日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
このところデジタルサイネージ市場では、海外からの日本市場への参入のニュースが続いていますが、韓国からも面白い製品がやってきました。
その名も「アドカレーター(ADCALATOR)」。
なんとなく想像が付きそうな名前ですが・・そうです!エスカレーターに広告を表示してしまおうという製品です。

携帯博士 木暮祐氏のブログでは2年前にすでに韓国で目撃された様子が報告されていますが、写真の通り、意外なところにモニターが付いています。この装置には液晶モニターとスピーカーの他にハンドレールを除菌清掃する仕組みまで付いていて、2004年には国際特許も取得しています。
韓国にはいろいろとユニークな製品が多いですが、これはかなりよくできていますね。
シカゴ空港では広告を表示するために使われているそうですが、日本市場での反応は「安全のための注意を促すため」によいのでは!ということだそうです。日本は世界的に見て安全基準が突出して高い国のひとつではないでしょうか。日本においては、デジタルサイネージも「広告」より「安全」を売りにした方が活路を見いだせるのかも知れませんね。
日本のデジタルサイネージ市場もいよいよ熱くなってきました。
先日の記事でも今デジタルサイネージが最もホットな国はマレーシア?という情報を紹介しましたが、日本を含めたアジアの市場はこれからということで、欧米からの参入も増えて来そうです。
スロベニアのネプチューンデジタルは日本の電子看板(デジタルサイネージ)市場に参入する。欧米を中心に事業展開してきたが、ブロードバンド(高速大容量)通信のインフラ整備が進む日本で今後、電子看板の普及が進むと判断。低コストで導入でき、操作も容易な電子看板システムを投入し、初年度4000台の販売を見込む。
日本への参入にあたりアイクリエーション(IC、東京都港区)と代理店契約を結んだ。今後はICを窓口に複数のソリューションベンダーと組んで日本市場を開拓する。
提案する電子看板システムは専用セットトップボックス(STB)とコンテンツ管理ソフトで構成。STBは各種ディスプレー装置に接続して広告や情報を表示する。STBは1台あたり10万円程度で提供。導入側は既存システムに比べコストを大幅に軽減できるという。
STBは固定通信回線、第3世代携帯電話回線、地上デジタル放送などの伝送インフラに対応。固定回線とつないで据え置き型として設置するほか、バスや鉄道などに搭載した場合でも携帯電話回線を介してリアルタイムに情報を更新できる。情報の更新はセンター側で一括管理する。表示する広告内容は専用ソフトを用いて映像と文字情報から簡単に編集して制作できる。
ネプチューンの電子看板システムは、米国で空港内の離着陸情報の表示板として採用されるなど欧米で普及。今後、成長が期待できるアジア市場に販路を広げる。
昨年シカゴで行われたデジタルサイネージ EXPO のムービーを公開します。ニューヨークの映像も含まれます 。
日本からの来場者はとても少なかったように思いますが、今年はどうでしょうか。
[youtube:http://youtube.com/watch?v=Z3jgjCB4uXE]
以上は私が撮影してきたものですが、以下は事務局が作成したオフィシャルな紹介ビデオです。
被接触 IC タグ(RFID)を使った、新しいタイプの電子ポップシステムがリリースされました 。
以前、ワインのボトルをかざすとそのワインに関する説明が表示されるというシステムを見たことがありますが、そのシステムではバーコードを読み取って情報を切り替えていました。
そのバーコードの代わりに IC タグを使ったもののようです。ユーザーのアクションに反応して情報を返すというタイプのサービスは応用範囲がとても広そうですね。
ユーザーがアクションしなくても勝手にセンサーが反応して最適な情報を選択して提供する、というものが登場するのも時間の問題でしょう。
ICタグを使った電子POPシステム(ネットワーク対応型)は、電子POPにICタグのリーダライタを内蔵しており、店舗の商品棚に設置した端末に、消費 者が商品説明やキャンペーン情報などのICタグ付きカードをかざすことにより、情報を提供するものです。商品パッケージや従来の2次元のPOPでは伝えに くかった詳細な情報を、動画や音声を含めた形態で表示することができ、購買意欲の促進に貢献します。
また、スケジューリング機能を使って、同じ商品説明用タグで時間帯によってターゲットに合わせたコンテンツを表示させることができます。さらに、大きな特 徴として、ネットワークに対応しているため、コンテンツの変更が容易に行えます。商品コンテンツの配信は、インターネット回線、ウィルコムのPHS通信、 無線LANなどを通じて行い、各種コンテンツをリアルタイムで切り替えて、各種の情報を消費者に提供することができます。
デジタルサイネージでは話題になることの少ないプロジェクターに秘められた大きな可能性について考えてみます 。
デジタルサイネージといえば、液晶(LCD)、プラズマ(PDP)、LED などのモニターを使うものが主流ですが、じつは僕としては「近い将来プロジェクターが来る!」と思っています。プロジェクターには 明らかな利点がいくつもあると思うからです。
例えばポケットに入れて持ち歩けるようなプロジェクターや携帯電話に内蔵されたプロジェクターなど、超小型のプロジェクターが普及すれば、手のひらやテーブルが即座にスクリーンに変わります。またプロジェクターであれば人の視線を追尾して画面を移動させることも可能でしょうから、モニターの前で足を止めずとも、歩きながら見続けることのできるデジタルサイネージも夢ではありません。設置のためのコストの面でもプロジェクタが有利ではないでしょうか。人が手を触れることのできない場所から映写することができるので、機械の保守も簡単になりそうです。屋外など明るい場所で見えづらいなどの欠点もありますが、それに関しては他のモニター類も同様の欠点を持っています。
これから先のデジタルサイネージを考える際には、必ずしもモニターの使用を前提にしない方が いいかも知れません。
