Page 1 of 212»

「調査∩アメリカ」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


2012年には新規デジタルサイネージの 40% が SMS 対応になる

2008-12-26 :, , , , , : DSI : 482 views

日本ではかなり初期から携帯電話でも電子メールが使えたため普及しなかった SMS(ショートメッセージ)ですが、日本以外の地域では非常に一般化している携帯電話の機能で、最近はリテールを中心に SMS を使ったインタラクティビティを組み込んだデジタルサイネージが増えています。

Bluetooth や RFID、Wi-Fi などのほかの技術と比べても操作が簡単で携帯電話への搭載率も高いことから、2012年までには新たに設置されるデジタルサイネージの4割が SMS 対応になるとの調査結果(www.multimediaintelligence.com)が発表されています。SMS 以外のテクノロジーも含めた数字ではワイヤレス対応のデジタルサイネージがすでに 17万台にも及び、今後ますます増加するとの予測です。

実際、2007年にはわずか 5%に過ぎなかった対応率が 2008年には 15%にまで急増しているとのこと。先日の米大統領選挙の際には、タイムズスクエアのビルボードにオバマ氏を支援する人々からのテキストメッセージが表示されました(下の写真)。

デジタルサイネージにインタラクティブな機能が備わることは必然的な流れと考えられますが、SMS がその最有力な手段と見られているようです。携帯電話では日本だけがガラパゴスになってしまっていると言われますが、今のところデジタルサイネージでも日本はちょっと特殊な展開をしていますね。

ただ、RFID やモバイル決済では日本が突出しているので、その強みをうまく活かして行きたいものです。いずれは世界中の携帯電話が日本のケータイのようになるでしょうし、モバイル決済が一般化すればすべての OOH メディアが Point-of-Sales メディアになりえます。

Obama Minute

Nearly half of all new digital-signage displays will use SMS text messaging for interactivity by 2012, according to researcher MultiMedia Intelligence.

Txt 2 b top 4 ntwrks より、一部引用)

ほかにもいくつか面白い数字が発表されています(www.multimediaintelligence.com)。

  • サーバーからデジタルメディアプレイヤーへの接続の 90% が Ethernet 経由である
  • 2012年までには新たに設置されるデジタルサイネージの 70% が HDMI 接続になるだろう
  • 2008年のケーブリング関連の売上は1億7,000万ドル(約162億円)に達する
  • 2008年にドイツで新たに設置されたデジタルサイネージ・ディスプレイの数は 5,000台になるだろう
コメント(0)
コメントする

世界の最新デジタルサイネージ市場予測:米国市場、欧州市場ほか

2008-11-07 :, , , , , , , : DSI : 3,170 views

最近発表された4つの予測資料によると、デジタルサイネージのハードウェアおよび OOH ビデオ広告市場の先行きは明るく、2012年まで堅調な成長が期待できるとのことです。

今年の世界のデジタルアウトオブホーム市場は 12.8%の成長で 61.1億ドル(約6,000億円)に達する見込み。昨年の 22.6%よりは鈍化したものの、2007年から2012年までの平均成長率は 14.5%との予測です(PQ Media 調べ)。

The forecasts for digital signage hardware and out-of-home (OOH) video advertising sales recently issued by four independent research firms paint a bright picture for an industry that has emerged as the dynamic Fourth Screen in communications and advertising.

Studies Forecast Steady Growth in Digital Signage Hardware and Advertising Sales より、一部引用)

アメリカ市場

世界の 40%近くを占める米国のデジタルサイネージ市場は、昨年比 11.2%の成長となる 24.3億ドル(約 2,300億円)で、今後はロシア、インド、中国、ブラジル、オーストラリアといった国々の成長により米国の比重は低下するものと予想される。

アメリカでは今年 8.1%の成長となるビデオ広告ネットワークが OOH 市場の中で最大の割合を占め、これにはデジタルビルボードやアンビエント広告プラットフォームも含まれるが、単体では 28.2% 成長のデジタルビルボードが最も高い成長率を示しており、2012年まで引き続き 20%台を維持する見込み。一方アンビエント広告プラットフォームや場所ベース(place-based)メディアは今年 6.8%の成長率となった。

景気減退の影響については、広告業界ですでに始まっているメディアシフトがさらに加速し、デジタル OOH への遷移が促進されるとの見方が出ている。広告主は広告への出費を控えるだけでなく、より効果的な方法を求めているため。

ヨーロッパ市場

ヨーロッパ市場に関する別の調査(Goldmedia 調べ)では、2007年からの5年間でデジタル OOH 広告の売上高は 約 204百万ドル(約 200億円)から 797百万ドル(約 780億円)へと4倍増し、OOH 広告市場全体の1割程度を占めるまでになるとの予測。また従来の広告媒体のうち、今後5年間に広告費の増加が見込めるのは OOH セクションのみという予測結果となっている。

テクノロジー市場

MultiMedia Intelligence 発表の調査によれば、今年のデジタルサイネージ用ディスプレイの出荷台数は 34%増の 110万台に上り、2012年までには 230万台に達する見込み。2009年には成長の鈍化が予想されるものの、2010年には二桁台の成長を回復すると見られる。今年はオリンピック需要の後押しを受けて中国がついに米国を抜いてトップとなった。業種別のトップ3はリテール、交通、レストラン&バーとなっており、教育や企業内コミュニケーション用も伸びているという。

関連市場

ソフトウェア、ハードウェア、および設置や運用サービスまでを含めた包括的な調査(ABI Research 調べ)によると、2008年から2013年のアメリカ市場は 641百万ドル(約 630億円)から 14億ドル(約 1350億円)近くにまで成長する。今後12〜14ヶ月は経済不況が予測されるものの、新しい強力な広告媒体としてのデジタルサイネージにとってはむしろ成長の好機となると同調査では見ている。

まとめ

いずれの調査でも、購買の現場で消費者にアプローチできる点や、従来メディアでは不可能だった高度なターゲティング、インタラクティビティを含めた コミュニケーションメディアとしての優位性といった、デジタルサイネージならではの特徴を高く評価しており、こうした新しい広告手段に対する広告主側の ニーズの高まりから、経済不況もむしろ追い風として作用するのではないかとの予測となっています。

コメント(0)
コメントする

米デジタル OOH 市場では広告用途が年率 58%の高成長

2008-11-04 :, , , , , , , , : DSI : 562 views

InfoTrends Inc. によれば、デジタル OOH 市場の複合年間成長率は 25%で、2011年には 26億ドル(約2,600億円)に成長する見込み。

北米には 837,000台のディスプレイが設置されており、年間 18%の増加率。そのうち 43%が主に第三者からの広告の表示を目的としており、年間 58%の成長率となっている。

その他のディスプレイはブランディングや社内コミュニケーションなどの目的に使用されていますが、広告用途が高い成長率を示していることから、これらのディスプレイも将来的に第三者の広告を表示するようになる可能性があります。

InfoTrends Inc. reports that DOOH is growing at 25 percent CAGR toward $2.6 billion by year end 2011. The number of 837,000 displays currently installed in North America is growing by 18 percent annually. The 43 percent of these displays that are used primarily for third party advertising is growing at 58 percent annually.

Digital out-of-home is an advertiser’s most powerful tool より、一部引用)

コメント(0)
コメントする

米Sports Retail Networks が新たに The Golf Network を展開。RFID 連携も。

2008-10-21 :, , , , , , , : DSI : 283 views

アメリカでは業種別のデジタルサイネージ・ネットワークが進行していますが、全米のスポーツショップをネットワークする Sports Retail Networks が新たに The Golf Network(TGN)を展開しています。3年間に渡るテストの結果、30%の売り上げ増加という結果が得られたことを受けての決定で、今月中に 100店舗への導入を完了し、2009年第1四半期中には400拠点まで増強、2010年には 1000拠点を目指す計画です。

ゴルフショップの顧客特性から、高所得者にターゲットを絞った広告媒体としても魅力があると考えられており、TGN では EnQii 社と提携してデジタルサイネージとモバイル、RFID との連携を進める計画です。同社では顧客とブランドとの対話こそがこの媒体のキラーアプリケーションとなると考えているためです。

The Golf Network (TGN), a US based narrowcast provider for golf retail, has named EnQii, a leader in the digital signage out-of-home market, as its communication and technology DOOH solution partner.

TGN has appointed EnQii to advance its integration of digital signage, mobile messaging and Radio Frequency Identification (RFID) as TGN rolls out its network operation within major golf retailers throughout the US.

Golf Network Partners With EnQii より、一部引用)

コメント(0)
コメントする

米コンビニ調査でデジタルサイネージにより売上げが 26〜88% 増加

2008-09-26 :, , , , , , , , , : DSI : 1,504 views

アメリカのコンビニを対象にした初の大規模な調査により、デジタルサイネージの有効性を示す強力なデータが得られました。

アメリカ東海岸を中心に 400店舗のコンビニにデジタルサイネージのネットワークを持つ Digital Promo network (DPN) が1年間をかけて行った調査によると、デジタルサイネージによる広告を流した場合の当該製品の売り上げは平均で 26%、最大の効果を示したカテゴリーでは 88%の上昇を記録しました。また販売数量も平均 18%上昇しました。

今回の調査は複数カテゴリーの商品に対して網羅的に実施されたもので、デジタルサイネージの配信記録と POS レジのデータを照合する方式で行われました。デジタルサイネージの設置された 240店舗とデジタルサイネージのない 140の比較対象店舗のデータが集計されており、デジタルサイネージの効果測定調査として十分な信頼性のあるデータが公開されたのは今回が初めてだと考えられます。

長く待ち望まれていたデータがついに公開されたという感じですね。これでデジタルサイネージの導入にも弾みがつくのではないでしょうか。

なおこの調査に関しては、カテゴリーごとの詳細なデータや具体的な調査方法なども公開される予定で、DPN では10月4日から開催される NACS Show までに公開するとしています。

Digital Promo network DPN today announced the preliminary results from a 1-year study of Point-of-Sale POS sales data collected from their 400-store C-Store centric network, which includes 240 stores equipped with networked digital screens and 140 control stores. The network reaches major and minor DMAs on the east coast. The results measured for advertised products across multiple categories, showed sales increases of up to 88%. When averaged, advertised product dollar sales rose 26% while product volume increased 18%.

Advertising on Digital Signs in Convenience Stores Shows a Sales Lift of up to 88% より、一部引用)

コメント(0)
コメントする

米ニールセンが史上初の OOH メディア視聴率を発表

2008-09-09 :, , , , , , , , , : DSI : 522 views

ニールセンがついに家以外の場所での視聴率データを発表しました。今後はオフィスやフィットネスクラブ、ホテル、バーなどでの毎日のTV視聴率が提供されるようです。

7月のデータとしては、Fox の『House』と ESPNの『Home Run Derby』が最高の 570,000 ポイントを記録し、スポーツ競技場の区分では NBC が放送した北京オリンピック開会式の視聴者数が 110万人に達したそうです。

現在のところ 2,500箇所での観測に基づく数値でしかありませんが、今後重要性が増すことが見込まれる分野だけに、ニールセンでは年内にこのサービスを増強する計画です。

デジタルサイネージ業界では家以外の場所でのメディア消費の増加が主張されてきたわけですが、その実態が数値で明らかにされることで、ようやくメディア企業や広告主に対しても説得力のある主張となりえます。

デジタルサイネージをはじめとして、OOH メディアにとっての追い風になりそうですね。

Nielsen has released its first national TV ratings of television viewing outside of the home. Together with audience measurement partner Integrated Media Measurement, the new daily reports cover audiences in locations such as offices, fitness clubs, hotels and bars.

aka.tv - Nielsen Provides First Ever Out-Of-Home Viewing Figures より、一部引用)

コメント(0)
コメントする

テレビ衰退の真の原因は?:米ニールセンが TV、インターネット、モバイルの3つを比較した調査データを発表

2008-07-10 :, , , , : DSI : 618 views

インターネットのおかげで人々がテレビを見なくなっていると言われていますが、アメリカでのこの調査結果を見る限り、それほど単純な話でもないようです。

米ニールセンによると、2008年5月の家庭におけるテレビ視聴時間は1年前より4%増えて 127時間15分だったそうです。一方、インターネットの利用時間は9%伸びて 26分26秒でした。伸び率ではインターネットの方が上回っているものの、テレビの視聴時間も増えているんですね。

中でもテレビをいったん録画してから見るケース(Watching Timeshifted TV)が56%も伸びているのが目立ちますが、今のところはまだテレビ視聴全体の5%にも満たない時間(5分50秒)です。

それでは、テレビの広告効果が薄れてきていると言われる原因は一体どこにあるのでしょうか。視聴時間が伸びているのに広告効果が落ちているというのは、メディアとしての影響力そのものが低下しているということなのかも知れません。

nielsen three screen time spent watching per user may 2008

Screen time of the average American continues to increase, with TV users watching more TV than ever before (127 hrs, 15 min per month), while also spending 9% more time using the internet (26 hrs, 26 min per month) than last year, according to the Nielsen Company.

Nielsen Reports on TV, Internet and Mobile Usage among Americans より、一部引用)

コメント(0)
コメントする