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「展示会∩トレンド」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


FPD International 2009から見る未来のデジタルサイネージ

2009-11-05 :, , , , , , , , , : DSI : 461 views

先月末に開催されたフラットパネル関連の展示会FPD International 2009を見に行って来ましたので簡単に報告致します。同じく先月開催されたCEATEC JAPAN 2009でも各パネルメーカーが3D対応のディスプレイを発表していましたが、FPDにおいてもこれでもかという程3D関連の製品が多く展示されていました。技術的な詳細なレポートは日経テックオンさんなどのサイトに譲るとしてデジタルサイネージのこれからを考えながらいくつかの展示を見てみました。

  • トレンドとして
  • ディスプレイ産業の傾向としてひとつのトレンドが形成されると各社が軒並み類似する製品をリリースするというものがあります。現在のトレンドとしては「3D」「薄型から電子ペーパー」「マルチタッチの高度化」があげられます。

  • 3D
  • 国内や韓国・台湾など多くのメーカーから様々な形式の3D技術が紹介されていました。レンチキュラーレンズ方式・視差バリア方式・アクティブシャッター方式などそれぞれの技術的な差異はそれぞれあるのでしょうが、一般のユーザーからするとどれもそんなに違いがないように感じます。現在は飛び道具的な表現として利用される事が多い3Dですが、この数年以内にあっという間にコモディティ化していく事は間違いないでしょう。価格が下がり一般化してゆく事とヒトの目が慣れてしまう事は急激に進んで行きます。

    AUOのレンチキュラーレンズ方式ハイビジョン3D
    null
    LGの47インチユーザートラッキング3D

     AUOの展示ブースに電車の運行案内への利用をイメージさせる3Dディスプレイがありましたが、パブリックな空間で展開される3Dの表現がどんなものが適切なのかはこれから検討していかなければいけない課題ではないでしょうか?製品の写真や社名のロゴが飛び出して見えるという事はユーザーに特に便益をもたらさないですからね。

  • 薄型から電子ペーパー

  • LGの世界最薄をうたう5.5mmのLED液晶TV

    確かにとっても薄い!

    E INKの電子ペーパー端末

    「うちが世界で一番薄いです!」という事でこちらも各社が競って製品を展示していました。薄型のディスプレイの技術的進化には終わりがなさそうなのは、ここ何年かのFPDの展示会をを見て感じる事です。液晶パネルの薄型化も極限まで進んでいくでしょうが、今後の表示技術としは電子ペーパーが大きな存在感を表す事が考えられます。静止画であれば電力も消費しませんので、エコな視点からみても優位性があります。以前、電子ペーパーコンソーシアムの方と意見交換をさせて頂いたのですが、電子ペーパーの技術的な可能性や社会に与える影響を検討している彼らが提唱しているのは「ラッピング革命」です。

    電子ペーパーによってあらゆるモノの表面が覆われ,モノの表面が表示体として情報を提示することで,電子ペーパーが物理空間と情報空間という,私たちの生きる二つの生活空間の接点となる世界——。そのような世界への変化を,電子ペーパーコンソーシアムは「ラッピング革命」と名づけた。それはモノがモノであると同時に情報メディアとなる世界であり,私たちが情報を取得するたびごとに鞄やポケットから「そのために作られた特別な機器」を取り出す必要のない世界である。

    電子ペーパーによって“ラッピング”された世界より引用

    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=0B28SHBmMNI]
    電子ペーパーになった新聞の未来
    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=iAU_ZLbVcXA]
    イノベーションとハイテクによる未来像

     私たちの暮らす物理空間と情報空間が電子ペーパーというメディアでシームレスに繋がる、平たく言うとマイノリティリポート的な世界感、アカデミックな人たちが言うところの空間知能化された世界、ディスプレイ産業からするとアンビエント・ディスプレイが未来の姿になってくるでしょう。しかし、そうした時代がくるまでしばらくの間、デジタルサイネージ業界としては大きな筐体に入ったモニターとお付き合いしてゆかなければならないのは事実です。今使える技術とディスプレイの価格と格闘しながらビジネスを作っていくためには解決しなければならない問題がまだまだありそうな気がします。

     

  • マルチタッチなどの高度化

  • AUOのインセルタイプのマルチタッチ技術

    こんな感じでディスプレイに書く事ができます。

    タッチパネルもマルチタッチタイプのものが多く見られました。ここ数年、色々な国のデジタルサイネージ関連の展示会でマルチタッチのデモを様々見てきましたが、画像をきゅーっと大きくして、クルクル回すという展示ばかりで、正直食傷気味です。普通の暮らしの中でそうした事を行う必然性があまり感じられません。マルチタッチでどんなアプリケーションが展開されるかが重要とつくづく感じさせます。今年のシーグラフで発表されたMedia Interaction Lab.のような生活シーンを想像できるような展示をパネルメーカーさんにも期待したいところですね。

    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=Tio5OvIqToc&feature=player_embedded]
    マルチタッチのテーブルによってリビングルームの家電製品がコントロールできるというデモ

     
    「3D」「薄型化」「マルチタッチ」といったディスプレイ産業の近未来を見据えたトレンドはある程度は明確になってきています。ただし、デジタルサイネージという事業を考えた場合、あくまでも現在メーカーのカタログにある製品を選んで、営業マンと商談して、見積もりを取って、トラブルなく設置を行い、各方面と調整を行い、ビジネスとして成立させなければなりません。新しい技術を取り入れる事が、単なる担当者の自己満足やクライアント受けをよくするための演出ではなく、ユーザーのベネフィットにどうつなげられるのかをもう少し考える必要がありそうだということをちょっぴり教えてくれた展示会でした。

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    「デジタルサイネージプレアワード」まだ間に合います!エントリー〆切5/22

    2009-05-15 :, , , , , : DSI : 847 views

    日本初開催となる、デジタルサイネージ専門の展示会「デジタルサイネージジャパン」が6/10(水)~6/12(金)に行われます。この展示会で、デジタルサイネージの優れた作品を表彰するデジタルサイネージプレアワードも開催されます。デジタルサイネージの作品がアワードという枠組みで評価されるのは今回が初めてになりますので、「うちの作品も!」という事業者様は奮ってご応募ください。

    デジタルサイネージプレアワード
    ■アワード概要
    公募した国内のデジタルサイネージ作品の中から、優秀な作品を選出し、表彰いたします。デジタルサイネージに関する広報活動を積極的に行い、デジタルサイネージ市場をさらに活性化していく事を目指します。

    ■募集要項
    ・募集期間 2009年4月23日(木)~5月22日(金)
    ・募集条件 2009年5月22日(金)までに、一度以上一般公開したデジタルサイネージ作品。または、デモを行った未公開のデジタルサイネージ作品。
    ・応募方法 DIGITALSIGNAGE PREAWARD サイトからエントリーを受付。デジタルサイネージ作品(FLVorWMV形式)とプレゼンテーション資料を提出していただきます。
    ・各賞   5~10作品を表彰します。
    ・審査方法 コンソーシアム会員による投票方式。
    ・表彰式及び発表 DIGITALSIGNAGE PREAWARD サイト及び2009年6月10日(水)~6月12日(金)に開催される「デジタルサイネージジャパン[DSJ]2009」にて表彰式を行います。

    詳細は下記サイトまで
    DIGITALSIGNAGE PREAWARD

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    Digital Signage Expo 2009 in Las Vegas速報

    2009-02-27 :, , , , , , : nishizawa : 579 views

    現在ラスベガスで開催されているデジタルサイネージエキスポ2009ですが、この景気減退の中でも非常に盛り上がりのある展示会になっています。会場の入口に大規模なブースを設ける、Wireless Ronin TechnologiesScala, Inc.、Netkeyといった大御所から新興ベンチャーまで数多くの企業が積極的に自社の技術やサービスをアピールしており活気に溢れています。また参加者も増えており2007年に初めて開催されたと時に比べると市場の拡大をより感じさせるものとなっています。

    expo1

    配信機器やディスプレイといったハードよりの展示がブースの割合として多いのは従来からのことですが、PRN - Premier Retail NetworksCBS OuternetChannel Mといったメディア企業が多くの参加者から注目されていたのも今年の特徴のひとつです。テレビCMを主体とするマス広告の落ち込みが著しいなか、媒体としてのデジタルサイネージに広告業界の期待値が高まっていると言えます。また、またバックグラウンドで機能する配信ソフトや効果測定のツールも年々精度をあげ、広告主や広告代理店がハンドリングしやすい環境が整備されつつあります。2009年デジタルサイネージが「More Exciting」な年になる事を予感させる展示会でした。

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    iPhone で操作するデジタルサイネージとは?

    2008-11-10 :, , , , , , : DSI : 1,092 views

    ニューヨークで開催された KioskCom Self Service Expo で、iPhone を使ってコンテンツを操作できるデジタルサイネージがお目見えしました。

    Nanonation がデモ展示を行ったもので、iPhone 自体をデジタルサイネージの画面として使うほか、大きい方の画面の内容も iPhone 上のタッチ操作で切り替わるようになっています。

    iPhone というだけでちょっと気になってしまいますね。

    Flash Player 9 以上をインストールしてください。

    At KioskCom Self Service Expo 2008 in New York, Nanonation demonstrated its touchscreen interactive platform for kiosks and interactive signage. In this demonstration, Brian Ardinger shows how the Nanopoint solution can turn an iPhone into a “remote control” for a digital sign in a retail environment.

    Using iPhones to drive digital signage content | SelfServiceWorld より、一部引用)

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    デジタルサイネージ EXPO 2009 Las Vegas が受付(早期割引)開始

    2008-11-07 :, , , , , , : DSI : 543 views

    来年のデジタルサイネージ EXPO がすでに受付を開始しています。来年の話とはいえ、もう3ヶ月ちょっとなんですね。

    今年はカンファレンスがさらに充実していて、丸1日のセミナーが3本と、1時間のセミナーが30本も用意されています。もちろんデジタルサイネージ・ツアーもありますが、今年は値上げして $250(早期割引で $195)になっています。

    開催期間は 2009年2月24日〜26日で、場所はラスベガス・コンベンションセンターです。昨年からの Interactive Technology Expo に加え、新たに Out-of-Home Network Show も同時開催です。

    申し込みはこちらから。早期割引は1月23日までです。

    Digital Signage Expo 2009 Las Vegas

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    IBC 2008 まとめ:リーチかクオリティか、2つのトレンドとデジタルサイネージ

    2008-10-15 :, , , , , , : DSI : 753 views

    9月12〜16日までオランダのアムステルダムで開催されたヨーロッパ最大の放送機器展 IBC 2008 のレポートをお届けします。

    IBC 2008 会場内の様子

    今回の IBC 2008 では相反する2つの技術トレンドが出てきたところが特徴的でした。つまり、HD や 3D というリッチな映像体験を目指す流れと、IPTV やモバイルTV などのように画像サイズや画質を犠牲にする代わりにインタラクティビティやオンデマンド性などの別の価値をもたらす流れが見られたことです。

    そのような技術的トレンドの中で、 IBC 2008 では今年から新たにデジタルサイネージの専用ゾーンが設けられました。放送の世界でもフィルムからファイルベースへの移行が急速に進行しており、デジタルサイネージとの境界もある部分ではなくなりつつあるように感じますが、そのせいかデジタルサイネージ関連の出品も必ずしもデジタルサイネージ専用ゾーンに限ったわけではなく、会場内のあちこちのブースに散らばって展示されている状況でした。

    以下では、デジタルサイネージの観点から目を引いたものをいくつかご紹介します。

    Nokia のロケーションベース広告

    NOKIA のブースでは場所ごとに広告を設定する「ロケーションベース広告」を提案していました。これはバス・トラム内のデジタルサイネージや携帯型の端末を想定したもので、 端末がその近辺に来ると広告内容が自動的に切り替わるというもの。

    Cisco ブースのデジタルサイネージの展示

    Cisco ブースではコンテンツの中央管理とローカル管理を自動的に切り替えられる、新しいタイプのデジタルサイネージを提案していました。これは、指定の時間になるとコンテンツの制御権がローカルに委譲され、セットトップボックスに付属のリモコンなどで自由にテレビを見たり好きなコンテンツを流したりできるというものです。複数の拠点にデジタルサイネージを設置する場合、時間帯によっては表示するコンテンツをそれぞれの拠点の責任者に任せたい場合があり、そのようなケースに対応できるとのこと。

    裸眼立体視モニターを組み合わせた情報キオスク

    また、3D関連でも面白い製品が展示されていました。よくあるタッチパネル式の情報キオスクですが、 VisuMotion 社のこの製品では上の画面が裸眼3Dモニターになっています。

    このほか、IPTV の展示の中にもデジタルサイネージの広告配信に使えそうなものがありました。

    MediaFLO ブースの展示

    MediaFLO のブースでは、携帯電話などの小型端末向けの放送を使って TV 番組以外にもゲームやアプリケーションなどの様々なデータを放送できることを見せていましたが、端末ごとの視聴履歴をサーバー側で把握できるためユーザーの属性を推測でき、ターゲットに合わせて広告を切り替えることが可能になるそうです。

    また、USB 端子に接続するタイプの超小型受信機もあり、セットトップボックスなど携帯電話以外の端末にも配信が可能です。

    STB なども MediaFLO 端末になる

    MediaFLOワンセグによく似たサービスですが、日本国内ではすでに狭い範囲にだけ放送するエリアワンセグを使ったデジタルサイネージの実証実験などが行われています。どちらも QVGA(320×240)と低画質ですが、小型のデジタルサイネージ用などの可能性がありそうです。

    携帯電話用充電スタンドのデジタルサイネージ

    最後は展示物ではないのですが、会場内に設置されていた携帯電話用充電スタンドです。各メーカー用のアダプターがあって無料でチャージが可能になっています。日本ではカギ付きのものをよく見かけますが、ヨーロッパではカギの付いていないものがほとんどなので、近くにいる必要があり、その人たちに広告を見せるためのモニターが付いていました。これもデジタルサイネージの一例ですね。

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    インドに来ています

    2008-10-05 :, , , , , , , , , , : DSI : 189 views

    実は10月2日からインドに来ています。

    ムンバイ

    Digital Signage Asia 2008 の取材と共に、IT 業界の発展著しいインドのデジタルサイネージ事情を視察するのが目的なのですが、そもそもインドにデジタルサイネージはあるのか?というところからして疑問でした。

    そんなわけで、ほとんどの日本人が訪れたこともないであろうインドという国でデジタルサイネージを探してみました。

    とはいえ、ムンバイ(ボンベイ)の街を普通に歩いていてもデジタルサイネージは全く目にしません。道路沿いにも大型ディスプレイなどはなく、昔ながらの電飾程度のものがあるだけです。

    ムンバイの街

    インドは街全体が人でごった返している感じなのですが、鉄道駅は特に混雑しています。

    CST Railway Station Mumbai

    いくつかの駅に入り構内を歩き回っていると、やっとデジタルサイネージを発見しました。複数あるチケットカウンターのそれぞれに1つずつモニターがあり、映画の CM などのコンテンツが流れています。dsn というデジタルサイネージのネットワークです。どの窓口にも人の列ができているので、待っている間に画面を見ている人がいます。

    Ticket Window

    デジタルサイネージでは駅構内というロケーションは定番ですが、インストアのデジタルサイネージも発見しました。それについては、またあらためてレポートしたいと思います。

    Digital Signage Asia 2008 の展示内容も予想していた以上に面白く、会場も賑わっていたので、そちらの方もあらためてレポートするつもりですのでご期待ください。とりあえず会場の写真を1枚だけ掲載しておきます。

    Digital Signage Asia 2008

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