国内メーカからも、顔認証技術による視聴者解析機能付きデジタルサイネージ

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海外ではすでに、イスラエルTruMedia社の顔認識技術による視聴者解析技術を、C-narioやサムスン等がサイネージ向けに採用し、広告効果を最大化するソリューションを提供していますが、国内メーカでもその動きが出てきました。ROIが見えにくいサイネージにとって、効果を自動で、リアルタイムに測定し、さらにその場で最適な広告を流すというソリューションに、今後ますます期待が高まりそうです。日本メーカにも頑張ってほしいと思います。
昨年末のNECのパッケージシステム「eye flavor」に続き、OKIが、ミドルウエアで「Signage Eye」の販売を開始しました。
先のNECの「eye flavor」は、46型液晶パネル、顔認識用のカメラ、コンテンツ配信用の制御コントローラ、広告の管理・効果を分析するためのソフトウェア機能を一体化し、広告効果が高いとみられるコンテンツを配信できるシステムです。
カメラ映像から、前を歩く通行人の性別や年齢層を顔認識技術で判別。その際、広告属性や通行人の属性、コンテンツの配信スケジュールなどの情報から、コンテンツが通行人に与える効果を測定。得られた測定結果を基に、設置場所で最も広告効果が期待できるコンテンツを配信できるというしくみ。既に08年10月「グランデュオ立川」で実証実験を実施、08年12月16日に販売開始しています。価格は200万円(システム構築などの費用は別途)。今後3年間で,500台の販売を目指すとのことです。コーヒーのトップブランド「illy」の店舗での実証実験も08年12月16日~09年1月18日の一ヶ月間実施。
「グランデュオ立川」での実験では、11%の視聴率とのことで、この数字自体はインパクトに欠けますが、顔認証技術を使った広告の最適化により、どれくらいの効果が得られるのか、というところがポイントです。
残念なのは、現状日本人しか認識できない点です。1万件に及ぶ日本人の顔イメージを年齢性別でサンプリングし、それを元にデータベースを構築。この顔データベース素材が日本人のものしかないためです。
(NECプレスリリース より一部引用)
「グランデュオ立川」��面入り口��置による実証実験
「illy」店舗での実証実験
一方、OKIの「Signage Eye」は、ソリューション自体はNECと一緒ですが、こちらは組み込み向けを想定したミドルウエアでの提供で、OKIの組込み向け顔認識エンジン「FSE」を応用したものです。カメラの映像を内蔵プロセッサでリアルタイムに解析。組込用設計なので組込向けプロセッサでも問題なく動作し、ディスプレイ本体にも組込可。さらに用途に応じてアプリのカスタマイズが簡単である点と、OSに依存しない為、プロセッサ間の移植性が高い点、また、映像を保存せず、年齢や性別などの推計データのみを出力するため、プライバシーにも配慮できる点が特長です。FSEはニンテンドーDSiやソフトバンクモバイル等に採用されています。価格はオープンで、09年3月25日から出荷。今後3年間で5億円の売り上げを目指すとのことです。
こちらは日本人限定ではありません。
「Signage Eye」応用例
ディスプレイと一体のパッケージスタイルがトレンドになってきているので、OKIのソリューションを採用したパッケージが早く出て、市場が活性化することを期待します。
(OKIプレスリリースより一部引用)

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