日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
巨大建設プロジェクトが目白押しの中東ドバイで、まもなく完成の人工島を結ぶモノレールに日本製のデジタルサイネージが採用されました。
このモノレールシステム(全長5.4km、駅数4箇所)は丸紅が建設を請け負っており、デジタルサイネージの導入はドバイ企業の Adventure Digital 社が担当、シャープがハードウェア納入して 2009年4月にオープンの予定です。完成後は毎日4万人の乗客に運行状況などを表示することになります。
それにしても、この人工島のデザインはすごいですね。上空から見るとヤシの木の形をしています。海岸線の総延長は 520キロにも及ぶそうです。
Plans call for a total of 24 screens, all of them 52-inch LCD units, to be installed at the four main monorail stations (Atlantis, Trump Tower, Retail Plaza and Gateway Towers) on the Palm Jumeirah complex. They will be linked into a network running through the monorail tunnels.(Dubai monorail screens will reach visitors to new island より、一部引用)
6月に発表のあったシャープの108インチ液晶モニターがいよいよ街中の商業施設にデビューです。
明日、7月19日に東京・新宿にリニューアルオープンする新宿ピカデリー3階メインロビーの真っ白な壁面に108v型が設置されています。
新宿ピカデリーは2006年に閉館し、リニューアルをすすめてきた。都心最大級のシネマコンプレックスとし10スクリーン、2,237席、延床面積は 9,811平方メートルを誇る。3階のメインロビーフロアの108v型を導入したのをはじめ、12階までのフロアの各所に、シャープ製の液晶ディスプレイ を合計51台導入。3階のチケットカウンターには65v型を4台、ドリンク+フードコーナーにも、52v型を2台設置した。
(シャープ、リニューアルした新宿ピカデリーに超大型液晶ディスプレイを納入 | 経営 | マイコミジャーナル より、一部引用)
100インチ超のモニターはさすがにインパクトがありますが、値段の方もインパクト大です。設置費用などを含めると1台1,500万円ほどにもなるそうです。スゴいですね。
ところで、現在15インチの液晶モニターなら5万円以下で十分手に入るでしょう。試しに設置費用などを含めて1台5万円で用意できると仮定すると、1,500万円で300台という計算になります。それぐらいあればかなりの広さの空間であっても「至る所にデジタルサイネージがある」という状況を作り出せますね。そうなると、108インチと15インチというだけでは、単純に比較できなくなってくるような気がします。
超大型モニターはやはり何と言っても華がありますし、シネコンのような商業施設では重要な要素でしょう。オープン時の話題性の面でも効果があるというのは理解できます。
一方、小さめのモニターを数百台使って連続的なコンテンツやインタラクティブなコンテンツを流すという試みもあっていいように思います。コンテンツ次第でいろいろなユーザー体験を演出できるため、設置する場所や使い方によっては非常に面白いことができるのではないでしょうか。各種センサーを使ってみたりとか・・。そんなプロジェクトがあったらお手伝いしますよ(と言ってみる)。
さて、この週末に映画でも観に行こうかという方は、ぜひ新宿ピカデリーに行ってみてください。ついでにどんな印象だったかコメントやトラックバックもしていただけると嬉しいです。