日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
アメリカの情報キオスク端末メーカー Frank Mayer は、店舗向けデジタルサイネージ端末として、スライド式のモニターを発表しました。
既存の陳列棚に取り付けることができ、左右にスライドさせることで商品を取り出すことができる仕組みになっています。タッチパネルと専用のソフトウェアが付属します。特許出願中だそうですが、確かにスライド式というのは見たことがないですね。
The SlideBuy System allows for customizable frames, software and can accommodate various monitor sizes. Placed on existing store shelving, the SlideBuy glides back and forth allowing easy product access.
(SlideBuy product display to be launched by Frank Mayer at KioskCom より、一部引用)
現在の経済状況からすれば予想通りの結果ですが、アメリカでは来年のデジタルビルボードの需要が大きく落ち込む見込みが出てきました。
Lamar Advertising や Clear Channel Outdoor などの顧客を持つデジタルビルボードメーカーの Daktronics 社では、今四半期の受注は昨年比 20%増と好調だったもののデジタルビルボード単体で見ると 35%の減少となっており、2008年に 400台を発注したあるクライアントは 2009年には 100台の発注に留まる見込みだそうです。
In the second quarter ending on 31 October, overall orders were up 20 percent year-on-year but orders for digital billboards were down 35 percent, Daktronics said.
日本でも居酒屋チェーンなどでタッチパネル式のオーダー端末を導入しているところがありますが、欧米ではさらに支払い機能まで付いたものが主流になるかも知れません。
クレジットカードやデビッドカードでの支払いには、スキミング(不正コピー)や不正請求などの不安があるという人もいるでしょう。テーブルに設置された端末で自分で支払いができればそうした心配はなくなります。また支払いのために店員を呼んだり、待たされる必要もありません。
タッチパネル式のオーダー用端末には広告や販促用のコンテンツを流すことも可能なので(デジタルサイネージですね)、顧客体験の向上とレストランの売上向上を同時に狙えるということで、導入が進んでいるようです。
デジタルサイネージとセルフサービステクノロジーは親和性が高く、組み合わせが有効だと思われます。
While some quick-service chains such as Jack in the Box are testing self-service kiosks located near the service counter, the trend among most fast casual chains leans toward pay-at-the-table options. Boston-based Legal Seafoods has pay-at-the-table devices at more than a dozen of its restaurants, with plans to introduce the devices in all locations by the end of the year.
ガラス基板の代わりにプラスチックフィルム・ロール素材の貼り合わせで液晶パネルを製造する技術を独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が開発したそうです。
これってすごい技術ですよね。もちろん世界初だそうです。最近は韓国・台湾メーカーの追い上げが激しく特許の出願件数でも日本が負けていると聞きますし、液晶分野での有望な新技術として期待したいです。
新たに世界初の技術として実現したのは、厚さ0.1mm/幅300mmのカラーフィルタと厚さ0.25mmのTFT基板を貼り合せて、3.5型カラーTFT液晶パネルを連続作成する工程。シール材描画→液晶滴下→貼り合わせまでの過程で、ガラス基板に比べ熱やテンションに弱いプラスチック材でも高精度での位置合わせを可能にした。この製造技術を実用化することで、工程数は現在の25から9へ、投入から貼り合わせまでの総時間は150分から90分(将来的には20分)へ、設備数は17から3へそれぞれ削減可能と予測。組み立てコストと、加工エネルギーを大幅に抑えられる
(ポータブルTVなどの液晶パネルを高効率で製造する技術 より、一部引用)
先週、3M 社の手のひらサイズプロジェクターを紹介したばかりですが、クリスマス商戦に向けて台湾のメーカー Optoma からも超小型プロジェクター PK101 が発売されます。
コントラスト比は1000対1、投影できる映像のサイズは 6インチ〜66インチ相当で、iPodや携帯電話機,PDAなどのコンポジット信号を出力できる機器が接続可能とのこと。
面白いガジェットですね。携帯電話や PDA に搭載される日も近いかも知れません。
外形寸法は105mm×51mm×17mmとポケットに入るほど小さく,2次電池を含む重さは120gとiPodシリーズの「iPod touch」並み。光源のLEDの寿命は2万時間とする。動作モードには,「通常」と「省電力」の二つがある。通常モードでは明るさが10lmで,省電力モードでは同5lmほど。消費電力はそれぞれ4.8Wと3.5Wとする。省電力モードの場合,内蔵するLiイオン2次電池だけで連続2時間動作する。フル充電にかかる時間は4時間ほどだという。充電はACアダプター,あるいはmini USBを介して充電する。
(「DLP Pico」を採用した超小型プロジェクターの国内販売がいよいよ開始 より、一部引用)
アメリカの独占禁止法に当たる反トラスト法に違反して、液晶パネルの価格維持を目的とした価格カルテルを組んだとして LG、シャープ、Chunghwa(台湾)の3社が合計5億ドル以上の罰金を課せられたそうです。
罰金の額はLGが4億ドル、シャープが1億2000万ドル(約115億円)などとなっています。
サムスンが罰金を課せられていないことから、一番最初にデータを提供したことで罰金を免除されたのではという噂が出ています。
The LCD industry has received unprecedented fines in a US Antitrust case that accused the major manufacturers of collusion and price-fixing. LG, Sharp, Chunghwa all pleaded guilty to fixing LCD pricing and were handed a $400M fine - of which Sharp must pay $120M and Chunghwa $65M.
(LCD Manufacturers Pay $400M Fines In Antitrust Case より、一部引用)
プロジェクターもここまで小さくなるといろいろな用途が思いつきますね。

3M からマイクロ プロフェッショナル プロジェクター MPro110 が登場しました。
重量わずか 160g で 投影サイズは 8〜48インチ。Amazon で 53,800円です。
プロモーションビデオが素敵です。
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