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「実証実験」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


日本最大級のミュージックレストラン『SPACE SHOWER TV THE DINER』でデジタルサイネージの実証実験

2010-03-15 :, , , , , , : DSI : 1,202 views

昨日、109の隣にある「ザ・プライム渋谷」5FにスペースシャワーTVさんがプロデュースする日本最大規模のミュージックレストラン『SPACE SHOWER TV THE DINER』がオープンしました。350席キャパでビュッフェスタイルのとても大きなレストランなのですが、スペースシャワーさんが取り組むだけあってライブスペースもあり、ライブイベントや番組の収録なども行われるようです。

カジュアルな雰囲気の中で50種類のお料理や、スイーツエリアでは焼きたてワッフルに十数種のアイスからお好きなアイスを選べたりします。

この素敵なレストランで実はデジタルサイネージの実証実験が行われています。弊社も加盟しているデジタルサイネージコンソーシアムの指標部会が中心となって実施しています。コンソーシアムでは、媒体指標としてAICCITEモデルの検証を進めています。AICCITEとはAttitude、Information、Contents、Circulation、Timing、Emotionの組み合わせで、

デジタルサイネージの効果は、視聴状態や携帯電話のような他媒体への誘導状況などを把握する必要があり、既存の指標では実態に則していない。そのため新たな業界標準の指標が必要と判断し、上記6つの カテゴリを設定して指標化作業を進めている 今回はこのうちのInformation、Contents、Emotionの各項目について実際の飲食店で検証を行う

のが今回のこのお店での実験になります。スペースシャワーさんはデジタルサイネージコンソーシアムの理事をされており、指標部会にも参加されています。今回の実験ではアウトサイドとインサイドの両サイドから施策を行います。アウトサイドでは渋谷エリアの大型ビジョンを使って集客の効果を測定し、インサイドではエントランスとお料理をとる場所に液晶ディスプレイを設置して飲食店でどれだけサイネージが有効かを検証されるそうです。


こんな感じでお料理の前にディスプレイが設置されています。


実際のお料理のシズル感や料理のシーンを放映してどれだけ、気持ちが動いて実際の行動に繋がるかを調べていきます。
ディスプレイにはカメラを設置して顔認証を行います。人数や、年齢、性別をカウントします。 システムはOKIさんのものを使っています。


飲食店では「お勧めのメニュー」というものが通常ありますが、一定時間だけその「お勧めメニュー」をヘビーローテーションさせるとお客さんはどう反応するかを調べていきます。スイーツがおいしそうですね。


また、エントランスとトイレに設置されたディスプレイには、twitterでつぶいた内容がフィードして表示されます。(当日はまだテスト中でした。)

デジタルサイネージの実証実験は今までも沢山ありましたが、飲食店向けにこれだけ大規模な実験が行われるのは初めてではないでしょうか。スーパーなどのリテールでは半数以上の方が店頭で商品購入の意思決定をされるというレポートなどもありますが、飲食店での数字は見えていない部分が多いのではないでしょうか。個人的には美味しそうなスイーツがディスプレイにシズル感たっぷりに表示されていたら、ついつい選んでしまいそうな気がします。今回の実験ではインフォメーション、コンテンツ、エモーションの関係を紐解いて、「デジタルサイネージが人の気持ちをどう動かすか?」という事に対する何かヒントを与えてくれるかもしれませんね。実験の結果が楽しみです。

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キーパーソンインタビュー ストリートメディア 大森氏に聞く 「神田商店街から発信する地域型デジタルサイネージの可能性」

2009-10-08 :, , , , : DSI : 2,698 views

神田の商店街で地域型デジタルサイネージに取り組んでいるストリートメディア株式会社 大森さんに、この夏に実施した「ラーメンバトル」のお話や今後の事業展開をお聞きしてきました。

西澤(以後—で表記)今日は、この夏、神田商店街のラーメン店が参加しデジタルサイネージと携帯電話で、人気を競ったイベント「ラーメンバトル」が話題になりましたね。今日はそのあたりを伺いたいと思います。
ラーメンバトル

大森(以後・)はい。まずこれまでの経緯なんですが、ストリートメディアは昨年4月に神田で生まれた会社なんです。そして、地元の商店街の皆さんと協力しながら、また、経済産業省の援助を受け、昨年12月から、神田駅周辺の商店街に弊社の高機能デジタルサイネージ「Touch!ビジョン」を40台以上設置しました。
 そして、東京MXテレビの番組と連動したコンテンツ配信という、放送波でデジタルサイネージに配信すること。また、このサイネージに流れる映像、例えば、傘屋さんの情報が放映されている時に、携帯電話(FeliCaリーダ付き)でサイネージにタッチすると、携帯にこの傘屋さんの情報が取り込める、そんな実験に成功しました。

—実験の反響はどうでしたでしょうか?

・おかげさまで、生まれたばかりの会社にしては過分の評価をいただき、そのテレビ局等からの問い合わせが殺到して嬉しい悲鳴の年末でした。
 そして、その後も商店街の居酒屋さんをはじめ飲食店情報等は特に評判がよく、特にあるラーメン屋さんなどは、サイネージでこの店の映像が流れる際に携帯電話でタッチすると、携帯に「ラーメンのトッピング100円分サービス」と言ういわゆるケータイクーポンを発行したところ、毎日10人近いお客様が携帯画面をかざしながらお店にはいっていらっしゃったんですね。これはお店にとって、ひいては商店街にとっても大いなる「成果」だったんです。
海人

—なるほど。この「成果」がラーメンバトルに結びついたと。
・はい。そんな中で商店街の会長から、神田、特に西口商店街はラーメン店が軒を並べたまさに「ラーメン激戦区」なんだよと。そして、先ほどのラーメン屋さん達ともお話しする中で、各ラーメン店とお客様が参加し、盛り上がるイベントを、このサイネージや携帯電話で出来ないか、と言うことになったんです。

—そして、この夏に実施になったんですね。真夏の暑い時期になぜ。
・おっしゃるとおり。人気のラーメン店でもさすがに7月後半から8月は売上が落ちる。その打開策としても期待されたわけで、その意味でも価値ある成功事例になったと思います。

—具体的には、どのように「ラーメンバトル」はおこなわれたんですか。
・まず、7月21日から8月7日までの約3週間に、神田西口周辺のラーメン店6店舗が参加。それぞれのお店に行って「おいしい」と思ったら、店に設置された、ラーメンバトル専用のタッチパネル「Pico!タッチ」にお客様が携帯でタッチします。そうすると自動的に1票が入ります。同時に、携帯画面にはアンケート画面が現れ、そのお店で「何ラーメンを食べましたか」から、具体的に「このラーメンの総合評価」「スープ」「麺」「サービス」等の評価が星で3段階で出来るようにしました。ここでも、お客様の評価した星の数が自動集計される、そんな仕組みをつくったんです。
 さらに、スタンプラリー的に、一店毎にお客様の携帯画面に印がついていき、6店全店制覇すると「ラーメン1杯サービス」と言う特典を、お店の協力で付けることができたんですね。

—それは楽しい仕掛けですね。

・また、イベントを盛り上げるために、ちょうどこの時期にアルバムをリリースした新進歌手の伊達晃二さん、この方はラーメン王子とも言われている、まさにラーメンフリークで、彼にも参加してもらったり、いろんな方面から盛り上げました。おかげさまで日刊ゲンダイ等にも取り上げられ、神田、大手町のサラリーマン、OLたちの間でも話題になっていたようです。

—表現しにくいかもしれませんが具体的に、どれくらいの「成果」があったのでしょう。
・まず、参加(タッチして下さった方)人数は1868名です。さらにアンケートからわかるのですが「はじめてこの店に来た」つまり新規のお客様が三分の一近くにもなったことです。つまり、約500名の方が、このイベントで「新規顧客」となったわけですね。この「送客力」については、プロの皆さんも驚いておられ、我々自身も予想以上で、心強く思いました。
タッチビジョン

—アンケートの回収率はどうでしたでしょうか?

・何とおよそ9割です。すごい数字でしょう。もちろんスタンプラリーで全店制覇するとラーメン1杯、と言うおいしい魅力もあると思いますが。(笑)やはり、自分が参加し、それが投票結果に即反映する、という事が大きいでしょうね。
 街に設置されたサイネージ「Touch!ビジョン」では、毎日「ランキング」が流され、これも大いに盛り上がった理由だと思います。つまりランク1位から6位まで毎日のように入れ替わり変化するわけです。それを見てますます参加者が増えたり、応援団が出来たり、そんなプラスのスパイラルがおこったと思いますね。おかげさまで、他の地域からも「同様のイベントをしたい」と言うお話が数件きております。単なる街の情報ボードが、楽しく役に立ち、さらに街にもお客様にも、そして我々にも利益を頂戴出来る、そんな関係が構築出来ればと思っています。
ピコタッチ

—なるほど。具体的に数値が出ると説得力が違いますね。また、この「Touch!ビジョン」には、現在どのようなコンテンツが流れているのですか。また、神田以外の展開は・・

・はい、まずは地域の情報ですね。飲食店を中心にしたお店の情報。神田祭りの時には祭りの情報を提供し、大いに喜んでいただきました。
 それから、サッカーのセリエAの映像や、ハーレクインロマンスと言った、大げさにいえば「世界的コンテンツ」も流しているんですよ。そして、セリエAの映像が流れている時に携帯をかざすと(タッチすると)、携帯のセリエAの公式ページに飛びます。ハーレクインならハーレクインロマンスの携帯小説のページへ飛び、1話が無料でダウンロード出来ます。そして気に入った方は有料会員になる、ということですね。
 ご承知のように、今は携帯サイトがものすごい数であり、その中からお客様に選択していただくのが大変な苦労ですよね。これは、まさにデジタルサイネージがトリガーになり、ワンタッチでサイトへの誘導が可能なわけです。アフィリエイトのビジネスモデルといえるでしょうか。
 また、外神田、つまり秋葉原にもサイネージの設置をはじめました。大手の電気店やアニメの専門店の店頭や店内で「Touch!ビジョン」を既にご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
 秋葉原は、特にお客様層がセグメント化されており、新商品の販売促進や話題づくり等にジャストミートしているようで、アニメやゲーム、パソコン関連等、このサイネージでCMや情報を流したいという引き合いも、結構いただいております。
 これまでのお客様の反応から実感するのは、デジタルサイネージのコンテンツに必要なのは「サプライズと安心の共存」だと確信しています。
 他の地域や市区町村からも、街づくり、街おこし等にデジタルサイネージを一つの核としたプランを何カ所かで進んでいるのですが、ちょっとまだ申し上げられないのが残念です。

—最後に、ホームページ等を拝見していますと、神田のような「エリアキャスティング事業」と、もう一つ「カスタムメディア事業」が、事業の2本柱とありますが、こちらの方はどういったビジネスなのでしょうか。

・はい、これはある企業や業態で、独自のメディアとなるデジタルサイネージを展開していこうと言うものです。
 例えば、アメリカではガソリンスタンドでセルフで給油するとき、目の前にデジタルサイネージがあり、ドライブ情報や、車関連商品情報、周辺のお店の情報等が流れる、そんな仕組みが、いわば「常識」のようになっているようです。
日本でも、同じ事がおこってくると思われ、そんな実験を、はじめています。
 また、書店の店頭であれば、お客様は書籍や雑誌、CD等に興味のある方が当然いらっしゃるわけで、この書店をネットワークして独自のデジタルサイネージを置いていく。サイネージには、地域情報等は定番として、新刊本、本日発売の雑誌等等の情報を流していくと言うメデイアで、これまた間もなく実験をはじめる予定です。
 いずれも、映像情報を流すだけでなく、その情報を携帯電話に取り込む、いわばアフターサイネージのマーケティングも実現していきたいと考えています。
 このように、ターゲットに、そして場所にピンポイントではまるコミュニケーションを我々は考え、また、携帯との連動を常に念頭に置いて、より効果的な、まさに集客や販売に直接結びつくメディアにしていきたいですね。
大森さん
ストリートメディア株式会社 大森さん
東京都千代田区鍛冶町2-2-2 神田パークプラザ5F
TEL. 03-5209-8811 FAX. 03-5209-8812
http://streetmedia.co.jp/
mail:info@streetmedia.co.jp

—本日は、有難うございました。

商店街の地域活性化にデジタルサイネージを活用するという実験は今までも様々行われてきましたが、実際に新規の顧客の開拓に直接繋がった事例はさほど多くないように思います。そうした中でストリートメディアさんの取り組みは、街の商店主さんときっちりと向き合って数字を出している稀有な例ではないでしょうか。広告モデルのデジタルサイネージに関してはロケーションの数が広告価値を生むと考えられていますが、狭小なエリアで事業者さんのニーズにあった展開というのは日本型のデジタルサイネージのひとつのモデルだといえます。

また、大森さんのお話のなかで印象的だったのがサイネージに必要なのは「安心とサプライズ」という言葉です。非接触型のカードリーダーを設置した事例では、思ったようにユーザーがタッチしてくれない事例もありますが、やはりユーザーに安心してもらえるコミュニケーション設計が重要なのではないでしょうか。そして、ユーザーの肩をポンと押してあげられるサプライズの用意がデジタルサイネージに必要であるというお話には納得させられるものがありました。

他のエリアへの展開や「カスタムメディア事業」の今後の展開などもウォッチしていきたいと思います。

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動画コンテンツの視聴率~適度な動画と更新頻度が効果最大化のカギ

2009-04-18 :, , , : tsuge : 812 views

英OOHメディア企画会社のKineticによる調査で、動画のサイネージは、静止画像よりも高い視聴率・視聴時間を得られるという結果が出ました。

この調査では、実在するブランドの、3種類のバージョンのデジタルサイネージがLondon Bridge駅に11日間表示されました。ひとつは静止画像、二つ目はテキストとイラストの動画、三つ目はすべて動画で構成されたアートワークです。

注目すべきは、「動画を入れることで視聴時間が30%アップするが、さらに凝った動画にすることが必ずしも更なる視聴率アップに繋がっていない。」というKinetic社のコメントです。

また、頻繁に広告を変えるほうが、同じコンテンツを表示し続けるより効果的、という調査結果が出ており、
「いろんな広告をループさせるスタイルが、ベストの視聴率・視聴時間を得る、つまり、定期的にコンテンツや広告スタイルを変えることで、人々の関心を集めることができる」とKintetic社は分析しています。

つまり、ひとつのコンテンツに投資しすぎるのではなく、費用対効果のバランスを考え、程よく動画を入れて注目を集め、さらにコンテンツをテンポ良く更新していく、ということが、広告効果最大化へのキーポイントといえそうです。

なお、原点回帰的な視点ですが、デジタルサイネージは、印刷されたポスターに比べ、2倍の視聴率を得られ、視聴時間は60%長い、という調査結果も出ています。

(Research: animation holds attention longer から一部引用)

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顔認識技術による視聴者数・属性の自動解析、渋谷の大型ビジョンで開始

2008-10-27 :, , , , , , , , , , , : DSI : 2,759 views

以前にもご紹介したイスラエル TruMedia 社の画像解析・顔認識技術ですが、渋谷駅前の「QFRONT」にある大型ビジョンで採用されたようです。

これまでは手作業で行っていた視聴者数のカウントが、自動化によってリアルタイムに計測できるようになる上、年齢や性別なども自動的に解析できるようになります。より精度の高い視聴率情報を提供することで広告主にとっての魅力が高まるでしょうし、より効果的な時間帯を調べて集中的に表示させるとか、見ている人の属性に合わせて表示する広告を変えるなどの自動最適化も可能になってきます。

これから約3ヶ月間実証試験を行い、来年以降は全国の大型ビジョンにどんどん導入していく計画だそうです。

渋谷 QFRONT で画像解析による視聴者分析が始まった

渋谷駅ハチ公口スクランブル交差点、「QFRONT」(渋谷区宇田川町)壁面の大型ビジョン「Q’s EYE」で10月より、ビジョンを見た視聴者数を自動分析し、性別、年齢別にカウントする実測実験が始まった。
(中略)
分析には、イスラエルTruMedia社の専用ソフトを使う。リアルタイムで視聴者数をカウントし、その後のサーバー解析で、通行人の顔の特徴から性別と年齢、時間帯・コンテンツ別の視聴者数を計測する。30秒以内に同一人物が抽出エリアに入った場合はカウントせず、重複を防ぐ。映像は現地のボックス内で認識・処理後、数値分析のデータのみをサーバーに送信し「個人情報を保護する」

大型ビジョン、見た人を自動分析−ハチ公前交差点で世界初導入より、一部引用)

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KFC がカナダでもデジタルサイネージを使ったメニューボードを展開

2008-08-25 :, , , , , , , , : DSI : 1,157 views

アメリカでデジタルサイネージを使った メニューボードの市場テストを続けてきた KFC が、カナダでもテストを開始しており、2009年には300店舗以上に展開する可能性があるそうです。

KFC Digital Menuboards

(写真は Digitalsignage EXPO Las Vegas にて撮影したもの)

カナダでのテストを行っているのは KFC の世界最大のフランチャイジーである Priszm Income Fund で、KFC の他にも Taco Bell、Pizza Hut など 465店舗を経営、週あたり 150万人の顧客と 9,000人以上の従業員をかかえます。今回デジタルメニューボードの導入を検討する理由は、時間帯ごとにメニューボードの内容を変えたり、各種プロモーションやお薦め商品の表示を瞬時に切り替えることができ、投資に見合う効果が見込めるからだそうです

“We are very excited to be working with Wireless Ronin,” said Steve Langford, president KFC/Taco Bell Canada. “Wireless Ronin’s state-of-the-art digital menu board allows us to easily and quickly highlight featured products, specials and other promotions as well as schedule different menu options specific to certain times of day — all at the touch of a button. Effectively targeting customers at the point where purchase decisions are being made is critical and Wireless Ronin’s in-store digital signage is making this easier and affordable.”

Canadian KFC Locations Testing Wireless Ronin’s Digital Signage より、一部引用)

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米インストアの最前線:デジタルサイネージでも行動ターゲティングが開始

2008-08-23 :, , , , , , , , , , , : DSI : 817 views

インストアのデジタルサイネージで顧客の行動に合わせて表示内容を変える広告が始まっています。

行動ターゲティングといえばネット広告という感じですが、アメリカではすでにデジタルサイネージ版が登場し、店頭に置かれ始めました。

ダンキンドーナツ では顧客が朝コーヒーを注文するとレジのモニターでブレックファースト・サンドイッチを薦める広告が表示されるなどの実験を行っているほか、P&G もドイツの大手スーパー METRO の Extra ストア(フューチャーストア)で RFID タグの付いた商品を棚から取ると関連した広告を流す試みを行っています。これは例えば、シャンプーを手に取った顧客に対して、そのシャンプーと同じ髪質に合うコンディショナーを薦めるといったものです。これらのデジタルサイネージの多くはカメラを備えており、ゆくゆくは顧客の外見からお薦めの商品を判断して広告を流すことを目指しています。

こうしたインストアでの試みはまだ実験段階で、最適な広告コンテンツや消費者の反応を調査するにはまだ時間を要する上、モニターの数が増えすぎると逆に無視されるのではないかと懸念する声もありますが、顧客層の断片化とテレビ広告の衰えは顕著なため、広告費がインストア・マーケティングへとますます流入しており、顔認識技術の導入などさらなる技術革新が進行中です。

現状のデジタルサイネージ・ネットワークの多くでは、コンテンツをあらかじめプログラムしておく必要があり、また配信にも時間がかかるため、在庫がなくなったあとでも広告が流れ続けるなどの問題があり、顧客や在庫状況などに応じて瞬時にコンテンツを切り替えられる技術には需要がありそうです。イスラエル資本の Aroma Espresso Bar では、在庫状況に応じてレジのモニターに表示する広告を変え、売れ残りを減らすシステムをテスト中だそうです。

インストアは広告効果が見えやすいため、デジタルサイネージの導入が進むことが期待できそうですね。

Ad targeting is coming to a store near you.

In the latest effort to tailor ads to specific consumers, marketers are starting to personalize in-store promotions based on products the consumer recently picked off a shelf or purchased — and in the near future, based on what the shopper looks like.

Dunkin' Donut

The Ad Changes With the Shopper In Front of It - WSJ.com より、一部引用)

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電子ペーパーを使った「エコな」デジタルサイネージ:都内で実証実験

2008-08-20 :, , , , , , , , , , : DSI : 1,652 views

デジタルサイネージにとっても「エコ」は重要なキーワードです。

紙のポスターを減らせば森林資源を節約できますが、代わりに電気を消費するため、トータルで見るとどっちがエコなのか?という議論はあるでしょう(イギリスでの調査結果)。将来的には電子ペーパーのようなほとんど電力を消費しない形のデジタルサイネージが広まっていくに違いありません。

駅中での電子ペーパーの実証実験は 2005年頃から行われています(日立製作所の電子ペーパーを使用)が、今回の実証試験では、ブリヂストンが開発したカラーとモノクロのA3サイズの電子ペーパーを使用します。電子ペーパーにはいくつかの方式がありますが、ブリジストンのものは独自開発の電子粉流体方式です。配信には携帯の高速通信網を使用しています。

毎日新聞社とブリヂストンは19日、省エネで環境に優しい電子ペーパーを使ってニュースと広告掲示を行う新たな電子屋外広告(デジタルサイネージ)の共同実証試験を始めた。東京都交通局の協力を得て、都営浅草線の新橋駅構内と、都営新宿線の新宿三丁目駅コンコースの2カ所に設置。09年3月末までの間、広告視認効果などのデータを蓄積し、新たな広告媒体としての可能性を探る。

都営地下鉄の新宿3丁目駅コンコースで行っている電子ペーパー実証試験

電子屋外広告:共同実証試験始める ブリヂストンと毎日 - 毎日jp(毎日新聞) より、一部引用)

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