日本初のデジタルサイネージ・コンサルタント、デジタルサイネージ総研(TM)が国内および海外の最新情報や市場の動向をお届けします
「続きはWebで」というテレビCMも当たり前になりましたね。CMで関心を持ってもらい、詳細はネットで検索してもらうというスタイルが、インターネットの普及によって可能になりました。
では、これをデジタルサイネージに応用するとどのようなコンテンツができるでしょうか?今回はそんなコンテンツを提案してみたいと思います。
テレビCMで「続きはWebで」と表示して視聴者に検索行動を促し、キャンペーンサイトへと誘導する手法を電通とヤフーが進化させた。Yahoo! JAPANで検索すると、検索結果にそのまま商品動画などを表示することができる。
(「続きはWebで」が進化した! 電通とヤフーがYahoo!の検索結果にダイレクトに商品動画を表示するサービスを開発:MarkeZine より、一部引用)
デジタルサイネージの場合は「続きは(webではなくて)携帯で」となるでしょう。なぜなら家の外で使えるインターネット端末といえば携帯電話だからです。
実際のところ、携帯電話での情報検索について調べた調査によると、広告を見て気になった情報を携帯で調べるという行動は、すでにある程度一般化しているようです。
「携帯サイト・デイリーユーザー」の70%以上が、テレビや新聞、雑誌などの広告を見聞きして携帯サイトにアクセスした経験があると回答。広告を見聞きして気になった商品について調べる際、パソコンだけでなく、携帯電話も積極的に利用していることが明らかになった。
デジタルサイネージでは一般に、じっくりと画面を見てもらうことは難しいのが現状ですが、短時間で情報を伝え切るというのもまた至難の業でしょう。そこで、短時間のデジタルサイネージで興味を持ってもらったら「続きは携帯で」ということで RFID や Bluetooth を使ってピッと情報を持って行ってもらうのがよさそうです。
歩きながらでも、気になった情報があれば携帯でピッと取ることができるので、あとからゆっくり見てもらうことが可能です。また携帯からアクセスする先のサーバーでログを取れば、広告効果の測定も簡単です。現在は携帯電話からアクセスした人の属性を取得することはできませんが、近い将来には個人情報と切り離したマーケティングデータが利用できるようになると思われます。そうした情報を蓄積して解析すれば、どのモニターがどういう属性の人に見られているかを継続的にモニターし、把握することが可能になるでしょう。カメラを使って外見から属性を推測する以外にも、いろいろと方法はありそうです。
デジタルサイネージ総研では、ほかにもいろいろなコンテンツのアイディアを提供することが可能です。コンテンツでお困りでしたらご相談下さい。
携帯電話をリモコンのように使って、デジタルサイネージ上でゲームやチャットを楽しめるシステムをいくつかご紹介してきましたが、日本国内でも携帯電話で操作できるタイプのデジタルサイネージが登場しました。
しかも、テレビ電話機能を使ってゲーム画面内に動画を送り込むことも可能だそうです。実証実験の様子を撮影したビデオからは、ゲーム内キャラクターの顔の部分にユーザーの顔写真が入っているように見えますが、その部分が携帯電話のカメラで撮影されたライブ動画になっているようです。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=eREMbJQSP1o&ap=%2526fmt%3D18]
コンテンツの可能性が広がりそうな面白い技術ですね。詳細はプレスリリースをご覧ください。
バンテンが提供するインテリジェントデジタルサイネージプラットフォーム「エンゲージメディア」とSairis Group社が権利を持つ携帯テレビ電話ゲートウェイ「MobiActions(もびあくしょん)」とが連携することで、携帯電話ユーザーはテレビ電話を 通じてビジョンに映し出されるゲームアプリケーションコンテンツをリアルタイムに操作ができ、デジタルサイネージ上でインタラクティブ体験ができるように なりました。
(日本初、携帯テレビ電話を使用したインタラクティブデジタルサイネージ実証実験に成功:Vanten Press Release より、一部引用)
デジタルサイネージのコンテンツのヒントになりそうな、海外の屋外広告の事例を3つ、動画でご紹介します。
このテーマではすでに何度か書いていますが(こちらを参照)、面白いアイディアはまだまだありますね。
まずはこちら。説明は不要だと思いますが、これは笑えます。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=v0jlRceGBOI]
お次はビールの広告です。仕掛けは単純だけど、どうしても気になってしまうという、人の心理をうまく突いていますね。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=S-V7iH4OFXw]
最後は Google Video の OOH 広告です。ワザありですね。最高におしゃれです。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=Um-WL7FRANM]
アメリカの視聴率調査最大手であるニールセン社は、13億ドルの米OOHビデオ市場を睨んで、標準月間視聴率の提供を開始すると発表しました。同社はすでに Ideacast に対しサービスの提供を行っているほか、Gas Station TV、Arena Media Networks、CBS Outernet などネットワーク各社と契約を締結しているそうです。
Setting its sights on the burgeoning, $1.3 billion out-of-home video industry, Nielsen is close to announcing a new service that will deliver standardized monthly audience metrics for OOH video networks.
Nielsen has already issued its first report for Ideacast’s health club network. Sources confirmed other networks have also signed up for the service, among them Gas Station TV, Arena Media Networks and CBS Outernet.
これまでは個別に行われていた視聴率調査ですが、標準化されたデータが提供されることで、広告主がメディアを正しく評価できるようになると期待されています。メディアに広告効果の指標が付くことにより、デジタルサイネージによる広告ビジネスの土台が整いつつあります。
ニールセンのこうした動きの一方で、業界団体のひとつである OVAB(Out-of-Home Video Advertising Bureau)陣営も各社と協力して視聴率測定の標準化に取り組んできており、この夏に標準となる指標を発表する予定です。
日本国内でもやはり指標の標準化の取り組みが行われており、デジタルサイネージコンソーシアム内で議論が行われています。こちらは 2008年度内の公表を目指して活動中です。
以前にもご紹介したリクルートの「コマーシャライザー」ですが、東京駅で実証実験中です。
当然ながら広告効果の測定も行われていますが、音と映像に加えて香りも発生させているようです。機材やシステムなど、デジタルサイネージの仕組み自体はNTTコミュニケーションズが設置し、メディアテクノロジーラボ(MTL)が動画コンテンツを提供することで、「香るデジタルサイネージ」と「コマーシャライザー」のコラボが実現したようです。
ディスプレイの上には定点カメラが取り付けられており、端末利用者の年齢や性別、画面を見た時間などを測定する。クーポンの取得数や利用数などのデータと 合わせて、デジタルサイネージの広告効果を検証する。端末は、朝、昼、夜の時間帯ごとに柑橘系などの香りが出る仕組みとなっている。人間の嗅覚に訴えかけ る広告としてどれだけの集客効果が見込めるかも調べている。
(中略)
実証実験で使っている20秒程度の動画広告をFlashベースで作る場合、「通常は安くても1動画当たり6万円ほどのコストが掛かる」(永田氏)。コマーシャライザーを使えば、動画作成のコストを限りなく0に抑えられる。
(中略)
「デジタルサイネージ事業の売り上げはまだ立っておらず、今は実証実験の段階。今回の取り組みで顧客を店舗に誘導するという価値を提供できれば、利益も生み出せる」と展望を語る。
(デジタルサイネージ最前線:八重洲に巨大電子看板が出現 動画と香りで道行く人を顧客に - ITmedia エンタープライズ より一部引)
ウェブ向けのコンテンツの中には、ちょっと手を加えるだけでデジタルサイネージのコンテンツになりそうなものがいろいろとありますね。しかも、ウェブサイトで見せるよりも現場で見せた方が効果的なものがたくさんありそうです。というわけで、このような試みは今後も増えて行くだろうと思います。
本日7月18日から8月1日まで、
東京駅の八重洲地下街で、
簡単動画作成ツール『コマーシャライザー』で作成した
動画CMを配信する実験を行います。八重洲地下街「美味しく、夏ごはん。」キャンペーンに
参加しているレストランやカフェの動画CMが放映されます。
動画CMはコマーシャライザーサイトでもご覧いただけます。(『コマーシャライザー』動画CM配信実験@八重洲地下街(~8/1) : Media Technology Labs (MTL) : メディアテクノロジーラボ ブログ より一部引用)
ヨーロッパ滞在中に見かけた、ちょっと変わった屋外広告(OOH)のアイディアを映像でご紹介します。
電車やタクシーの車内、エレベーターや待合室といった特定の場所を別にすれば、公共空間でデジタルサイネージの画面を見てもらうためには、通行中の人々に足を止めてもらう必要があるわけですが、そのヒントは伝統的な屋外広告の手法の中にも見つけられるかも知れません。
[youtube:http://jp.youtube.com/watch?v=L_s0OgqfbdU&ap=%2526fmt%3D18]
カンヌの屋外広告部門でシルバーライオンを受賞した作品だとか。
ガラスで覆われたパネルの中に多額の現金が入っているという、単純明快な「強化ガラス」の屋外広告です。これは強烈に面白い!と思いました(詳しくは、日刊・世界の広告クリエイティブ: クレイジーな実証OOH。)
広告は基本的にアイディアが重要な世界ですよね。デジタルサイネージを使った広告も、アイディア次第でいろいろ面白い可能性があるんじゃないかと思います。