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「アジア」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


ほかにもあった無料のデジタルサイネージ・ソフトウェアと、それぞれのビジネスモデル

2008-08-14 :, , , , , , , , : DSI : 3,037 views

無料のデジタルサイネージ・ソフトウェアをご紹介しましたが、探してみるとほかにもありました。

今回はそれらの無料ソフトウェアと、それぞれのビジネスモデルについてご紹介します。

まずはこちら、インドの Pune に拠点を置く InfoSignz Technologies 社 です。ウェブベースのソフトウェアになっており、ダウンロードやインストールが一切不要というのが特徴です。世界中どこからでもブラウザーで管理画面にアクセスできる、いわゆる SaaS 型のソフトウェアです

気になる収益モデルは以下の2つです。

  1. 無料サービスでは提供していない機能を有償で提供する
  2. 利用者のデジタルサイネージネットワークを繋ぐことが出来るので、そこに広告を流す

現在は1. のビジネスモデルとして、月額 $9.99 の Pro バージョンを提供していますが、無料版でも動画、FLASH、RSS、テロップなどに対応しているほか、タッチスクリーンにも対応しており、インタラクティブなデジタルサイネージにも使用できます。すでに 1,100 社以上が利用を開始しているそうです。

InfoSignz free version is loaded with advanced features; it can play video, flash files, image show, RSS feeds, and tickers. InfoSignz can be customized to deliver targeted content, product and sales promotions, weather and news updates, RSS feeds and other high impact content to different audience at different time. This free application can also be used with touch screens and kiosks to enable interactivity and to engage customers.

During the beta launch, InfoSignz, free version has received more than 1100 client signups from USA, Europe and Asia.

InfoSignz Technologies launches free digital signage platform より、一部引用)

続いてご紹介するのは、アメリカの RMS Networks 社 が提供する rVue という無料ソフトウェアです。こちらのソフトもウェブベースになっていますが、より広告配信を意識したつくりになっています。

rVue では広告のクリックスルー・レートや収入実績を含むパフォーマンスレポートを作成する機能を備えるほか、広告の空き枠をキーワードマッチングによる広告で自動的に埋める機能もあるそうです。また、ロケーションオーナーがプレイリストの中に挿入する広告を選択し、それによって広告収入の一部を得られるような仕組みが組み込まれているそうです。

ビジネスモデルとしては、上記の2番目のモデルに該当しそうです。

RMS Networks launched a free digital signage software offering on Wednesday that helps operators sell advertising faster and fill unsold slots on their networks.

rVue, which RMS said has already been field tested by many businesses, is designed to streamline how ads are placed on digital signage networks and generate performance reports detailing how successful those ads are in playback, including click through-rates by the outlets and revenue paid by the advertisers for those clicks.

RMS NETWORKS LAUNCHES rVue より、一部引用)

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デジタルサイネージで NASDAQ 上場を果たした中国企業3社

2008-08-06 :, , , , , , : DSI : 879 views

中国のデジタルサイネージ企業と言えば、2005年に IPO を果たした FocusMedia 社 が有名ですが、それ以外にも NASDAQ 上場を果たした中国企業が2社あるのをご存知でしょうか?

そのうちの1社、AirMedia 社 については以前にもこのブログで取り上げたことがありましたが、空港や航空機内に特化したメディア展開で既に 18,000 台以上のディスプレイを持っています。2007年当時、すでに中国の15巨大空港のデジタルディスプレイのうち 95%を AirMedia Group が独占しており、高級品のプロモーションに適したメディアとして世界中の大企業から広告を取っています。

また、バスに特化して 33,000 台以上のデジタルサイネージネットワークを展開する VisionChina 社も AirMedia 社と同じく 2007年に NASDAQ 上場を果たしました。中国の主要14都市のバスに対して携帯電話回線でテレビニュース、株価、天気予報、スポーツの結果を広告と一緒に流しており、2007年の時点で1日当りの視聴者数が2,600万人です。

文字通り、世界のデジタルサイネージを中国がリードしているという状況ですね。

Two more IPOs in 2007 gave China a clear lead in the race. AirMedia (NASDAQ:AMCN) specializes in grabbing the attention of China’s wealthiest: the air travelers. With over 16,000 displays in China’s top airports, AirMedia is a great media for promoting China’s luxury products. Another digital signage visionary player VisionChina (NASDAQ:VISN) follows with its IPO in December. Boasting a network of over 26,000 displays in buses, VisionChina builds a network where viewers spend longer time than the other two digital signage platforms.

China Leads the Digital Signage Race - Seeking alpha より一部引用)

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本日発行の『日経マイクロデバイス』8月号に寄稿しました

2008-08-01 :, , , , , , : DSI : 244 views

『日経マイクロデバイス』8月号表紙

本日発行の『日経マイクロデバイス』8月号に寄稿しました。ヨーロッパ市場の最新動向について書いています。

ほかに、中国のフォーカスメディア社へのインタビューもアレンジさせていただきました。同社の今後の戦略や、中国のデジタルサイネージ市場の現状と予測など、貴重な記事が載っており、参考になると思います。

例えば、2008年の中国のデジタルサイネージ(液晶広告)市場は 71億3,000万元(広告会社の事業収入金額ベース)だそうですが、日本円に換算すると 1,120億円です。これが数年内にさらに倍増する見込みだそうです。

ほかにも米国市場の最新動向や国内の成功事例などが載っています。詳細は『日経マイクロデバイス』8月号で。

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フィリピンのスーパーにもデジタルサイネージ

2008-07-28 :, , , , , , , , : DSI : 1,039 views

フィリピンのスーパーマーケットにもデジタルサイネージが導入されているようです。

東京海上投資管理有限公司(香港)が1億円相当を出資した現地のベンチャー企業 In-store Digital Display International, Inc.(iddi)が設置したものだそうです。

写真を見る限り、結構みなさん見てそうですね。レジ待ちの列が長いほどモニターを見る時間も長くなるのでしょうが、いったん列に並んでしまったら、デジタルサイネージを見てなにか買いたくなったとしても、列から外れて商品を取りに行くには、もう一度並び直すだけの決心が必要かも知れません。

アメリカの事例では、その辺りを考慮して、レジ上のモニターでは商品広告ではなく映画のプロモーションなどを流している例もあります。場所に合ったコンテンツの選択はとても重要ですね。

iddiは昨年6月に営業開始した店内デジタルディスプレー広告会社。資本金は1億2,500万円。書籍・文具大手ナショナル・ブックストアやドラッグス トア「ワトソンズ」、小売り大手ルスタンス傘下のショップワイズ・ハイパーマーケットなどに、計300台のデジタルディスプレーを設置している。

ショップワイズ・ハイパーマーケットの店内

フィリピンにおける、デジタルサイネージのビジネスは、中国に比べて約5年遅れています。しかし、Inside News of the Philippines* の記事にあるように、2006年の経済成長率が5.4%、2007年の経済成長率が31年ぶりに7.3%という高成長を記録するに至り、消費活動も変わりつつあります。

* Inside News of the Philippines

海外投資公式サイト | フィリピン:In-store Digital Display International, Inc. より、一部引用。脚注は筆者による)

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中国ならではの面白いデジタルサイネージの事例

2008-07-12 :, , , , , , , : DSI : 1,099 views

デジタルサイネージの世界で飛び抜けた成功を収めている国がじつは中国なのですが、その「デジタルサイネージ大国」中国にはこんなユニークなデジタルサイネージが存在します。

上海のウォーターフロントでレストランに入ると、目の前をこんなデジタルサイネージ船がゆっくりと横切って行くというわけです。これではどうやったって見てしまいますよね・・脱帽です。

それにしても、デジタルサイネージの成否は各国・地域それぞれの特殊事情にうまくフィットしているか否かに大きく依存するように思います。海外の成功事例をそのまま持ってくるだけでなく、独自のアレンジを加えて日本の特殊事情をうまく捉えたビジネスモデルが成功を収めることになるのではないでしょうか。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=CuIvm2wPrgw]

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中国フォーカスメディアと電通が合弁

2008-01-31 :, , , , , , : DSI : 1,162 views

電通が、短期間のうちに巨大メディア企業となった中国のフォーカスメディア社と手を組んだそうです。

中国のフォーカスメディア社と言えば、世界のデジタルサイネージ業界でもっとも成功した企業として有名ですが、創業社長がもともと中国の大手インターネット広告会社の出身ということもあり、インターネット広告にも強いわけです。

今回の電通との合弁はインターネット広告分野での話であり北京オリンピックを睨んでの動きでしょうが、今後ますます広がると見られるデジタルサイネージビジネスの方でも、両者の関係が強まる可能性が出て来たのではないでしょうか。

電通、中国のフォーカスメディア社と北京市にインターネット広告事業の合弁会社を設立:日経プレスリリース

余談ですが、フォーカスメディア社は本社がケイマン諸島に登記されているんですね。節税対策でしょうが、よほど儲かっているんでしょう。

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韓国から日本市場への参入を果たした「アドカレーター(ADCALATOR)」とは?

2008-01-22 :, , , , , , , , , , , , , : DSI : 1,260 views

このところデジタルサイネージ市場では、海外からの日本市場への参入のニュースが続いていますが、韓国からも面白い製品がやってきました。

その名も「アドカレーター(ADCALATOR)」。

なんとなく想像が付きそうな名前ですが・・そうです!エスカレーターに広告を表示してしまおうという製品です。

製品写真

携帯博士 木暮祐氏のブログでは2年前にすでに韓国で目撃された様子が報告されていますが、写真の通り、意外なところにモニターが付いています。この装置には液晶モニターとスピーカーの他にハンドレールを除菌清掃する仕組みまで付いていて、2004年には国際特許も取得しています。

韓国にはいろいろとユニークな製品が多いですが、これはかなりよくできていますね。

シカゴ空港では広告を表示するために使われているそうですが、日本市場での反応は「安全のための注意を促すため」によいのでは!ということだそうです。日本は世界的に見て安全基準が突出して高い国のひとつではないでしょうか。日本においては、デジタルサイネージも「広告」より「安全」を売りにした方が活路を見いだせるのかも知れませんね。

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