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「広告以外」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


セールスパーソンのためのデジタルサイネージ:米クライスラーの事例

2008-08-22 :, , , , , , : DSI : 256 views

自動車ディーラーでのデジタルサイネージの活用事例です。

ポスターや看板のような無人の媒体に限らず、人が接客する際の補助ツールとしてデジタルサイネージを使うというのも有効な活用法ではないでしょうか。自動車ディーラー以外でもマンションの販売とか建築・インテリア関連など、ショールームと名のつくものはすべて親和性が高そうです。

米クライスラーでは、年内に実験的な導入を行い、2009年にはカナダを含め 3,500 のディーラー・ショールームに導入する計画だそうです。Wireless Ronin Technologies, Inc. の RoninCast(r) for Automotive ソフトウェアと NEC の 46インチ、インタラクティブ・ディスプレイを使用。

Chrysler’s digital signage program is expected to be installed at select dealerships in late 2008 and will be made available to nearly 3,500 dealership locations across the U.S. and Canada in 2009. Each participating dealership showroom will be outfitted with one or more 46 inch NEC interactive displays powered by RoninCast(r) digital signage.

Chrysler LLC Chooses Wireless Ronin’s Digital Signage Solution for iShowroom Interactive Program より、一部引用)

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英国で企業内のデジタルサイネージ利用に関する本格的な研究が開始

2008-08-08 :, , , , , , : DSI : 229 views

広告以外の分野にもデジタルサイネージの用途は広がりつつあります。ヨーロッパでは企業内におけるデジタルサイネージの利用に関する本格的な研究が始まっています。

イギリスの研究機関 The Economic and Social Research Council(ESRC:経済・社会研究会議)が、企業環境におけるデジタルサイネージの与える心理学的影響に関する一連の研究に対して資金を提供すると発表。実験消費者心理学の研究者らによる3年間に渡る調査により、デジタルサイネージ・コンテンツが従業員のモラルや仕事への定着率、仕事に対する満足度などにどのような影響を与えるかを明らかにするそうです。

ますます情報過多になる現代企業においては、依然として電子メールが従業員とのコミュニケーションの中心にあるわけですが、こうした領域においてもデジタルサイネージが有効であることが科学的に証明されるのではと期待されています。

少し時間がかかりそうですが、どんな結果が出るのか楽しみですね。

LONDON — The Economic and Social Research Council (ESRC), one of Wales’ leading research-funding bodies, has awarded money for a series of pioneering studies into the psychological impact of digital signage within the corporate environment.

Measurement & Analysis | Studies begin on the psychology of corporate digital signage | Digital Signage Today より、一部引用)

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謎のデジタルサイネージ端末が日本上陸:chumby

2008-07-25 :, , , , , , , : DSI : 763 views

chumby

ぷにょぷにょとした不思議な端末が間もなくアメリカから日本に上陸するそうです。その名も「chumby」。

目覚まし時計+ラジオ+無線インターネット+デジタル写真立て+ゲーム機+メールソフト+ビデオプレイヤー= chumby だそうですが、それだけではなさそうです。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=Q_J44uD2LSA]

chumby では、ウィジェット(あるいはガジェット)と呼ばれる小規模なアプリケーションソフトをウェブからダウンロードして使うことができます。ウィジェットは誰でもつくることができ、専用サイトで無料公開されています。すでに数百もあるこれらのウィジェットを使うことで、chumby の機能は無限に拡がります。また chumby はオープンソースで、ソースコードが公開されています。

ところで、デジタルサイネージは基本的に「家の外に置かれるもの」とされていて、不特定多数が同時に目にする場合が多いです。その点、この chumby はパーソナルな端末のようですから、デジタルサイネージの端末というよりは PDA や携帯、iPhone みたいな位置づけになるのかも知れません。

それにしても、海外ではデジタルフォトフレームがかなりの人気商品になっているようですし、「所変われば品変わる」ですね。ある予測によれば、デジタルフォトフレームの市場成長率は利益ベースで約20%と、デジタルサイネージよりもかなり上になっていました。意外です。

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新宿ピカデリーに108インチ導入:デジタルサイネージの大型化は今後も有効だろうか?

2008-07-18 :, , , , : DSI : 1,307 views

6月に発表のあったシャープの108インチ液晶モニターがいよいよ街中の商業施設にデビューです。

明日、7月19日に東京・新宿にリニューアルオープンする新宿ピカデリー3階メインロビーの真っ白な壁面に108v型が設置されています。

新宿ピカデリーは2006年に閉館し、リニューアルをすすめてきた。都心最大級のシネマコンプレックスとし10スクリーン、2,237席、延床面積は 9,811平方メートルを誇る。3階のメインロビーフロアの108v型を導入したのをはじめ、12階までのフロアの各所に、シャープ製の液晶ディスプレイ を合計51台導入。3階のチケットカウンターには65v型を4台、ドリンク+フードコーナーにも、52v型を2台設置した。

シャープ、リニューアルした新宿ピカデリーに超大型液晶ディスプレイを納入 | 経営 | マイコミジャーナル より、一部引用)

超大型ディスプレイの費用対効果は?

100インチ超のモニターはさすがにインパクトがありますが、値段の方もインパクト大です。設置費用などを含めると1台1,500万円ほどにもなるそうです。スゴいですね。

ところで、現在15インチの液晶モニターなら5万円以下で十分手に入るでしょう。試しに設置費用などを含めて1台5万円で用意できると仮定すると、1,500万円で300台という計算になります。それぐらいあればかなりの広さの空間であっても「至る所にデジタルサイネージがある」という状況を作り出せますね。そうなると、108インチと15インチというだけでは、単純に比較できなくなってくるような気がします。

超大型モニターはやはり何と言っても華がありますし、シネコンのような商業施設では重要な要素でしょう。オープン時の話題性の面でも効果があるというのは理解できます。

一方、小さめのモニターを数百台使って連続的なコンテンツやインタラクティブなコンテンツを流すという試みもあっていいように思います。コンテンツ次第でいろいろなユーザー体験を演出できるため、設置する場所や使い方によっては非常に面白いことができるのではないでしょうか。各種センサーを使ってみたりとか・・。そんなプロジェクトがあったらお手伝いしますよ(と言ってみる)。

さて、この週末に映画でも観に行こうかという方は、ぜひ新宿ピカデリーに行ってみてください。ついでにどんな印象だったかコメントやトラックバックもしていただけると嬉しいです。

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アメリカの最新事例は 1,000万ピクセルの巨大デジタルサイネージ:Comcast Center, Philadelphia

2008-07-08 :, , , , , , , , , , : DSI : 5,910 views

米フィラデルフィアにとんでもないデジタルサイネージが登場です。

先月初めフィラデルフィアのダウンタウンにグランドオープンした Comcast Center ビルのロビーには 25.38m x 7.74m の巨大 LED ビデオウォールが設置されています。4.6mm ピッチの LED モジュールを 6,771個パネリングしたもので、1,000万ピクセルの解像度(FullHD の約5倍)を誇ります。

この超巨大デジタルサイネージは、米国最大手のケーブルTV会社である Comcast と不動産大手の Liberty Property Trust が建設したスカイスクレイパーのロビーにあり、7層吹抜けになったガラスのアトリウムで一般市民に公開されています。

コンテンツはニューヨークの Niles Creative Group が手がけたもので、建築そのものと一体化して見えるようにつくり込まれているため、ほんとうにそこにモノが存在しているようなリアリティを幻出しています。
前置きはこれくらいにして、とにかくビデオをご覧ください。

[youtube:http://youtube.com/watch?v=BO6ty5RfnrA&ap=%2526fmt%3D18]

LED パネルが隅から隅まで隙間なく設置されているうえ、周囲の(リアルな)壁面を構成する木製パネルが画面上でも精密に再現されているため、本物と映像との見分けがつかなくなり、壁の手前にモノが表れたり、本当に人がいるかのように見えてしまいます。

コンテンツは人工知能を応用したシステムにより曜日や時間帯、ホールの利用内容などに応じて自動調整され、現実とイリュージョンの境界を行き来するような見事な体験を1日18時間にわたって市民や観光客に提供します。この Comcast Experience プログラムは、Comcast 社のメッセージを鮮明に焼き付けるだけでなく、ビルのオーナーにとっても建物の不動産価値を引き上げる意味があります。また、単なるデジタルサイネージとしてではなく、公共の空間にアーティスティックな焦点となるようなスペクタクルを提供する全く新しいメディアとして取り組んだ結果、このような素晴らしいものが生まれたそうです。

バックエンドを支えるのはグローバル企業である Barco 社の LED システムで、4,000:1 のコントラスト比を持つブラック LED が使われています。

ある情報によれば、このデジタルサイネージには 2,200万ドル(約 22.5 億円)もの費用がかかっているそうですが、フィラデルフィアの新たなエンターテインメントとして観光の目玉になることは間違いないでしょう。

ところで、アメリカのデジタルサイネージ EXPO は毎回注目すべき事例のある都市で開催されてきていますが、今年秋の開催地にフィラデルフィアが選ばれた背景はこれでしょう。ちなみに昨年のシカゴの時はハイアット・リージェンシーホテル、今年のラスベガスは数多くのカジノに導入されたデジタルサイネージの事例が理由だったものと思われます。

最後に Comcast Experience の写真をあと何枚か載せておきます。やっぱりアメリカはスゴいですね。

The Comcast Experience 1

The Comcast Experience 2

The Comcast Experience 3

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多人数同時参加型コンテンツ:Human Joysticks

2008-06-26 :, , , , , , , , : DSI : 946 views

大画面であり、多人数が同時参加できるエンターテインメントコンテンツという意味で、デジタルサイネージのヒントになるかも知れません。

技術的には、画面の下に設置されたカメラで人の動きを捉えてリアルタイムに映像に反映させる仕組みのようです。

アメリカ各地の映画館で行われたものだそうですが、参加者はずいぶん楽しそうですね。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=y6izXII54Qc]

こちらも合わせてご覧ください:

> 究極のデジタルサイネージ・コンテンツ(その1)

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デジタル・サイネージの効果的な利用方法

2008-01-27 :, , , , , , , : DSI : 2,135 views

デジタルサイネージの効果的な利用シーンにはどういうものがあるでしょうか。
業界でよく言われる想定活用シーンをブログにまとめて下さっている方がいらっしゃいます。

1 顧客の体験
顧客は売り場やサービスの現場で良い体験をするとファンになり繰り返し訪れてくれる可能性が高くなります。逆に悪い体験をすると3分の2の顧客はもう訪れてくれない、という統計データがあります。
目に見えるわかりやすい説明や、驚きを伴う新しい体験をすることによって顧客に良い感動や感嘆を与える、という効果です。
たとえば昨年ブログで紹介したNokiaのNY5番街の店舗(※下に注あり)は驚きの体験ができます。

2 マーケティングやブランディング向上
商品やサービスの説明や宣伝などを単なるテレビコマーシャルのような簡便なものではなく、詳細かつわかりやすく提供することが出来ます。特にデジタル技術の活用により、実画像や仮想的な表現を組み合わせてインパクトのある情報の提供が出来るでしょう。
アメリカのウォルマートでは週に実に1億人のお客さんが訪れるそうです。店舗では商品の宣伝を流すテレビが設置され、統計では3大ネットワークに匹敵する視聴率が稼げる、と広告会社では試算をしています。
もし大手の小売店にディスプレイを設置することが出来れば、メーカーやサービス提供者もイタラクティブでオンデマンドな宣伝を提供しシェアの増大を狙えるかもしれません。

3 商品の効率的な市場提供
2と関連するかもしれませんが、新商品を市場に浸透させる方法としての利用が考えられます。テレビやネット広告も有効だとは思いますが、こちらはマスに対しての宣伝効果しかありません。
もっと顧客を絞り込んだ宣伝対象として効果を上げることが考えられます。対象とする顧客の集まる場所に絞り込んでの宣伝。コストもテレビ広告よりはるかに安価に提供可能でしょう。
またアップセル、クロスセルの機会が増え、付加的な商品やサービスの販売が期待できます。更に使用方法の難しい商品や、新しい種類の商品など、顧客がその場で理解しにくい場合には購買決定に時間がかかる可能性があります。
その時間を短縮し、より早い購買につなげることも可能でしょう。

4 市場での差別化
同じような商品でも説明の仕方やディスプレイで顧客の受けるイメージは大きく変わります。顧客の視点で商品やサービスを説明する、あるいは顧客の願望を「創作」することが可能ではないでしょうか。
仮想空間の中に顧客を導き、あたかも自分がその商品やサービスをつかって様々な体験をする。多角的な商品の説明や新たな使われ方の提案など効果的に行うことが出来ます。

5 従業員教育
副次的な効果として、サービス時間外での活用も考えられます。新商品の説明や新たなサービスの提供方法についてお店にあるディスプレイを使って教育を提供します。つまりスクールや勉強会の提供です。
なかなか新商品の特徴やそれぞれの商品の違いなどを紙で説明し習得するのは時間がかかりますが、映像を通して説明することにより効果的に販売員やサービス提供者に教育を行うことが可能です。
ネットワークが統合されて集中的にプログラムをしているので、もしそれぞれの地点にIPカメラなども設置しておけば、Q&Aや成功事例の生の共有ということも可能になるでしょう。
実際にアメリカの大手家電量販店ではお店の終了後に新商品の説明を店舗のデジタルディスプレイで実施しています。

デジタル・サイネージの効果:ワイン好きの出張記

上の引用記事中に出てきた Nokia の5番街店舗の記事はこちらです。

NYの先端リテール2(Nokia):ワイン好きの出張記

ちなみに私も昨年5月にシカゴの Nokia 店舗を見てきましたが、ディスプレイには違うコンテンツが流れていました。ワイン好きさんは遠慮してこっそり写真を撮ったようですが、私は堂々とビデオカメラを回してしまいました。店員さんはニコニコしてましたよ。日本だったら怒られてしまうかも知れませんが、アメリカはおおらかです。

その Nokia シカゴ店の様子はこちらのビデオの真ん中あたりに登場します

[youtube:http://youtube.com/watch?v=Z3jgjCB4uXE]

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