かっこいい」というだけではなく、多くの人に見られることを前提としたパブリックなメディアとしてのデザインが重要になります。
サイネージを運用する上で、何か特殊な技術や特別な操作をお客様におしつけるのではなく、「すぐに反映できる」「みんなが参加できる」サイネージが成功のひとつの要因になりますね。最近よく言っているのですが「今だけ、ここだけ、あなただけ」がこれからのデジタルサイネージのテーマになってくるとおもいます。千葉市の商店主さんも今更新したものが、すぐに反映するから楽しんで使ってもらえているのではないでしょうか。そうした即時性に関しては限りなくネットに近いものになりますね。

~今後の展開について~
今まで担当させていただいた多くのお客様の事例の中から、デジタルサイネージの運用に関して多くのことを学ばせていただきました。その上でマーケティング的に効果的な手法やパブリックな空間で求められるユニバーサルデザインやコンテンツの開発まで多くのノウハウを蓄積することができました。
ただデジタルサイネージに関しては弊社のみで展開できるビジネスではありませんので、他の事業者さまと有機的なアライアンスを組んで「ロケーションの価値を上げる」デジタルサイネージサービスを提供できればと考えています。また、今後生まれてくるであろうアドネットワークやメディアレップなどの動きも視野にいれて準備をすすめています。
昨年納入した上海森ビルやcitibank香港のような海外の案件も強化しながら地方自治体の案件も行う「グローバル&ローカル」の両サイドからデジタルサイネージの可能性に挑戦したいと考えています。


(渋谷パルコに導入された美人時計とのコラボレーションによる屋外対応82インチデジタルサイネージ )

会社としては『ソリューション(問題解決)&クリエイティブ』をテーマに「今だけ、ここだけ、あなただけ」というデジタルサイネージの強みを生かしながら、これからもお客様の業績に貢献できればと思っています

<簡単にまとめ>

現在は国内有数な実績を持つピーディーシーさんですが、設立当初はデジタルサイネージに関する市場の認知も低く大変苦労をされたというお話もお聞きしました。そうした中でも、高いサービスレベルを求めるお客様と仕事を進められるなかで、着実にノウハウを蓄積してきたからこそ成功例が生まれているのではないでしょうか。デジタルサイネージの発展の仕方は国によって様々ですが、PDCさんは日本の市場にフィットした形で展開されているように感じます。また、菅原さんの丁寧に自社のサービスについて説明される姿が印象的でした。今後は海外の案件も増えてくるということですので、また現地にも取材にいければと思っています。

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Made in 北海道なデジタルサイネージが熱い

2009-11-20 :, , , , , : DSI : 1,192 views

昨日、北海道に本社を置くビズライトテクノロジーさんの新製品の内覧会に行ってきました。Furelo(フレロ)と名づけられた端末は46インチのハイビジョン液晶ディスプレイを搭載したタッチパネル式のインタラクティブな情報端末です。ビズライトさんは公共交通のIT化に取り組んでいる企業で、JR東日本のオフィシャル駅時刻表サイトの運用などもされています。そこでサイネージに関しても安定運用を強く意識した設計をされているそうです。

公共の空間に設置されるデジタルサイネージのシステム運用を考えた場合「落ちない」ということはとっても大事になってきます。街中に設置されているサイネージもwindowsが落ちてしまって残念な結果になってしまう事もありますよね。

デジタルサイネージコンソーシアムの江口さんもデジタルサイネージは「映像配信の発想ではダメ ノンPC・ノンケーターイのWEBで考えなければ」と最近のセミナーの中で仰っていますが、今までパブリックディスプレイの筐体開発を行っていたのは基本的にパネルメーカーが中心になります。そういった意味ではWEB屋さんがデジタルサイネージの筐体開発までされるというのは、これからのサイネージ業界のひとつの象徴かもしれませんね。

ビズライトさんはこれからショッピングセンターなどへの導入を考えているようですが、情報案内のツールは単に設置するだけでは、思ったように使ってもらえない、触ってもらえないという現実もありますので、ユーザーが使い易い「構え」=コミュニケーション設計も併せて提案することが必要になってくるでしょうね。

アメリカの流通大手ターゲットのインストアメディアを担当するChris Borekさんは「弊社の店頭での質問の9割は○○はあるの? ××はどこにあるのといった質問だ」と言っています。wayfindingのツールを入れて「これはどうやって使うの?」という質問が増えてしまっては意味がないですからね。ビズライトさんの端末は割りと直感的につかえるようになっていると思います。

Borek said that most of the thought that goes into messaging for the network revolves around catering to the guests needs and “getting in their heads.” He said the three purposes of the network are to “entertain, educate and merchandise.” Education was critically important of the three, Borek said, because “90 percent of questions asked in Target stores begin with ‘Where are the…’ or ‘Do you have…’”

http://www.retailcustomerexperience.comより引用)

メイドイン北海道のサイネージということですが、コンテンツの開発ではリアクターさんが有名ですね。さっぽろ地下街で着せ替え風なインタラクティブのコンテンツ開発をされています。

北海道は結構実力のあるWEB開発の会社さんが多くて、国内オフショアのように活用されている事もあります。下手に中国などに発注するよりも気が利いていて、コストのリーズナブルなので東京のWEBインタグレーション事業をされている企業さんの利用も多いです。

デジタルサイネージに関しても、総務省北海道総合通信局が北海道におけるデジタルサイネージの実用モデルを話し合う「北海道におけるICTを活用した観光情報等提供モデルの調査検討会」の開催が記事になりましたよね。(日経BPより引用)実証実験も色々と行われるようなので、意外と北海道からデジタルサイネージの新しい動きが出てくるかもしれませんね。

以前北海道にある某空港運営会社さんから空港にサイネージを置くので「何か良いコンテンツはないでしょうか?」というざっくりとした質問をうけた事があるのですが「こんなのはどうでしょうか?」とざっくりと答えさせていただいたことがあります。

  • 洋ちゃんVISION

北海道の星、大泉洋さんが北海道の玄関口である空港で、観光情報やグルメの情報を案内するデジタルサイネージ。

単なる思いつきなんですが、デジタルサイネージは地域の情報発信と一緒に語られる事も多いですね。そこで、地域で情報発信力があるローカルタレントさんがキャラクターになって、メッセージを伝える方がユーザーの認知が高まるのではないでしょうか。ひとつのアイデアということで・・・

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成果の出るデジタルサイネージ媒体 日本版

2009-11-18 :, , , , , , : DSI : 1,069 views

今年に入ってから流通系のデジタルサイネージ媒体事業が立て続けにスタートしています。イオンの場合2010年までに250店舗規模に導入、ローソンの場合2012年までに首都圏2000店舗に設置するとの事です。先日の日経新聞にも日本のセブン&アイ・ホールディングスがデジタルサイネージを開始する事がリリースされました。イトーヨーカ堂とセブン-イレブン・ジャパンの東京都内の12店に導入を行い、効果を見ながら全店への導入を検討されるようです。全国規模のチェーンストアが店舗網を生かした媒体事業を行う場合、店舗数やディスプレイの面数が媒体の力を計測する大きなファクターになります。

新興国のように、これからチェーンストアがあらゆる業態で店舗数を拡大させていくのなら、サイネージの媒体事業化も比較区取り組み易いでしょう。店舗の拡大に合わせて、ある意味大雑把な形でも端末自体のインストールが進んでいきます。しかし、日本の場合は既にチェーンストアの業態が成熟しており、海外のメディアの言うところの「洗練された消費者」が多いため、マーケティング、店舗デザイン、VMDの観点からも検討に検討を重ねた上でなければ導入は進みません。日本のリテールサイネージの導入過程を関係者に聞くと、どちらの事業者も実証実験にはかなりの時間をかけています。そうした意味でも大規模な事例が進んでいくスピードは海外に比べると遅くなってしまいます。

日本型のデジタルサイネージを考えた場合、面数規模の大きさだけで価値を図るのは現実的でないように思います。そのことを感じさせる事例がひとつあるので紹介します。都内にお住まいの方であればご覧になった事がある方も多いかと思いますが、山手線の池袋駅ホームにあるJR東日本ウォータービジネスさんが設置されている「mediacure(メディアキュア)」という媒体です。

これは飲料のベンディングマシーンとデジタルサイネージを一体化させた広告媒体です。池袋という山手線の中でも乗降客数が非常に多い駅で、反対側のホームからも視認性が高まるように高輝度の46インチの液晶ディスプレイを2台設置しています。広告で興味を持った人がすぐに自販機で飲料を購入できるのが、シンプルですが良くできた仕掛けです。またブース内に設置された携帯端末リーダーを使って特定のURLに誘引するキャンペーン施策も可能です。

システムを導入したのはPDCさんで、駅ホーム内には光ファイバー等の回線を引くことが困難だったため、3Gの回線を使ってサーバーと接続をしています。

JR東日本ウォータービジネスさんの行った池袋駅を利用する100名に行ったアンケートによると57.2%の方がブースの存在を知っており、12.3%の方が実際に飲料を買った事があると回答しているそうです。(日経MJより引用) 非常に認知度も高く、コミュニケーションの設計もしっかりとしている事例ではないでしょうか。広告枠としては2ヶ月毎に広告主が変わる形になっていますが、販売も順調で媒体として採算ベースに乗っているようです。このようにロケーション数が少なくてもデジタルサイネージ媒体として成り立つ形のものが、ある意味日本的なデジタルサイネージと言うことができるのではないでしょうか。

こうした局所的なサイネージ媒体が、渋谷や新宿、東京といったターミナル駅で連携していくスタイルとスケール感のあるリテールサイネージの住み分けがポイントになってくるかもしれませんね。

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北京地下鉄のデジタルサイネージ

2009-04-29 :, , , , , : DSI : 777 views

中国に行かれた事のある方は地下鉄でもデジタルサイネージが数多く設置されている事に気づかれたかと思います。米国NASDAQに上場する中国デジタルサイネージ運営会社VisionChina Media Inc華視傳媒(VisionChina Media)は、デジタルサイネージ事業を中国初の地下鉄である北京地下鉄(Beijing Subway)で拡げています。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=-9nCDkmjbCc]
華視傳媒CEO李利民榮獲“中國時代優秀企業家”稱號 CEOの李氏は優れた事業家として「中國時代優秀企業家」という称号を獲得したそうです。

Reuters
VisionChina Media Announces Contract Renewal with Beijing Subway for Line 13 and Batong Lineより一部引用)
同社の発表によると、VisionChina Mediaは、北京地下鉄の13号線と八通(Batong)線でのモバイルデジタルテレビ広告ネットワークの1年契約を更新し、2009年1月1日から5号線、8号線の一部(オリンピックライン)及び10号線でのデジタルサイネージ事業契約を締結しました。この契約により、VisionChina Mediaは北京地下鉄の8路線の内、5つの路線で デジタルサイネージ事業を展開することが可能となります。VisionChina Mediaは、既に6,505 のLCDを設置しており、1日当たり1.78百万人の地下鉄利用者に対して広告を打てる状態です。
VisionChina Mediaにとって心強いのは、不況対策のため中国政府が2008年に打ち出した4兆元(約57兆円)の景気刺激策であり、公共工事への投資です。その政策のため、建設中の7つの新路線建設も予定通り進むはずです。また、2009年には別の3路線の建設着手が予定されており、2015年には総路線距離349マイル(約561キロメートル)、1日当たり9百万人が利用する地下鉄網が完成します。

路線の開通が予定通り進み、契約を取れれば、VisionChina Mediaは新たな収益機会を得ることが出来ます。

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