日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
フィリピン最大のデジタルサイネージ運営会社 IDDI 社の大株主であり会長の JJ Samuel A. Soriano 氏が来週、日本を訪れます。
同社への出資に興味をお持ちの方は、デジタルサイネージ総研がミーティングをアレンジしますので至急ご連絡ください(通訳も付きます)。
南国フィリピンでは、ハイパーマーケットやショッピングモール内の快適な環境で長時間を過ごす人々が増加しており、同国内に約 1,000台のインストア・デジタルサイネージ広告ネットワークを展開する IDDI(In-store Digital Display International, Inc.)社の年間視聴者数はのべ2億人に達しています。
IDDI 社では今年6月にも業界大手のSMグループが展開するSMハイパーマーケットと契約を結び、ワトソンズ、ウエスタン・ユニオン、ルスタンズ・スーパーマーケット、ショップワイズ・ハイパーマーツなどに設置済みの約500台に加えて新たに 550台のモニターを設置しています。DailyNNA 誌の記事によれば、2008年の売上高は100万米ドルを超える見込みで、シンガポールやマレーシアなど周辺諸国へも進出中。
以前の記事でもご紹介した通り、IDDI 社は今年1月には東京海上投資管理有限公司(香港)から1億円相当の出資を受けていますが、国内外での事業展開を加速するために、新たな資金調達を計画しています。
詳細はデジタルサイネージ総研までお問合せください。この機会をお見逃しなく。
IT 産業をテコに急成長を続けるインドでは、デジタルサイネージの導入も活発に進んでいます。
2007年のインドのリテール・デジタルサイネージ市場は約 5,000万ドルで、前年と比べて 50%の成長を示しましたが、2008年も引き続き 50%の成長となる見込みだということです。
私自身がインドで取材した中でも、創業1年ですでに2,500カ所以上にネットワークを広げている会社などがあり、成長の勢いはものすごいです。
Spending on retail digital signage in India has grown 50% in 2007, to almost $50M. The figures include space not only in malls now but also on Store TV, cinema theatres, departmental stores and supermarkets.
“Retail media, has witnessed 300 million spends in supermarkets alone,” said GroupM COO South Asia Vikram Sakhuja. According to the advertising industry they are expecting further 50% growth in 2008.
中国のデジタルサイネージ業界では、すでに FocusMedia 社 と AirMedia 社 と VisionChina 社 の3社が NASDAQ に上場していますが、それ以外にも新たに上場を目指す企業が存在します。
Universe Media Holdings社 は中国の主要な鉄道網の 500車両に 75,000台の液晶モニターを設置して、ニュース・スポーツ・映画などの番組を配信しています。
同社はゴールドマン・サックスの投資ファンドなどから 5,800万米ドルの出資を受けていますが、日本の三井ベンチャーズも出資しています。機関投資家からは中国のデジタルサイネージ・セクターはいまだに期待値の高いものと見られているようです。
Reutersの記事によると、2008年中に米国NASDAQ(ナスダック)上場を目指す、北京が拠点のデジタルサイネージ運営会社Universe Media Holdingsが、Goldman Sachsのベンチャー投資ファンドとLegend Capitalから9月に総額58百万米ドルの出資を得るそうです。Legend Capitalは、IBMからパーソナルコンピュター部門を買収したLenovo Groupのベンチャー投資部門です。 上場前の、最終ラウンドの増資で得た資金は、更なるLCDモニター設置と関連する配信用インフラへの投資に向けられます。
(China: Universe Media Holdings より、一部引用)
実は10月2日からインドに来ています。
Digital Signage Asia 2008 の取材と共に、IT 業界の発展著しいインドのデジタルサイネージ事情を視察するのが目的なのですが、そもそもインドにデジタルサイネージはあるのか?というところからして疑問でした。
そんなわけで、ほとんどの日本人が訪れたこともないであろうインドという国でデジタルサイネージを探してみました。
とはいえ、ムンバイ(ボンベイ)の街を普通に歩いていてもデジタルサイネージは全く目にしません。道路沿いにも大型ディスプレイなどはなく、昔ながらの電飾程度のものがあるだけです。
インドは街全体が人でごった返している感じなのですが、鉄道駅は特に混雑しています。
いくつかの駅に入り構内を歩き回っていると、やっとデジタルサイネージを発見しました。複数あるチケットカウンターのそれぞれに1つずつモニターがあり、映画の CM などのコンテンツが流れています。dsn というデジタルサイネージのネットワークです。どの窓口にも人の列ができているので、待っている間に画面を見ている人がいます。
デジタルサイネージでは駅構内というロケーションは定番ですが、インストアのデジタルサイネージも発見しました。それについては、またあらためてレポートしたいと思います。
Digital Signage Asia 2008 の展示内容も予想していた以上に面白く、会場も賑わっていたので、そちらの方もあらためてレポートするつもりですのでご期待ください。とりあえず会場の写真を1枚だけ掲載しておきます。
インドから、なかなか強力なデジタルサイネージのビジネスモデルが登場しました。
オフィスへのコンシェルジュ派遣やロイヤルティサービスを提供するインド企業 Les Concierges社 は、インド国内の500社、60万人の顧客企業社員へのアクセスを活かして、新たにデジタルサイネージ、モバイル、PC を使ったコミュニケーションチャンネルを提供するそうです。
ワークスペース・チャンネルと名付けられたこのデジタルサイネージ・ネットワークは、環境、健康、ライフスタイル、金融、安全などのライブコンテンツを提供する一方、広告主やスポンサーにとってはターゲット化された広告メディアとなります。さらに、Les Concierges社 では企業オフィス内にオンサイトキャンペーンのためのスタッフを派遣することも可能です。
Les Concierges社 の顧客リストには Accenture、Dell、IBM、KPMG といった大企業が名を連ねており、そうした企業のオフィス内で Listerine や L’oreal などのキャンペーンを成功させた実績があるそうです。
Les Concierges runs on-the-ground services across 500 worksites reaching upto 600,000 corporate professionals. The company specialises in helping employees by assisting with any sort of request, and offering exclusive access to a range of products and services from different companies and brands.
(Indian Offices To Get Digital Signage Supported Conceirge Services より、一部引用)
デジタルサイネージ単独のプロモーションよりも、現場にいるスタッフを使ったマーケティング手法やインターネット、モバイルを絡めた多チャンネルでの展開の方が確実に効果がありそうです。このビジネスモデルはなかなか強力ですね。新興国インドで外資系企業社員に的を絞った展開も巧みです。
ソウル市の地下鉄1号線、3号線、4号線の全駅(67駅)で、電車の到着や行き先を知らせる表示板が LED から液晶パネルになるそうです。LG Display Co., Ltd. が来月中(2008年9月)に 2,500枚のモニターの設置を完了する予定。
また、LG Display 社 では 2008年中に韓国内のコンビニチェーン GS25 に 4000台のデジタルサイネージを設置する計画だそうです。
この GS25 というコンビニですが、元々は LG25 という名前だったことからもわかる通り、LG グループ傘下の経営です。また GS25 は最近、韓国初の無人コンビニをオープンしたことでも話題になっています。賞味期限も自動的に管理して期限切れの2時間前になると販売を止めるそうです。
デジタルサイネージと無人店舗、なんだか未来的ですね・・。
店員の代わりに自動で商品の賞味期限を管理し、冷蔵温度を維持するシステムを運営することで、賞味期限が近づいた商品は2時間前に販売が自動的に中止とな る。GS25は、無人コンビニは一般店舗の営業費の7割以上を占める人件費、電気代などを大きく節減でき、高い収益率を上げられると話している。
同社は小規模な病院やオフィスビル、大学、バス停留所など、一般のコンビニを運営するには狭いスペースに無人店舗を拡大、年内に50店舗をオープンする 考えだ。同社関係者は、今後はクレジットカードや交通カードなど決済手段を多様化し、在庫情報もインターネットでリアルタイムに確認できるシステムを開発 し、適用する計画だと話している。
オリンピックで盛り上がっている中国ですが、デジタルサイネージもアツいです。
そんな中、松下電器の子会社であるピーディーシー株式会社が中国に初進出したそうです。日本市場の規模は世界の7分の1程度(2015年、ディスプレイサーチによる)と予測されていますから、日本勢のさらなる海外進出を期待したいです。
中東とか、よさそうですよね。
中国初の受注案件となったのは、森ビルが上海に建設した超高層ビル「上海環球金融センター」(高さ約490メートル)。松下の業務用ディスプレー事業子会社「ピーディーシー」(PDC、東京都中央区)が42型プラズマディスプレー約50台、20型程度の液晶ディスプレー約200台、情報配信システム一式を納入した。
電子掲示板は屋外や建物内で広告や施設情報などを流す表示装置。市場調査会社の米ディスプレイサーチによると、2007年に世界出荷は110万台だったが、11年には340万台と3倍以上に伸びると予測されている。
中国では大型スーパーやショッピングセンターなどが相次いで建設されており、松下はこうした商業施設を中心に受注を狙う。東南アジアや中東での市場開拓も進め、3年後には新興国で1万台の受注を目指している。
(松下電器、「電子掲示板」で中国開拓 - MSN産経ニュース より、一部引用)