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「活用法」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


デジタルサイネージとAR ナレッジワークス株式会社 亀山氏

2010-02-17 :, , , , , , : DSI : 2,674 views

最近デジタルサイネージとAR(Augmented Reality)が共に語られる事も増えてきましたね。先日、 社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)さんが主催するPAGE2010の「デジタルサイネージとAR(拡張現実)の動向 」というカンファレンスのモデレーターをさせて頂きました。そのセッションでパネラーをされていたナレッジワークスの亀山さんにデジタルサイネージとARについてちょっぴり記事を書いて頂きました。



拡張現実(AR=Augmented Reality)の2010年が始まり、1ヶ月が既に経過しています。日々のプレスリリースを見ていると相当な盛り上がりを見せていることが分かります。2009年の前半はARの事例が少なく、特にARがデジタルサイネージで活用される事例はしっかり探さないと見当たらないくらいでした。しかし1年経った今は、状況を把握するのが大変なくらい事例が溢れてきています。

これまでのARの大きな流れを振り返ってみると、下記のような経緯を辿っています。日本では既に2年前以上前から一部の方たちの間では話題になっていました。
研究開発 ⇒ マニア達の遊び(この時期が重要!) ⇒ ベンチャー企業がニッチな市場で製品を公開 ⇒ 新しもの好きの一部の人に認知される ⇒ 技術基盤が整う ⇒ 大企業の参入(実は水面下で進められていた…) ⇒ ビジネス活用へ ⇒ 普及が始まる

最近、様々な業種の方々と面識を持つことが多くなり、ARを紹介する機会が増えています。ARを初めて見た時の「驚き」は相当なものだといつも感じます(もちろん自分もそうでした)。一般的なPC+Webカメラ、カメラ付きの携帯端末を使って実現しているということ、紹介記事を見ただけでは何がどのように飛び出してくるのか分からないことが大きな理由だと思います。ARは実際に体験していただくのが一番です。

しかし、「驚き」や「感動」はそう長くは続きません。「驚き」の次は、「今度はどうやってビジネス化したら良いのだろう?」「で、どうやったら儲けられるの?」という模索が始まります。そういうことを考えさせるARですが、それが逆に今後の可能性を感じさせるのだと思います。

さて、ARはデジタルサイネージと非常に相性が良いソリューションのようです導入費用が高額、大掛かりな仕掛けや高度な技術が必要であったため実現きなかったことでも、ARの技術を使用することで比較的安価に行えるようになりました。簡単に行う場合は、モニター、WEBカメラ、パソコンだけでも実現出来ます。
従来のデジタルサイネージの多くは、ただ見られることが目的でした。しかしARは、そこにインタラクティブな要素を付加することができます。例えば下記のような事例がすでに海外では実現されています。

1. 顔認識技術により、歩いている人の頭に帽子をかぶせる、メガネをかける洋服を着せる
例)Atlantic Lottery launches Canadas Augmented Reality Campaign.
モニターに向かうと、サングラスとパラシュートが自動的に合成されて表示されるキャンペーン
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=uLh3rxflYkU&feature=player_embedded]

2. 店頭で販売している商品のプロモーション
例)Lego Augmented Reality
店頭に置いてあるレゴのパッケージを店頭のモニターにかざすと、組立完成図が表示された上、アニメーションも行われる。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=PGu0N3eL2D0&feature=related]

3.カードを自宅に送付し店頭に誘導し購入に結び付ける(キャンペーンに参加してもらう)  
 例)Hugo_Boss_Simon & John
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=bag1HdO2fQY&feature=player_embedded]

ARの技術を利用したデジタルサイネージのソリューションは、設置型スクリーンの枠にとらわれず、携帯端末を利用した移動型端末との連携サービスも出てくるでしょう。一方だけを使用することもあると思いますが、連携ソリューションが、より効果が高いと思います。昨年までは単なるBuzz(バズ)と言われることも有りましたが、どうやらそうではない大きな「うねり」を感じます。一年後には、きっと様々な場面で普通に使われていることでしょう。

ナレッジワークス株式会社  RIAソリューション事業部 亀山 悦治
e-mail:kameyama@knowledge-works.co.jp
AR Blog: http://development.blog.shinobi.jp/Category/47/



簡単にまとめ
ARに関しては、昨年の半ばごろから広告業界で引き合いや案件の話がとても増えたように思います。弊社にも「ARできますか?」といった問い合わせがいくつかありましたが、先方が考えていたのは概ね「流行のネタをうちのプロモーションにも使いたい」といった事でした。ARが単なる演出手法の一つではなく、新しいインターフェースとしての可能性を持っている事はセカイカメラやlayerなどの例からも感じる事ができます。kiosk端末などのPublic Computingの世界から、Context-aware Computing(いつでも、どこでも、空気を読んで反応してくれる)の世界へとデジタルサイネージを増強させる技術としてARは存在するのではないでしょうか。今年も事例がたくさん出てくると思うので、ARとデジタルサイネージの動向については注目していきたいですね。

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東京スカイツリーをネタに情報発信するローカルなデジタルサイネージから学べること

2009-11-30 :, , , : DSI : 680 views

最近ちょっとづつニュースにその高さが報じられている東京スカイツリーですが、そのお膝元でローカルなデジタルサイネージの事例を見つけました。某不動産チェーンの支店なのですが、店頭にディスプレイを設置して来店を即す施策を行っています。まずは見ていただきましょう。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=I93cyqjC9V0]

こちらの店舗は交差点の角地にも不動産物件を掲出する無人のスペースがあるのですが、本店は少し奥まった場所の2階にあります。そこで人のいるお店にお客さんを誘導するためにデジタルサイネージ(実際には家庭用液晶テレビ)を利用されています。1分半ほどの映像ですが、押し付けがましい雰囲気もなくシンプルに伝えたいメッセージを発信しています。
ポイントとしては

  • 音声を使わずメッセージを発信(フリップ) 
  • 身近な人が登場(お店の看板娘)
  • 鮮度の高いネタでアイキャッチ(東京スカイツリー)
  • といったことがあげられると思います。テレビCMではない、デジタルサイネージ専用のコンテンツとしてちょっと良い印象をうけました。朝九時ぐらいに店員さんがモニターの電源を入れている店員さんに聞いてみたところ、「店長のアイデアです。」との事でした。このお店の事例のようにチェーンの本部が決められた情報を発信するだけではなく、各店舗ごとに発信したい情報を自分たちでカジュアルにつくっていくことが、これからのデジタルサイネージには必要なんでしょうね。

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    医療機関待合室デジタルサイネージの効果

    2009-06-22 :, , , , : DSI : 3,827 views

    購買ポイントの近くに設置されるデジタルサイネージは、強力なプロモーションメディアとして期待されています。今回は、(株)メディアコンテンツファクトリーさん運営の医療機関待合室サイネージ「メディキャスター」を、製薬メーカーの医療用医薬品プロモーションへ活用した事例を紹介します。

    <メディキャスターの放映風景> ※待合室で、手持無沙汰な来院者向けに放映

    mcf1

    ■医療用医薬品のプロモーションへの活用

    来院する患者は医師に自分の症状を訴え、それに対し薬(=医療用医薬品)が処方(販売)されます。つまり、薬が処方されるタイミングが製薬メーカーの購買ポイントであり、医師と患者が向きあう診察室が売り場といえるのです。
    テレビで、「その症状は病気です。医師にご相談ください。」という広告を見たことはありませんか?
    ドライアイや男性脱毛症、EDなどが代表的な例です。これは製薬メーカーによる疾患啓発広告と呼ばれるものですが、自宅でくつろいでいるタイミングで疾患情報を伝えても、なかなか医療機関に足を運ばないことが課題となっています。
    院内待合室デジタルサイネージはこの課題をクリアするメディアと言えます。来院者は待ち時間に疾患啓発広告を視聴し、気になった場合は直後の診察で即相談できるため、潜在患者を効率的に受診につなげることができます。
    <院内における疾患啓発>

    mcf2

    ■院内待合室デジタルサイネージでの疾患啓発の効果

    (株)メディアコンテンツファクトリーでは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)について、製薬メーカーと共同で疾患啓発広告を制作・放映しました。2か月の放映終了時点で、医師へアンケート調査を行ったところ、54%の施設でCOPDの患者が増加し、放映施設平均7.7人増加しました。
    相談者:+14.1人、 検査・治療実施者:+7.7人
    この数値は、ターゲット500施設において1年間この取り組みを実施すると、その施設での直接的な売り上げ増加効果は最大3.4億円(薬価ベースでの試算、メディアコンテンツファクトリー)が見込まれ、投資対効果は10倍以上となります。また、二次的な処方や医師へのプロモーション効果など、直接的な売上には表れにくい効果も期待できます。

    ■まとめ

    デジタルサイネージでは、その場に集まる人たちの行動に合わせ、ピンポイントの情報を送ること強みといえます。今回は、視聴者である患者の関心の高い“疾患”について、広告コンテンツとして放映しました。デジタルサイネージでは、その場所・タイミングに合わせ、如何に視聴者が注目するコンテンツを広告として見せられるかが、成功のカギといえるのではないでしょうか。

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    「デジタルサイネージプレアワード」まだ間に合います!エントリー〆切5/22

    2009-05-15 :, , , , , : DSI : 978 views

    日本初開催となる、デジタルサイネージ専門の展示会「デジタルサイネージジャパン」が6/10(水)~6/12(金)に行われます。この展示会で、デジタルサイネージの優れた作品を表彰するデジタルサイネージプレアワードも開催されます。デジタルサイネージの作品がアワードという枠組みで評価されるのは今回が初めてになりますので、「うちの作品も!」という事業者様は奮ってご応募ください。

    デジタルサイネージプレアワード
    ■アワード概要
    公募した国内のデジタルサイネージ作品の中から、優秀な作品を選出し、表彰いたします。デジタルサイネージに関する広報活動を積極的に行い、デジタルサイネージ市場をさらに活性化していく事を目指します。

    ■募集要項
    ・募集期間 2009年4月23日(木)~5月22日(金)
    ・募集条件 2009年5月22日(金)までに、一度以上一般公開したデジタルサイネージ作品。または、デモを行った未公開のデジタルサイネージ作品。
    ・応募方法 DIGITALSIGNAGE PREAWARD サイトからエントリーを受付。デジタルサイネージ作品(FLVorWMV形式)とプレゼンテーション資料を提出していただきます。
    ・各賞   5~10作品を表彰します。
    ・審査方法 コンソーシアム会員による投票方式。
    ・表彰式及び発表 DIGITALSIGNAGE PREAWARD サイト及び2009年6月10日(水)~6月12日(金)に開催される「デジタルサイネージジャパン[DSJ]2009」にて表彰式を行います。

    詳細は下記サイトまで
    DIGITALSIGNAGE PREAWARD

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    デジタルサイネージと PC 画面を組み合せた病院内ネットワーク

    2008-12-25 :, , , , , , , , : DSI : 2,613 views

    欧米の病院でスタッフや医師の間の情報共有と来院者に対する情報提供を行うデジタルサイネージの導入が増えているようです。

    先日ご紹介したジョージ・ワシントン大学病院での事例と同じく、英バーミンガム市の大学病院でもデジタルサイネージとスタッフの PC 画面のスクリーンセーバーを組み合せたシステムが採用されています。

    5,000台の PC 画面とリンクされた 75台の 42インチ LCD ディスプレイ(写真)を使って、6,900人のスタッフと年間 100万人の患者にリアルタイム情報を提供するシステムは、Saturn Communications Group の Connectvision というシステムです。

    導入の理由は、古い情報や誰が管理しているのかわからないメッセージが掲示板に貼られたままになっている状況があったためで、新しいデジタルサイネージでは、患者向けの LCD ディスプレイで病院からのお知らせ、レストランのメニュー、トレーニング情報、交通情報、天気予報や全国ニュースなどを表示し、スタッフ向けの PC 画面では手洗いを促すアラートや節電などの運営上の連絡事項などを表示しています。

    Hospital Network

    Two hospitals in the British city of Birmingham have combined digital signage with screen-savers on staff PCs to communicate with healthcare workers, patients and visitors alike.

    Hospital network combines digital signage, PC screens より、一部引用)

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    世界同時開催の映画祭、デジタルサイネージ・ネットワークを活用

    2008-12-22 :, , , , , , , , , , , : DSI : 3,143 views

    世界中の地下鉄、バス、空港などのデジタルサイネージ・ネットワークを使ったフィルム・フェスティバルが開催されます。

    来年5月に開催される Art By Chance はアメリカ、カナダ、トルコ、オランダ、ドイツの 15都市で同時開催され、通勤客などに 30秒間のサイレント・ムービーによるアートを提供します。

    現在作品を募集中で、応募期限は 2009年3月20日です。30秒間の無音のムービーで、広告やプロモーション以外のコンテンツであれば応募できます。

    今年9月にもトロントでデジタルサイネージ・ネットワークを使った映画祭が開催されていますが、日本はまだ参加できる状況にないのが残念ですね。

    デジタルサイネージが受け入れられるためには、広告だけではなくアートイベントでの活用など市民にエンターテインメントを提供するような仕掛けも有効だと思います。

    Art By Chance

    Organisers of the Art By Chance festival, scheduled to take place in May in 15 cities across the U.S., Canada, Turkey, the Netherlands and Germany, say it “will present urban dwellers with stimulating content, thus colouring the time slices that are usually considered dead”.

    Out-of-home film festival aimed at commuters より、一部引用)

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    コンテンツ・アワードを受賞したウォルマートのグリーンキャンペーンの事例

    2008-12-18 :, , , , , , , : DSI : 1,721 views

    PRN(Premier Retail Networks)がウォルマートで行った地球環境月間のグリーンキャンペーンの事例です。

    現在 7,390 店舗を展開し、年間2億人以上の利用客を持つウォルマートの買い物客に向けて、地球に優しい商品のプロモーションを行うと共にウォルマートのブランドイメージを高めるのが目的のキャンペーンで、“Save Money, Live Better” のウォルマートキャッッチコピーのうち、後半の “Live Better” の部分に焦点を当てた展開です。

    24〜39歳の母親層、10代の若者や大学生といった、安さに最も関心のある顧客層に対して環境的な利益を訴えるため「2億人のウォルマート利用者がそれぞれ環境のために小さな選択を行うことで、将来の子どもたちの世代のために大きな変化を起こすことができます」というメッセージングを行い、大きな成果が得られたそうです。

    このキャンペーンは Digital Signage Expo East 2008 のコンテンツ部門で Award を受賞しています。

    Green Campaign for Earth Month at Walmart

    The campaign succeeded in conveying the truly significant benefits that can be achieved by Walmart’s 200-million-plus customers when the impact of purchasing environmentally friendly products is demonstrated with maximum effectiveness.

    CASE STUDY: Premier Retail Networks Rolls Out a Green Campaign for Earth Month at Walmart より、一部引用)

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