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「led」アーカイブ(デジタルサイネージ総研ブログ)


FPD International 2009から見る未来のデジタルサイネージ

2009-11-05 :, , , , , , , , , : DSI : 584 views

先月末に開催されたフラットパネル関連の展示会FPD International 2009を見に行って来ましたので簡単に報告致します。同じく先月開催されたCEATEC JAPAN 2009でも各パネルメーカーが3D対応のディスプレイを発表していましたが、FPDにおいてもこれでもかという程3D関連の製品が多く展示されていました。技術的な詳細なレポートは日経テックオンさんなどのサイトに譲るとしてデジタルサイネージのこれからを考えながらいくつかの展示を見てみました。

  • トレンドとして
  • ディスプレイ産業の傾向としてひとつのトレンドが形成されると各社が軒並み類似する製品をリリースするというものがあります。現在のトレンドとしては「3D」「薄型から電子ペーパー」「マルチタッチの高度化」があげられます。

  • 3D
  • 国内や韓国・台湾など多くのメーカーから様々な形式の3D技術が紹介されていました。レンチキュラーレンズ方式・視差バリア方式・アクティブシャッター方式などそれぞれの技術的な差異はそれぞれあるのでしょうが、一般のユーザーからするとどれもそんなに違いがないように感じます。現在は飛び道具的な表現として利用される事が多い3Dですが、この数年以内にあっという間にコモディティ化していく事は間違いないでしょう。価格が下がり一般化してゆく事とヒトの目が慣れてしまう事は急激に進んで行きます。

    AUOのレンチキュラーレンズ方式ハイビジョン3D
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    LGの47インチユーザートラッキング3D

     AUOの展示ブースに電車の運行案内への利用をイメージさせる3Dディスプレイがありましたが、パブリックな空間で展開される3Dの表現がどんなものが適切なのかはこれから検討していかなければいけない課題ではないでしょうか?製品の写真や社名のロゴが飛び出して見えるという事はユーザーに特に便益をもたらさないですからね。

  • 薄型から電子ペーパー

  • LGの世界最薄をうたう5.5mmのLED液晶TV

    確かにとっても薄い!

    E INKの電子ペーパー端末

    「うちが世界で一番薄いです!」という事でこちらも各社が競って製品を展示していました。薄型のディスプレイの技術的進化には終わりがなさそうなのは、ここ何年かのFPDの展示会をを見て感じる事です。液晶パネルの薄型化も極限まで進んでいくでしょうが、今後の表示技術としは電子ペーパーが大きな存在感を表す事が考えられます。静止画であれば電力も消費しませんので、エコな視点からみても優位性があります。以前、電子ペーパーコンソーシアムの方と意見交換をさせて頂いたのですが、電子ペーパーの技術的な可能性や社会に与える影響を検討している彼らが提唱しているのは「ラッピング革命」です。

    電子ペーパーによってあらゆるモノの表面が覆われ,モノの表面が表示体として情報を提示することで,電子ペーパーが物理空間と情報空間という,私たちの生きる二つの生活空間の接点となる世界——。そのような世界への変化を,電子ペーパーコンソーシアムは「ラッピング革命」と名づけた。それはモノがモノであると同時に情報メディアとなる世界であり,私たちが情報を取得するたびごとに鞄やポケットから「そのために作られた特別な機器」を取り出す必要のない世界である。

    電子ペーパーによって“ラッピング”された世界より引用

    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=0B28SHBmMNI]
    電子ペーパーになった新聞の未来
    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=iAU_ZLbVcXA]
    イノベーションとハイテクによる未来像

     私たちの暮らす物理空間と情報空間が電子ペーパーというメディアでシームレスに繋がる、平たく言うとマイノリティリポート的な世界感、アカデミックな人たちが言うところの空間知能化された世界、ディスプレイ産業からするとアンビエント・ディスプレイが未来の姿になってくるでしょう。しかし、そうした時代がくるまでしばらくの間、デジタルサイネージ業界としては大きな筐体に入ったモニターとお付き合いしてゆかなければならないのは事実です。今使える技術とディスプレイの価格と格闘しながらビジネスを作っていくためには解決しなければならない問題がまだまだありそうな気がします。

     

  • マルチタッチなどの高度化

  • AUOのインセルタイプのマルチタッチ技術

    こんな感じでディスプレイに書く事ができます。

    タッチパネルもマルチタッチタイプのものが多く見られました。ここ数年、色々な国のデジタルサイネージ関連の展示会でマルチタッチのデモを様々見てきましたが、画像をきゅーっと大きくして、クルクル回すという展示ばかりで、正直食傷気味です。普通の暮らしの中でそうした事を行う必然性があまり感じられません。マルチタッチでどんなアプリケーションが展開されるかが重要とつくづく感じさせます。今年のシーグラフで発表されたMedia Interaction Lab.のような生活シーンを想像できるような展示をパネルメーカーさんにも期待したいところですね。

    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=Tio5OvIqToc&feature=player_embedded]
    マルチタッチのテーブルによってリビングルームの家電製品がコントロールできるというデモ

     
    「3D」「薄型化」「マルチタッチ」といったディスプレイ産業の近未来を見据えたトレンドはある程度は明確になってきています。ただし、デジタルサイネージという事業を考えた場合、あくまでも現在メーカーのカタログにある製品を選んで、営業マンと商談して、見積もりを取って、トラブルなく設置を行い、各方面と調整を行い、ビジネスとして成立させなければなりません。新しい技術を取り入れる事が、単なる担当者の自己満足やクライアント受けをよくするための演出ではなく、ユーザーのベネフィットにどうつなげられるのかをもう少し考える必要がありそうだということをちょっぴり教えてくれた展示会でした。

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    タイムズスクエアでも「グリーン」がトレンド

    2009-01-15 :, , , , , : tsuge : 346 views

    タイムズスクエアのビルボードも近頃グリーン化の流れですが、最新の事例として、コカコーラのビルボードの風力駆動化を紹介します。コカコーラは従来タイプの電源供給から「エコ・フレンドリー」な風力発電による供給への切り替えを、人々の注目が集まる大晦日の31日に設定し、アルミ缶とペットボトルのリサイクルを宣伝するキャンペーンも同時に実施しました。企業として「エコ」をマーケティングツールとして積極的に打ち出しています。
    green_ad

    ちなみにこの巨大サイン一台を風力駆動に変えることで、年間に38戸の一般家庭の電源供給を同じく環境にやさしい方式の電源供給に変えるのと同じ削減効果が得られるそうです。
    そして、30余りあるこのエリアのその他のデジタルビルボード業者もこれに追随する動きを取っているとのことで、サイネージ業界でも環境訴求の動きが高まっていることを表しています。グリーン電源のソリューションはCon Edison社によるものです。

    一方でライバルのペプシは、同じく大晦日にタイムズスクエアで対抗イベントを打ち出しました。44thストリートにあるABC Super Signに一般の人が写真やメッセージをアップロードできるというものです。
    こちらはいかにもアメリカらしいですが、地味ながら大切なことである環境対応に正当な評価が与えられることを期待します。

    (Times Square billboard firms turn to wind power から一部引用)

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    ヨーロッパのデジタルサイネージ事例まとめ(ムービー)

    2008-12-14 :, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , : DSI : 5,563 views

    ヨーロッパでは日本よりもデジタルサイネージの導入が進んでおり、様々な事例が見られます。

    以下のムービーはロンドン・アムステルダム・ドイツ各地で撮影したデジタルサイネージの事例をまとめたレポートです。
    今後は生活のあらゆる場面でデジタルサイネージが使われるようになるだろうということがわかると思います。

    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=-PVad4zP8o8&ap=%2526fmt%3D18]

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    Times Square に新たな巨大デジタルビルボード「Super-sign」が誕生

    2008-11-21 :, , , , , , , , , , : DSI : 1,341 views

    世界各地でデジタルサイネージのビッグプロジェクトが次々と完成していますね。アメリカではコムキャストセンターの事例よりも遥かに大きい LED スクリーンがタイムズスクエアに登場です。

    The Walgreen Company LED sign on 1 Times Square being tested Wednesday night. (Photos: David W. Dunlap/The New York Times)

    1 Times Square という象徴的な住所に建つ由緒あるビルの3面を覆う、高さ340フィート(約 104m)、総面積 17,000 sqft(約 1,580平米)のスーパーサインが、アメリカ最大のドラッグストアチェーン Walgreens のフラッグシップストアの開店に合わせて昨夜(2008年11月20日)公開されました(同社プレスリリース)。

    この新たなスペクタキュラーの中心となるのは高層ビルの側面を斜めに貫く形で設置された幅8mの帯状の LED ディスプレイ2枚で 1,200万個の Nichia America 製 LED を使っています。他にも 13枚の 60インチプラズマディスプレイなどを含む全 29面でシンクロされた映像を映し出します。

    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=7HdRXpCP8uQ&ap=%2526fmt%3D18]

    広告のセールスは ABC 放送の関連会社である ABC New Media Sales が独占的に取り扱い、既に数億円の複数年契約を結んでいる Colgate、Kraft、Johnson & Johnson、L’Oreal をはじめ、クライアント企業のスポット広告と Walgreens 自身の広告を毎日 20時間表示し続けます。タイムズスクエアの一等地にあるため1日あたり 160万インプレッション(平日)だそうです(詳しくは walgreenstimessquare.com)。

    この巨大メディアに映像を映し出すためには 32台のカスタムビルドされたコンピューターから 30秒あたり 150GB のデータを常に送り出す必要があり、処理速度の問題から非圧縮のデータを用いてギガビットのネットワークで転送しています。

    LED を使うことでシステム全体のコストを CRT の場合の4分の1に抑えることができた上、消費電力も約10分の1の平均 250kW で済んでいるそうです。輝度は 8,000 Nits(cd/m2)とものすごい明るさです。

    To create the imagery, 150GB of information is transmitted every 30 seconds from 32 custom-built computers. Because so much information has to be transmitted so quickly, all of the imagery is sent in an uncompressed format; if it were compressed to save space, too much computing power would be need to uncompress the information.

    LEDs Light Jumbo Sign in Times Square より、一部引用)

    また、Walgreens には1920年代から1970年までこのビルに店を出していた歴史があり、今回のグランドオープンは歴史的帰還の意味も持つというエピソードがあります。ちなみに現在この辺りの相場は1フィート四方あたり 200〜250ドルで、店舗面積は1階〜3階までの 16,200sqft とのこと。年間の賃料は4百万ドルを超えます。

    Walgreens Historical Archives

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    太陽電池駆動の巨大 LED スクリーン:デジタルサイネージ大国、中国の先進事例

    2008-11-12 :, , , , , , , , , , , , , , : DSI : 2,083 views

    世界でもデジタルサイネージの成功事例が最も多いと思われる中国ですが、北京には名実共に世界最先端の事例があります。

    この Xicui エンタテイメント・コンプレックス・ビルでは、道路に面した壁面が丸ごと LED パネルとなっています。その面積は 2,200平方メートル。「Greenpix Zero Energy Media(グリーンピクス・ゼロエナジー・メディア)」と名付けられたこの巨大なデジタルサイネージは、その名の通り消費電力ゼロで動作するメディアウォールとなっています。

    Flash Player 9 以上をインストールしてください。

    驚くべきことに、このシステムはすべてソーラーパワーで動いており、パネルのガラス自体に組み込まれた太陽電池が昼間の太陽光を電力として蓄え、そのエネルギーを使って夜間に映像を映し出す仕組みを実現しています。

    Zero Energy Media Wall
    ガラスに埋め込まれた太陽電池パネル

    世界トップクラスの建築とエンジニアリングの専門家が集まって設計したこの建物は、デジタルサイネージの事例としてだけでなく、建築業界や太陽電池業界など多方面からの注目を集めています。

    こうした最先端のプロジェクトを進める場合、ニューヨークでは「この技術にはすでに実績があるのか?」と聞かれるのに対し、中国では逆に「間違いなく世界で初めての試みか?」と確認されるそうで、この国には新しいものに挑戦したいというメンタリティが顕著なのだそうです。

    オリンピックのおかげもありますが、中国の勢いには圧倒されますね。

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    ニューヨークの街を走り始めた 12フィート LED 看板付きの市バス

    2008-10-27 :, , , , , , , : DSI : 1,032 views

    New York Post の記事 によると、先日お伝えした Titan の新しいバス車体広告 のテストがニューヨークでも始まりました。

    当市のバスおよび通勤電車網の広告販売で8億ドル超(約800億円)の10年間契約を結ぶ Titan Worldwide では、すでに導入を始めたシカゴに続き、ニューヨークをはじめ他都市でもハイテク看板の導入を進めたい意向。

    搭載されたハイテク看板は、12フィート(4m弱)の最新 LED パネルと GPS 技術を用いたもので、時間帯や街区、近隣の人種別に広告ターゲットを分類し、表示する言語を変えるなど、広告を最適化します。ニューヨークの市バス M23 ラインで試験中で、クッキーの Oreo、Coca Cola、Sprite、Sleepy’s のマットレス、ダンキンドーナツなどの広告が表示されており、ニューヨーク州都市交通局(MTA)では、結果が良好なら来年のはじめから 200台程度のバスに搭載するとのこと。今回のテストでは、本格的に導入する前にサービスに支障がないことを確かめると同時に、広告主の関心の度合いを探るのが目的です。

    こうしたバス広告は動きのある映像で注意を引くため、ドライバーの運転の妨げになるのではという意見もありますが、ニューヨーク州都市交通局(MTA)では運賃に次ぐ第2の収入源となっている広告事業への期待は大きく、2007年の 106百万ドルから 今年は 125百万ドル(約118億円)への増収を見込んでいます。また道路の閉鎖や行方不明者の情報など、緊急情報の表示にも使えると見ています。

    ニューヨーク州都市交通局(MTA)ではこの他、地下鉄の広告強化にも力を入れており、CBS Outdoor が契約を結んでいます。


    MTA New York Bus Ad
    The MTA is currently testing out new digital screens that display ads on the sides of buses running on the M23 route. The screens, which use GPS technology to change according to each neighborhood’s demographic, are being installed by New York-based ad company Titan Worldwide; the company’s website declares that the 12-foot displays “are bright and unavoidable and will enable advertisers to target mass audiences by time of day, block, zip-code, demography and ethnicity.”
    Gothamist: New Digital Bus Ads to Change With Neighborhood より、一部引用)

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    ドバイで計画中の世界最大の LED スクリーンは 縦100m x 横20m

    2008-10-21 :, , , , , , : DSI : 1,080 views

    中東のドバイに 100m x 20m という非常識なまでの巨大 LED スクリーンが誕生します。

    PODIUM - Dubai

    現地の建設会社 Tameer が計画中の Podium タワーには、建物のファサード全体を覆う高さ 100m、幅 20m の LED スクリーンが設置されます。もちろん世界最大で、1.5キロ先からでも見えるそうです。

    世界中が不景気でも中東は関係ないんでしょうか。それにしてもスゴいです。もしかしたら数十年後を先取りした建物になるのかも知れませんね。

    Make a statement. Make it bold.

    Dubai-based construction company Tameer is boasting that it’s about to build the world’s largest LED screen, which will cover the entire 100m x 20m facade of Podium, the latest landmark office block to pop up in the desert Kingdom’s Majan district.

    Dubai to build biggest ever LED screen より、一部引用)

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