日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
店頭にデジタルサイネージを設置して流したい広告を選ぶだけで、簡単に広告収入が得られるアフィリエイトの仕組みが登場です。
このビジネスモデルでは、広告効果のトラッキングがキモになるのですが、携帯電話を経由したウェブでのアクションの発生(「会員登録」や「商品の購入」など)によって支払いを行う「アフィリエイト型」の仕組みを取り入れることで、この問題をうまく解決しています。
また、5インチ〜20インチ以上までいろいろなディスプレイサイズに対応したハードウェアが用意されているうえ、ネットワークに繋がっていないスタンドアロン型の電子 POP でも使えるなど、守備範囲の広さも特徴と言えそうです。
ウェブでは一般化しているアフィリエイトですが、それに近い感覚で使えるサービスかも知れません。
仕組みとしてはできているので、あとはデジタルサイネージを見た買い物客が実際に携帯で情報を取得してウェブサイトにアクセスしてくれればいいだけです。ユーザーにとってどれだけ魅力的なサービスを提供できるか、ここからはコンテンツの勝負になってきそうですね。非常に楽しみです。
店舗に設置された nanica シリーズ上に流れる動画広告それぞれにリンク先(URL)を設定、店舗を訪れた顧客が nanica シリーズの IC カードリーダー部分に対応携帯電話をかざすと、そのリンク先を閲覧することができる。
このリンク先で顧客が「会員登録」や「商品の購入」など広告主の目的とする活動を行うと、店舗はソフィアモバイルからあらかじめ決められた収益を得ることができるというもの。
(ソフィアモバイル、電子 POP 端末を使ったアフィリエイトサービスを開始 - japan.internet.com Webマーケティング より、一部引用)
「続きはWebで」というテレビCMも当たり前になりましたね。CMで関心を持ってもらい、詳細はネットで検索してもらうというスタイルが、インターネットの普及によって可能になりました。
では、これをデジタルサイネージに応用するとどのようなコンテンツができるでしょうか?今回はそんなコンテンツを提案してみたいと思います。
テレビCMで「続きはWebで」と表示して視聴者に検索行動を促し、キャンペーンサイトへと誘導する手法を電通とヤフーが進化させた。Yahoo! JAPANで検索すると、検索結果にそのまま商品動画などを表示することができる。
(「続きはWebで」が進化した! 電通とヤフーがYahoo!の検索結果にダイレクトに商品動画を表示するサービスを開発:MarkeZine より、一部引用)
デジタルサイネージの場合は「続きは(webではなくて)携帯で」となるでしょう。なぜなら家の外で使えるインターネット端末といえば携帯電話だからです。
実際のところ、携帯電話での情報検索について調べた調査によると、広告を見て気になった情報を携帯で調べるという行動は、すでにある程度一般化しているようです。
「携帯サイト・デイリーユーザー」の70%以上が、テレビや新聞、雑誌などの広告を見聞きして携帯サイトにアクセスした経験があると回答。広告を見聞きして気になった商品について調べる際、パソコンだけでなく、携帯電話も積極的に利用していることが明らかになった。
デジタルサイネージでは一般に、じっくりと画面を見てもらうことは難しいのが現状ですが、短時間で情報を伝え切るというのもまた至難の業でしょう。そこで、短時間のデジタルサイネージで興味を持ってもらったら「続きは携帯で」ということで RFID や Bluetooth を使ってピッと情報を持って行ってもらうのがよさそうです。
歩きながらでも、気になった情報があれば携帯でピッと取ることができるので、あとからゆっくり見てもらうことが可能です。また携帯からアクセスする先のサーバーでログを取れば、広告効果の測定も簡単です。現在は携帯電話からアクセスした人の属性を取得することはできませんが、近い将来には個人情報と切り離したマーケティングデータが利用できるようになると思われます。そうした情報を蓄積して解析すれば、どのモニターがどういう属性の人に見られているかを継続的にモニターし、把握することが可能になるでしょう。カメラを使って外見から属性を推測する以外にも、いろいろと方法はありそうです。
デジタルサイネージ総研では、ほかにもいろいろなコンテンツのアイディアを提供することが可能です。コンテンツでお困りでしたらご相談下さい。
デジタルサイネージのコンテンツに関しては、いかにコストを抑えてクオリティの高いものをつくるかというのが課題です。
ひとつの方向性としてはある程度自動化する方法があるでしょうが、オンライン動画編集というのも現実的な手段になりつつあるようです。携帯でも簡単にできてしまうくらいですから、デジタルサイネージに使えるような画質のものも技術的には十分可能でしょう。インタラクティブなコンテンツの制作もできそうですね。
「デコドーガ」は、携帯電話で撮影した動画や静止画にフレーム合成、BGM挿入、テロップ挿入などの編集、加工を行い、オリジナル動画を作成することができるアプリケーションです。
(プレスリリース 株式会社ディー・エヌ・エー より、一部引用)
携帯電話をリモコンのように使って、デジタルサイネージ上でゲームやチャットを楽しめるシステムをいくつかご紹介してきましたが、日本国内でも携帯電話で操作できるタイプのデジタルサイネージが登場しました。
しかも、テレビ電話機能を使ってゲーム画面内に動画を送り込むことも可能だそうです。実証実験の様子を撮影したビデオからは、ゲーム内キャラクターの顔の部分にユーザーの顔写真が入っているように見えますが、その部分が携帯電話のカメラで撮影されたライブ動画になっているようです。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=eREMbJQSP1o&ap=%2526fmt%3D18]
コンテンツの可能性が広がりそうな面白い技術ですね。詳細はプレスリリースをご覧ください。
バンテンが提供するインテリジェントデジタルサイネージプラットフォーム「エンゲージメディア」とSairis Group社が権利を持つ携帯テレビ電話ゲートウェイ「MobiActions(もびあくしょん)」とが連携することで、携帯電話ユーザーはテレビ電話を 通じてビジョンに映し出されるゲームアプリケーションコンテンツをリアルタイムに操作ができ、デジタルサイネージ上でインタラクティブ体験ができるように なりました。
(日本初、携帯テレビ電話を使用したインタラクティブデジタルサイネージ実証実験に成功:Vanten Press Release より、一部引用)
放送波を利用したデジタルサイネージについて以前書いたことがありましたが、ワンセグの微弱電波を使ったコンテンツ配信システムが発売されました。
など、かなり面白い内容になっています。
デジタルサイネージでは必ず必要となるディスプレイモニターについては、お客さん一人ひとりのワンセグ携帯の画面がその役割を果たします。
博物館などでは音声ガイド端末が売り切れ状態で利用できないことがありますが、自分の携帯で音声ガイドが見れるようになれば、そうした問題は解消しそうです。店頭で買い物中にワンセグ携帯を取り出して映像を眺める人がどのくらいいるのかについては想像がつかないので、実証実験などが必要かも知れません。
店頭や店舗内のショーケース、展示品などの前にいるお客様に対し、商品説明やクーポン発行サイト情報などのコンテンツを、微弱電波を利用し、携帯電話などのワンセグ対応端末に配信するシステム「スポットキャスト」を、本日より発売します。
(微弱電波によるワンセグコンテンツ配信システム「スポットキャスト」を発売: 富士通 より、一部引用)
MegaPhone や LocaModa など米国のモバイル連携型コンテンツを紹介してきましたが、今日は日本製のものを2つ紹介します。
まずは GYOROL。これは携帯で魚釣りができるゲームで、横浜で8月6日(明日!)まで開催中の美術展『エレクトリカルファンタジスタ2008』で体験できます。
実は昨日行ってきたんですが、100尾に1度しか現れないという巨大魚を釣り上げてしまいました。結構ハマります。パソコンからでもできるのでやってみてください(GYOROL)。
さて、もうひとつはこちら、Brain Bomber。これも携帯電話をゲームコントローラーのように使って遊ぶゲームです。得点のルールがちょっと複雑なのですが、とりあえず何も考えなくても遊べるので一度やってみてください。
携帯電話はほぼ誰でも持っていますし、複数人が同時に参加できるので、デジタルサイネージのようなパブリックディスプレイを使ってみんなで遊べる娯楽を提供するというのもアリかも知れません。
とりあえず、単に広告を流しているよりは確実に人が集まるでしょう。まずは画面を見てもらわないことには、なにも始まりません。
日本ではまだ見られないデジタルサイネージのジャンルにモバイル連携型(mobile-driven digital signage)というものがあります。
携帯電話の「万能リモコン化」が進行する中、デジタルサイネージすら携帯からコントロール可能になりつつあり、これまではタッチスクリーン技術などを使って行っていた操作が、もっと離れた場所から携帯でできるようになります。
例えばカフェに居合わせた複数の人が携帯を使ってデジタルサイネージのモニター上でチャットをしたり、スクラブルのようなゲームを競い合ったり、という具合です。これによって画面へのアテンションが上がり、引いては広告を見る時間も長くなるのだそう。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=sK9c5npH2oA]
さて、ここまでなら以前にご紹介した MegaPhone とも似ていますが、この LocaModa の場合はこれをさらにソーシャルネットワークと結びつけ、モバイル、インターネット、デジタルサイネージの3つの媒体を一体化することで、インタラクティブなマーケティングキャンペーンが実施可能なプラットフォームを提供しています。
例えば、全米のバー3万店にデジタルジュークボックスのネットワークを持つ TouchTunes 社と共同で、Beck のニューアルバム “Modern Guilt” のプレリリースキャンペーンを行った際には、携帯から SMS でテキストメッセージを送ると発売前の新曲が聴ける最寄りの TouchTunes のロケーションを知らせるというサービスを実現しました。キャンペーンの情報は Facebook、iLike、MySpace などの SNS で告知され、オンラインとリアルワールドの両方でコアなファン層にリーチすることができたそうです。(原文:Beck Pre-Releases New Album “Modern Guilt” to TouchTunes Network より一部を要約して引用)
モバイルと SNS を取り込むことで、デジタルサイネージに口コミのパワーを付け加えることができます。確かにこういう使い方であれば大きな効果が見込めそうですね。実際の調査でもよい結果が出ているそうです。
ほかにも、ユーザーが携帯から送ったテキストや写真をデジタルサイネージの画面上に表示する技術としてこんなものがあります。