「次世代∩アメリカ」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


レストラン向けセルフチェックアウト・デジタルサイネージ・システム

2008-12-10 :, , , , , , , , , , : DSI : 506 views

日本でも居酒屋チェーンなどでタッチパネル式のオーダー端末を導入しているところがありますが、欧米ではさらに支払い機能まで付いたものが主流になるかも知れません。

クレジットカードやデビッドカードでの支払いには、スキミング(不正コピー)や不正請求などの不安があるという人もいるでしょう。テーブルに設置された端末で自分で支払いができればそうした心配はなくなります。また支払いのために店員を呼んだり、待たされる必要もありません。

タッチパネル式のオーダー用端末には広告や販促用のコンテンツを流すことも可能なので(デジタルサイネージですね)、顧客体験の向上とレストランの売上向上を同時に狙えるということで、導入が進んでいるようです。

デジタルサイネージとセルフサービステクノロジーは親和性が高く、組み合わせが有効だと思われます。

Ziosk

While some quick-service chains such as Jack in the Box are testing self-service kiosks located near the service counter, the trend among most fast casual chains leans toward pay-at-the-table options. Boston-based Legal Seafoods has pay-at-the-table devices at more than a dozen of its restaurants, with plans to introduce the devices in all locations by the end of the year.

Pay-at-the-table becomes more like pay-on-demand より、一部引用)

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広告効果も脳波で測る時代へ:米ニールセンがニューロ・マーケティングを開始

2008-11-14 :, , , , , , , : DSI : 1,102 views

デジタルサイネージにとって効果測定は非常に重要なポイントですが、広告を見たかどうかだけでは不十分で、それを見てどう感じたか、ほしいと思ったのかどうかが本当は知りたいわけです。

脳波を使った効果測定技術によって、まさにそれが可能になるかも知れません。米ニールセン・カンパニーが、ニューロフォーカス社との提携によってニューロ・マーケティング事業に乗り出しました(同社プレスリリース)。ニューロフォーカス社は脳波の研究成果を広告や番組、メッセージングに応用するマーケティング企業です。

同社では、被験者のかぶったヘッドギアから毎秒 2,000回のリアルタイムな脳波情報を計測し、視線追跡や皮膚伝導反応などのデータと組み合わせて解析することで、注意、感情、記憶(Attention, Emotional Engagement, Memory Retention)を数値化。そこから説得性、意識性、新規性(Persuasion, Awareness, Novelty)の評価を導き出します。

このサービス自体はマーケティングにおけるグループインタビュー的な過程を科学的な手法で置き換えるものでしょうが、いずれはデジタルサイネージなどを含めたあらゆる広告媒体の効果測定にも応用されるのではないでしょうか。

研究室レベルではすでに、室内にいる集団の脳波や心拍数などを同時に計測する研究も行われているそうです。なんだか心の中を覗かれるような感じもしますが、こうした研究によっていわゆるウザい広告が減るのであればいいことなのかも知れません。

世の中にあふれる広告の多くが実際に効果をあげているのかどうか、というのは興味深いところですね。

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米 Esquire 誌が E-Ink を使った 75周年記念号を発売

2008-09-19 :, , , , , , , : DSI : 367 views

E-Ink が大きく一歩前進した、と言ってもよいのではないでしょうか。

米 Esquire 誌の 75周年記念号(米国版)の表紙両面に E-Ink が使われています。10万部限定ですが、フレキシブルディスプレイが実際に消費者の手に届くところにやってきたというのはすごいですね。

今ならまだ、米 Amazon.com で注文できます。

Esquire Magazine 75th Anniversary October e-ink Collector’s Edition (The 21st Century Begins Now, 75th anniversary issue)

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=iKS12PMdJ6w&ap=%2526fmt%3D18]

Esquire 誌を発行する Hearst 社は、雑誌に使えるような薄型のバッテリー開発のために数十万ドルを投資し、2年間をかけて今回の表紙が実現したそうで、中身はこんな風になっています。中国でモジュールを組み立てた後、冷凍状態で空輸するなどの努力のおかげで、バッテリーは6ヶ月ほど保つらしいです。

esquire e-ink cover

esquire e-ink cover

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触って操作できるホログラム:インタラクティブ3Dホログラフィック・ディスプレイ

2008-09-05 :, , , , , , , , , : DSI : 3,314 views

デジタルサイネージが脚光を浴び始めるにつれて3Dディスプレイも注目されるようになってきましたが、3次元表示された物体に触れることでインタラクティブな操作を行うことができる新技術が登場したようです。

現在3Dディスプレイにはいくつかの方式があり、EXPO などではいろいろな立体ディスプレイを目にすることができますが、中でも最も立体的に見えるのが3Dホログラフィック・ディスプレイと呼ばれるもので、ディスプレイ画面よりもかなり手前の空中に物体が浮かんでいるように見えるため、思わず手を伸ばして触れてみたい衝動にかられます。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=lm-b_dCGl1w]

上のビデオは従来からある3Dホログラフィック・ディスプレイの例ですが、今回 Provision Interactive Technologies 社 はユーザーがこのバーチャルな物体に触れることでインタラクションを起こすことのできる「Air Touch」と呼ばれる技術を開発し、Intel Developer Forum (IDF) の Intel 社の展示に使用された模様です。

展示の内容は、14種類のインテルベース製品が次々と空中に立体表示され、ユーザーが映像に触れるとその製品のカタログやスペックシートなどがプリントアウトされるというもの。

3Dホログラムは結構インパクトがあるので、いろいろと面白い使い方ができそうですね。

With a simple touch of a finger, a 3D hologram floating in space goes to task, providing on-demand information, like spec sheets on Intel products, as requested by the consumer. The specific “Air Touch” application was designed exclusively for the IDF and is the next generation of Provision’s 3D holographic display, software, and interactive platform. The system allows 14 different Intel-based products to float in the air, in 3D, approximately 36 inches in front of the 40-inch screen. Each product’s “air time” is about 30 seconds, allowing an audience to attentively watch the cool 3D hologram as it spins and turns. If the consumer is interested in a particular product, all he or she has to do is literally ‘touch’ the hologram. The software recognizes the interaction and prints out a marketing brochure or spec sheet on that particular product.

Provision Interactive Debuts Next-Generation Interactive 3D Product at Intel Developer Forum | Market Wire | Find Articles at BNET より、一部引用)

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米インストアの最前線:デジタルサイネージでも行動ターゲティングが開始

2008-08-23 :, , , , , , , , , , , : DSI : 686 views

インストアのデジタルサイネージで顧客の行動に合わせて表示内容を変える広告が始まっています。

行動ターゲティングといえばネット広告という感じですが、アメリカではすでにデジタルサイネージ版が登場し、店頭に置かれ始めました。

ダンキンドーナツ では顧客が朝コーヒーを注文するとレジのモニターでブレックファースト・サンドイッチを薦める広告が表示されるなどの実験を行っているほか、P&G もドイツの大手スーパー METRO の Extra ストア(フューチャーストア)で RFID タグの付いた商品を棚から取ると関連した広告を流す試みを行っています。これは例えば、シャンプーを手に取った顧客に対して、そのシャンプーと同じ髪質に合うコンディショナーを薦めるといったものです。これらのデジタルサイネージの多くはカメラを備えており、ゆくゆくは顧客の外見からお薦めの商品を判断して広告を流すことを目指しています。

こうしたインストアでの試みはまだ実験段階で、最適な広告コンテンツや消費者の反応を調査するにはまだ時間を要する上、モニターの数が増えすぎると逆に無視されるのではないかと懸念する声もありますが、顧客層の断片化とテレビ広告の衰えは顕著なため、広告費がインストア・マーケティングへとますます流入しており、顔認識技術の導入などさらなる技術革新が進行中です。

現状のデジタルサイネージ・ネットワークの多くでは、コンテンツをあらかじめプログラムしておく必要があり、また配信にも時間がかかるため、在庫がなくなったあとでも広告が流れ続けるなどの問題があり、顧客や在庫状況などに応じて瞬時にコンテンツを切り替えられる技術には需要がありそうです。イスラエル資本の Aroma Espresso Bar では、在庫状況に応じてレジのモニターに表示する広告を変え、売れ残りを減らすシステムをテスト中だそうです。

インストアは広告効果が見えやすいため、デジタルサイネージの導入が進むことが期待できそうですね。

Ad targeting is coming to a store near you.

In the latest effort to tailor ads to specific consumers, marketers are starting to personalize in-store promotions based on products the consumer recently picked off a shelf or purchased — and in the near future, based on what the shopper looks like.

Dunkin' Donut

The Ad Changes With the Shopper In Front of It - WSJ.com より、一部引用)

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アメリカの「モバイル連携型」デジタルサイネージの最新動向

2008-07-29 :, , , , , , , , , , , , , , : DSI : 5,118 views

日本ではまだ見られないデジタルサイネージのジャンルにモバイル連携型(mobile-driven digital signage)というものがあります。

携帯電話の「万能リモコン化」が進行する中、デジタルサイネージすら携帯からコントロール可能になりつつあり、これまではタッチスクリーン技術などを使って行っていた操作が、もっと離れた場所から携帯でできるようになります。

例えばカフェに居合わせた複数の人が携帯を使ってデジタルサイネージのモニター上でチャットをしたり、スクラブルのようなゲームを競い合ったり、という具合です。これによって画面へのアテンションが上がり、引いては広告を見る時間も長くなるのだそう。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=sK9c5npH2oA]

さて、ここまでなら以前にご紹介した MegaPhone とも似ていますが、この LocaModa の場合はこれをさらにソーシャルネットワークと結びつけ、モバイル、インターネット、デジタルサイネージの3つの媒体を一体化することで、インタラクティブなマーケティングキャンペーンが実施可能なプラットフォームを提供しています。

例えば、全米のバー3万店にデジタルジュークボックスのネットワークを持つ TouchTunes 社と共同で、Beck のニューアルバム “Modern Guilt” のプレリリースキャンペーンを行った際には、携帯から SMS でテキストメッセージを送ると発売前の新曲が聴ける最寄りの TouchTunes のロケーションを知らせるというサービスを実現しました。キャンペーンの情報は Facebook、iLike、MySpace などの SNS で告知され、オンラインとリアルワールドの両方でコアなファン層にリーチすることができたそうです。(原文:Beck Pre-Releases New Album “Modern Guilt” to TouchTunes Network より一部を要約して引用)

モバイルと SNS を取り込むことで、デジタルサイネージに口コミのパワーを付け加えることができます。確かにこういう使い方であれば大きな効果が見込めそうですね。実際の調査でもよい結果が出ているそうです。

ほかにも、ユーザーが携帯から送ったテキストや写真をデジタルサイネージの画面上に表示する技術としてこんなものがあります。

BlueFire uTV

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ハンドヘルド・プロジェクターで、空間に情報を埋め込み、やり取りする

2008-03-06 :, , , , , , , , : DSI : 1,060 views

プロジェクターの話題はデジタルサイネージからは少し離れますが、脱線ついでにもうひとつ。

ハンドヘルド・プロジェクターと言って、プロジェクターとレーザーポインターのようなポインティングデバイスを組み合わせたものに、3D トラッキングシステムを組み込んだ装置を使って、部屋の壁や机の上など、リアルに存在する物体の上に情報を書き込んだり、それをほかの人とシェアしたりすることが可能になる、という驚きの世界です。

まさに近未来サイエンスフィクションという感じなのですが、研究室レベルではすでに実現されているようです。ともかく、百聞は一見に如かずですので、こちらのデモムービーをご覧下さい

[youtube:http://youtube.com/watch?v=KFqsN4MbumA]

どうでしょう?5年後、10年後には、こんなものが普通に手に入るようになるんでしょうか?ワクワクします。

プロジェクターはますます面白そうですね!

基本的な使い方を説明したムービーがあるので、こちらも合わせてどうぞ

[youtube:http://youtube.com/watch?v=8-AJnLMzE0k]

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