日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
ヨーロッパでは日本よりもデジタルサイネージの導入が進んでおり、様々な事例が見られます。
以下のムービーはロンドン・アムステルダム・ドイツ各地で撮影したデジタルサイネージの事例をまとめたレポートです。
今後は生活のあらゆる場面でデジタルサイネージが使われるようになるだろうということがわかると思います。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=-PVad4zP8o8&ap=%2526fmt%3D18]
欧米ではデジタルサイネージ・ネットワークの M&A(合併・買収)のニュースをよく耳にするようになりましたが、アメリカのガソリンスタンド・ネットワークとリテール・デジタルサイネージのネットワークが合併を発表しました。
ガソリンスタンド向けデジタルサイネージ・ネットワークを運営する Fuelcast とリテール向けデジタルサイネージ・ネットワークの Bhootan との合併により、Outcast という新会社が誕生します。Outcast のネットワークは 900カ所以上に及び、約 6,000台の液晶モニターを通して毎月 2,500万人の消費者に高品質の音声付きターゲット広告を掲出することができます。Outcast では、Shell、ConocoPhillips、Holiday Superstations、Walgreens、Sears、Kmart、Albertsons、Stop N’ Shop といった企業とパートナーシップを結んでいるということです。
Fuelcast, operator of an at-the-pump digital network, and Bhootan, a leading digital out of home media company in the retail sector, announced their merger to form Outcast. With a monthly reach of over 25 million consumers in more than 900 locations, Outcast delivers high-quality programming and targeted advertising to nearly 6,000 digital LCD screens with rich audio in high-traffic locations.
(Merger creates massive at-the-pump digital network より、一部引用)
雑誌社にとって、デジタルサイネージ・ネットワークと提携するメリットとはなんでしょうか?
オーストラリアで Marie Claire、Men’s Health などの雑誌を発行する Pacific Magazines 社は、デジタル OOH メディアの PDM と独占的パートナーシップを結びました。Pacific Magazines では、クライアントである広告主企業に対し、雑誌でのキャンペーンにデジタルサイネージ・ネットワークを加えたクロスプラットフォームな広告機会を提供できるユニークなメディアとして付加価値を高めることができると考えています。雑誌の読者である若い消費者層にリーチできる媒体は少ないため、デジタルサイネージ・ネットワークに期待が集まっているようです。
PDM, provider of out-of-home digital media, has announced the launch of an exclusive partnership with consumer magazine publisher Pacific Magazines, providing advertisers with a unique cross-platform media opportunity.
モスクワでもいよいよ地下鉄の広告媒体が全面的にデジタルサイネージ化されるようです。
モスクワの公共交通機関の広告媒体を取り扱う代理店 Olympus は、紙のポスター、LED、その他の既存媒体をすべて最新のプラズマディスプレイによるデジタルサイネージに置き換える計画です。
新たなディスプレイは、同市の地下鉄にすでに設置されている総計 5,000 枚のインフォメーションディスプレイ・ネットワークに追加されます。
同社では現在行っている静止画像による広告も新しい動画コンテンツに切り替える作業を進めているそうです。
Olympus, the media agency in charge of advertising on public transport in Moscow, plans to replace all paper posters, LED screens and other older advertising media with a new generation of plasma screens.
(Moscow metro goes all-digital より、一部引用)
以前にもお伝えしたおり、米国のウォルマートでは店内テレビネットワークを第2世代のデジタルサイネージ・ネットワークに切り替える作業が進行中ですが、11月に行われたサプライヤー向けのプレゼンテーションで広告枠の料金が一部発表された模様です。
ダイヤモンド社発行の Chain Store Age 12月号別冊 RetailTechnology の記事によると、来年後半までにはスマート・ネットワークが 2,500店舗に導入されている計画で、その段階での 10秒間の繰り返し CM の広告枠料金が2週間あたり 10万ドル(約950万円)になるというのがウォルマート側の推定価格だそうです。
このスマート・ネットワークは 2010年までに 2,700店舗に導入され、来客数は全体で1億4,000万人/週になるため、全米規模のテレビネットワークにも匹敵するメディアになると考えられます。そのうえ、テレビと違って買い物に来ている消費者に売り場で訴求できるわけですから、この広告料金でも高くはないのかも知れません。
バラバラに存在する中小のデジタルサイネージ媒体をまとめようという動きがイギリスでも始まっています。
CBS Outdoor の 前 CEO が立ち上げた Digicom 社では、100以上の中小ネットワークが運営する 13万枚のスクリーンをまとめて、広告主が全国規模のキャンペーンを展開できるような広告媒体として機能させようとしています。
アメリカにはすでに SeeSaw Network のような先行事例がありますが、ほかの国々でも同じような仕組みができてくるのは間違いないでしょう。
日本ではちょっとアプローチが異なりますが、11月末から NTT の関連会社などがデジタルサイネージの配信管理システムのフィールド実験を始めています。
A team of outdoor industry ‘names’ have collected together to form a national media sales house for the UK digital signage and out-of-home markets.
(New Team Aims To Bring National Advertisers To UK Digital Signage より、一部引用)
先日コンビニで見かけたデジタルサイネージはこれでした(PrimixVISION)。
東京および周辺のコンビニエンスストアに展開中で、現在 150台ほどが導入済み。2009年半ばまでにさらに 300台以上を設置するそうです。コピー機の上というのはたいてい空いているので、ここに設置するのはうまいかも知れませんね。
また、この端末が設置されている am/pm では、広告主が効果を検証できるよう販売実績データも提供するとのことです。
バックエンドとしては Scala 社のソフトウェアを使用して、広告の他エンタメ情報、ニュースクリップ、天気情報などを表示しているようです。
携帯電話からウェブサイトにアクセスするよう促す画面が時々表示されていました。利用者が増えるかどうかはコンテンツがカギでしょうか。このインフラを使った面白いキャンペーンを期待したいです。